雨の一粒一粒が誰かの愛なんだってイメージできたら
一身に浴びる人は拍子抜けするくらい幸せなんだろう

すごいスピードで飛んだ鳥!
かれにとって街は一瞬通りすぎた愚痴みたいなものか
す ....
絶望のしずかな荒野に

インスツルメンタルが鳴り響いていた

降りつもる痛みや悲しみ

こぼれ散るひかり

ゆっくりとゆっくりと

絶望のしずかな荒野に

インスツルメンタルが ....
若さがどれほど尊いか
その自覚がまるでなくて
ピエロとマジシャンになりすまし
ときいろの四次元を軽視して おらは
三度のおまんまを食べていた

そして それが いまや
老いに責められやっ ....
頭からすっぽりと

覆面をした人たちが歩いている

何十年か前には

こんな恰好をした人たちはいなかったのに

今では当たり前になっている

街は砂で埋もれている

身体の中に ....
マナーモードなのに大きな音で震えている   毒は出ていった
  二階の部屋の窓から
  小さくてかたい何かが
  机にしまわれる音をのこして



  ゆうべの雨がつくった
  川になりきれぬ、ささやかな
  水の ....
靴下一日一足

一旦帰宅し脱いでも またそれを履く

靴下一日一足

不思議な私の掟

 今日の靴下レースのエリザベス ズボンで隠れる乙女の秘密
 そう 赤い透けるランジェリーと同じ ....
頭痛の種を咲かせるんじゃない
信号機と足場を失った人の念のこもった言葉が
裏口近くの腐葉土に
どんよりと吸い込まれていく
禍々しい太陽を天に見届ける
目にいれるものは選べる
動けば ....
まだ幼い息子に投げているのは
ボールではなく息子への愛なんだ

そして投げ返されるボールもまた
小さな息子からぼくへの愛なんだ

だから大抵の男は
映画“Field of Dreams” ....
十億光年の彼方から
飛来した一枚の花びら
一生をかけて旅しても
たどり着かない遠い星

送られてきた切れ込みの
入った桜の花弁から
感じる宇宙の拍動

地球は丸く
銀河は楕円
さ ....
               130309



私怨団体の方に言われた
逃げてきただけではないかと
支援団体の方の後ろに隠れる
2011年3月11日以来
どんな厳しい環境でも
踏み ....
この指の先に
宇宙があって
人が住んでいるとして
(たとえば人差し指に その先に)

ミエルデショ?

その人の指の先にもまた
宇宙があり人が住んでいるとして

エンドレス

 ....
川沿いの道を歩いていると

川面で魚の跳ねる音

気のせいだった


子供が投げた

いたずらな小石


空を舞う鳥が嘴から

落としてしまった

子に与えるはずの ....
鳥肌実の美しい右翼
小田実の美しい左翼
何でも良いが信念ならば
身・銭切るべし幻想にはな
本買う程度の小銭でなしに
街宣車買え
対戦車砲撃て
腹かっさばいて噴水になれ
生恥の身投げて人 ....
数回 ドアを開け
椅子にストンと着地した
無数の とまではいかないが
たくさんのフィルムが
机の上に置かれている

挨拶を交わしたのは
とある男性

男性は私の血液の話をする
男性 ....
週に二、三回ほど通る道の豆腐屋さん

ほんのときたま買って帰る

綺麗な水の中でひっそり漂う豆腐や

甘くてじゅわっと口の中で広がるお揚げさん

グレープフルーツぐらいに大きくて

 ....
シンプルなフォルム 裸体を描写する
集中力が頭の上でピラミッド型に整う

さあ 何を感じ何を観る 何を思い何を空気に乗せる

散乱したアンテナのオスの孔雀のhigh扇子
欠けて裸体が乾燥し ....
黄砂で夕日が月みたい

悲しい痺れにうわの空

なんにも手につかない

なのに頭は頑張ってる

体が乗り物みたいだよ


こころを感じろ

こころで感じろ

それだけなん ....
墓荒らしにあったみたい

理不尽すぎるからだと心

あしたはここで

最後の朝だ光だ

あしたはここで

最後の目覚めだ

これで最後だ最後の夜だ

あれが最後か最後の夜だ ....
飛べぬ時点で
鳥には劣り
泳ぎですらも
魚に劣る

飛んだところで
知恵を絞って
泳いたとして
形を真似て

そう
いろんな事が
分かってきたよ
そう
きっと僕らが
僕ら ....
世界を覆い尽くす
意味や価値の連関

僕はどうやって
繋ぎとめよう
意味や価値の連関を

死を乗り越えなければ
真の意味や価値を
繋ぎとめられない

もし大丈夫なら
過去世
 ....
人生は一瞬一瞬の光を増すための努力

最期は一筋の光となって空に流れればいいさ
あの頃 ぼくらは貧しかった
ラジオはあったけどTVはなかった

電話はよっぽど裕福なひとしか持ってなかった
ぼくに電話が掛かってきたら
電話のあるお隣さんが呼びにきてくれた

餓鬼だった ....
亀とは
亀のようにゆっくりなペースで成長中の私の長女
この間9歳になった

その亀
学校以外の場所では
とっても朗らかでおしゃべりなのに
小学校入学以来
教室で全く口を利けない
少人 ....
土曜の朝 午前6時
寝不足気味の眼を擦りながらカーテンを開けてみれば
そんなあたしを嘲笑うかのような 雲ひとつない晴れやかな空


昨夜食べ散らかした 冷めてしまったデリバリーピザ
コロコ ....
何もなくても光が

降り注いでいた日々を思い返す

傍らでいつも咲いていた笑顔

徐々に枯らしてしまっていることにも気づかなかった







1 ....
常に悩む
優しさと
暴力の間で
人間の存在意義が
優しさと暴力の
間で漂うならば
何と悲しいだろう
私は信じたい
人間が優しさを
一つの信念として
暴力を凌駕すると
君たちに質問 ....
私は食事の後の洗いものが嫌いだけれど

洗濯は好きである

もう十年以上使っている洗濯機には

特別な愛着がある訳ではないけれど

頼りなさそうなのに音だけはでかく

ウォンウォン ....
死ななくてもいいじゃない

暗くったって
悲しくったって
ひとりぼっちにおもえたって

死ななくてもいいじゃない

あなたがひとりぼっちで死んだってききました
あたしにはなんにもでき ....
       小さなあなたに逢いたくて
       路線バスを乗り継いだ
       海を追って風を切り
       バスは走るどこまでも
       裸足のすがた追い ....
ただのみきやさんのおすすめリスト(14211)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
すごいスピードの鳥- よしたか自由詩11*13-3-9
絶望のしずかな荒野に- 吉岡ペペ ...自由詩613-3-9
歪の烙印__六- 信天翁自由詩413-3-9
砂の街- 灰泥軽茶自由詩13*13-3-9
マナーモードなのに大きな音で震えている- 北大路京 ...自由詩513-3-9
- 草野春心自由詩513-3-9
靴下のサマンサ- 朝焼彩茜 ...自由詩1013-3-9
頭痛の花- よしたか自由詩3*13-3-9
キャッチ・ボール- HAL自由詩4*13-3-9
_小宇宙から流れくる- 木屋 亞 ...自由詩4*13-3-9
小宇宙から流れくる- あおば自由詩7*13-3-9
聞こえていますか?- 阿閉真琴自由詩313-3-9
まーるく_まーるく- 芦沢 恵自由詩26*13-3-9
思想碑- salco自由詩4*13-3-8
男性は私の身体の話をする- 小川麻由 ...自由詩9*13-3-8
豆腐夫婦- 灰泥軽茶自由詩5*13-3-8
散蘭裸体- 朝焼彩茜 ...自由詩7*13-3-8
こころ- 吉岡ペペ ...自由詩613-3-8
墓荒らし- 吉岡ペペ ...自由詩713-3-8
らしく- カルメン ...自由詩113-3-8
生命- 渡辺亘自由詩313-3-8
光芒- 梅昆布茶自由詩1213-3-8
ぼくらは貧しかったのだろうか- HAL自由詩9*13-3-8
亀のいちばん長い日- 夏美かを ...自由詩34*13-3-8
シミ抜きお願いできますか- 涙(ルイ ...自由詩613-3-8
猫背道- komasen333自由詩4*13-3-8
人間失格が優しさ意味しているだろうか- ドクダミ ...自由詩7*13-3-8
ロートル洗濯機- 灰泥軽茶自由詩10*13-3-7
きっと- 朧月自由詩613-3-7
バスに乗ってどこまでも- 石田とわ自由詩10*13-3-7

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