雨に揺られながら かりんとうからオチテク甘さ
指から砂糖が見えるよで 舌にしかとどかない
障子紙を破って ストーブまでくるの
乾いてない防寒着を いつまでも着ている
持つ指は 離さないで甘みに ....
本末転倒して転倒して前に進んでいる 1月1日

新しい光が窓から差し込み
やわらかな日差しが 私を包み込む

昨日までの がむしゃらに走ってきた身体が
その光に 許しを得る

身体が次第に溶けていく

肩の力抜いて
 ....
さらば
目の前の壁よ

もう避けたりしない
遠回りはしない

もともと
壁なんてなかった

あったのは自分が作り出した
架空の壁だ

パントマイムの壁のように
架空の壁を皆に ....
麗しい時間が
高速のように
過ぎ去るのは
なぜだろう

新雪を踏む
この一時の喜びも
同じ気持ちなのだろうか

淡い月夜の匂いも
沸騰したての湯気も
机上での思わぬ発想力も

 ....
いつの日も
夕日は、約束に似ている

すっかり、
日が落ちるまで
果たせなかった約束をかぞえては
また、
あしたに賭ける

ぽつりと、残された
オレンジの雲は
あしたへとつづく
 ....
食事をした

丘の上にある
小さな食堂だった
チキンを注文した
他の客が
代わる代わる
こちらを見るのが分かった
東洋人が珍しいのかと思った
店員含め
女は一人もいなかった
ほと ....
現実を見た口内炎が痛い 素顔にハジメマシテ 与えられた役割が重厚な鎧に見えてしまう。
それが羨ましいといつから思っただろうか。
先に進むに連れて、薄氷は深淵の暗さを際立たせてくる。
近くを見れば、多くのまやかしの灯台が暖かみを帯びて誘惑す ....
美しい音楽が流れた時、私の過去は蘇った
私の脳裡を揺さぶり私の心をも揺さぶった

蘇る過去を追いかけて遠い遠い記憶を探す
私は現から翻り遠い記憶を辿り追いかける

記憶の世界はとても淡い色 ....
僕は道を歩く
君がいないから 立ち止まる
歩き出すとき 腕を振る 僕は
抱き合う時を僕の夢に見て


そこにあるのは目だ 目覚める
そして眠る 体はないのだと
そして 目の風景とは ....
鉄の響き
小さな双つ
朝の川岸 曇と廃城
丘に散らばる 無数の楽器


鏡を持ち
水のそばに立つかたち
姿も鏡も
映らぬかたち


陽は中州に落ち
樹々を ....
喋らない靴を履いている 死にたいけどジェットコースターは嫌 それは

朝日の中からオレンジ色の光を選び出し
白いフロントガラスに投影する技を持つ

火傷した現実も
湿布のように冷やしてくれる

道を見失うことがないように
巷の腐臭を凍らせ ....
林檎の花は雪色 蕾は朝焼け
雪に枝を折られながら
木を裂かれても 根は雪を吸う

発芽し実になる芽の成る術を
同じく過ごし 来年の芽は待つ

芽が実になるのは二年越し
熟成は枝から始ま ....
いくら分析しても分裂する
卓の花は5つの花びらから成る

新宿のビルは2千個の灯りをともして
マンハッタンに古い影を投げかける

いつまで数を数えても
人間がぐんぐん追い抜いてゆく
哀 ....
      薄黄色に染まっている
落日直前の千切れ雲をかいくぐって
     どこで生まれ育ったのか
 どうしてここまで飛んできたのか
  ひたすら北風のなか生き生きと
     庭の柿の裸 ....
たどり着かない道を
ゆく足並み
きこえないほど遠くから
きこえないほど遠くへ
確率が宙返りしながら
期待値を歩き
僕たちは
生まれることと
生むことと
死ぬことだけを
しようとして ....
みなさんどうかよいお年を
今年一年数々のご無礼を働いたことも
どうか水に流してください

わたしとしては
それなりに
誠意を尽くしたつもりです

努力が足りない事も
わかっています ....
生きて夢の反対 新しい時が迫って来る
寝ても覚めても どんな所にいても
必ずやって来る 小さな頃早く大人になりたくて
時が早く経つ事を祈った
今ではそれが恐い

時が経つほど形を変えて
時が ....
亡き霊とはなんだ!

かつてお前はそこにいた

愛らしい瞳を輝かせ

手を差し出せば

過去と現在の区切りを越えて

まざまざと感知出来うる

「そうだよな、俺もお前も生きてい ....
  ところで、
  思い出のなかのあなたは春先のキャベツのように
  何よりも甘く、温かく、笑い転げている
  意識のあやうい外縁を一匹の野良犬が走る
  窓の外で雨が降っているのかど ....
だれにも打ち明けず
唯一の理解者たる
机上のかえる達は片付けられ

何に
苦しみ
何に
絶望し
何に
寄り添い
何を
恐れ
何を
求め

旅立つのか


されど
 ....
消灯した部屋の
シャンデリアの
何と死に絶えた欲望か
  ストライクが入らない
  言葉の投げ方を、忘れたから

  キャッチャーを
  キリキリ舞いさせながら
  交代を告げる声を、待ち望む

  変化球に入れ込みすぎて
  指の関節が ....
年末の休暇で一人部屋で読書をしていると、あっという間に雪に降り込められていた。雪は私の窓から見える都会の一断面を静かに滑っていき、地面を飾っていった。この都会は今や雪という膨大な電飾できらめい .... 多湿な天井から
何度でも繰り返す声
A A A
その質量が天井を弛ませて
僕の耳元へ信号する
A A A
箱型の鼠色の機械の
艶やかな肌が
僕の超音波の恋愛とおなじだ
何度でも言 ....
ただのみきやさんのおすすめリスト(14211)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ミュウ_トーン- 砂木自由詩10*14-1-1
本末転倒して転倒して前に進んでいる- 北大路京 ...自由詩614-1-1
やわらかな日差し- 葉月桜子自由詩414-1-1
さらば!目の前の壁よ- ichirou自由詩10*14-1-1
位相- subaru★自由詩15*13-12-31
終の日- たま自由詩25*13-12-31
サンディエゴ- 花形新次自由詩413-12-31
現実を見た口内炎が痛い- 北大路京 ...自由詩613-12-31
素顔にハジメマシテ- 北大路京 ...自由詩213-12-31
海の薄氷- 海鷹四季 ...自由詩313-12-31
過去への扉・・・- tamami自由詩1113-12-30
脳についての考察- 番田 自由詩213-12-30
はざま_うつわ- 木立 悟自由詩313-12-30
喋らない靴を履いている- 北大路京 ...自由詩913-12-29
死にたいけどジェットコースターは嫌- 北大路京 ...自由詩1013-12-29
氷点下- ichirou自由詩5*13-12-29
ゆ木- 砂木自由詩16*13-12-29
20世紀- 白雨自由詩113-12-29
そらの先っちょ_七- 信天翁自由詩213-12-29
眠る愛犬にえさをやる- めー自由詩4*13-12-29
今年はこれでお終いです__(詩人サークル「群青」今月のお題「 ...- Lucy自由詩15*13-12-28
生きて夢の反対- 北大路京 ...自由詩213-12-28
迫る- リィ自由詩513-12-28
亡霊と遊ぶ- ドクダミ ...自由詩313-12-28
エーテル_5- 草野春心自由詩313-12-28
鎮魂歌- ichirou自由詩6*13-12-28
深夜- 白雨自由詩213-12-28
マウンドにて- まーつん自由詩19*13-12-28
- 葉leaf自由詩413-12-28
鼠色のA- 白雨自由詩113-12-28

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