電子でも
高音でも
もうなんでもいいから めの奥に巣をつくる泣きたがりを焼いて
みつめる画面が放つ頭痛と
どーにもならんただここにいる俺嫌

いらない
そんなことな_


 ....
 ちいさな町の家々と
 林の合間をゆっくりと
 阪急電車がゆき交った
 まるでえんじ色の
 リボンを掛けるように

 ちいさな町には幸せも
 不幸せもあるだろう
 けれど始発と終着駅が ....
こことおり こらす
つむぎ きなとす おとぎ

すげた やまい ちかう むごく
ゆすれ わたせ ひくて ささら

ずぬけた かたおり すべらす ほのお
くじく ふきや みごもる ろうそく ....
いずれすべての意味をもつ言葉たちの

裸の音色だけが残された


それらは内的な音楽を望みはじめ

やがて宇宙へ帰る支度する


見えない火花を忘れずに

声出す子の顔見過ごし ....
{画像=141123182108.jpg}
(京葉線東京駅、東京国際フォーラムの朝焼け)





電車にもたれ
風を切る音に身を任せる
いつもは
意識の外に置いている音や揺れ
 ....
久しぶりに息継ぎしたら
歯磨き粉みたいな
ノスタルジイが
喉に染み渡った

垣間見た空は遠すぎて
その場限りの
センチメンタルなんて
届きそうになかった

きっぱりと反転して
 ....
お口はこんなに丸いのにどうして漢字は四角いの
せめてニとか皿とかの方が口に近いよね
口は三画だけど四角で△□に〇い口

口から生まれた口太郎
口から生んだ母は歯が出て間口が広い
歯のせいで ....
     黙りこくった 斑雲を

そっとやさしく はねのけながら

       ひかりをまぶして

   やぶさめを みせはじめた 

    まぶしい朝陽は・・・・

    ....
{引用=

あなたの目が届かない
この門の先へ
くぐれないものを
丁寧に綱で絡め取ってゆく

濾過されながら僕たちは還る
忘れていた住所まで
そこでアダムとイヴを脱ぎ捨てて
世界を ....
子供は三歳で殺される

お母さんも男もいない部屋で

たまねぎの皮

ろうそく

アルミホイル

自ら食べられないはずなのに

未熟な大人に殺される


幸福ではない自分 ....
テレビ搭のアンテナに吊られた僕の頭上を
大惨事細切れ冷凍パックが配信されて
ご家庭に水っぽくお届けする
提げた僕のブルーのギターの
6弦に電波がひっかかって
ぶいんっていって「虐」の字を吐 ....
ふるさとはこの国の中心でも周縁でもなかった。中心や周縁という区分、正常や異常という区分、そういうものが消滅する場所がふるさとであった。そこには無数の人々によってじかに生きられた地図が、それ .... <春>
森 火照る 密やかな音
一念に 揺れ縫わしむ声
夜更けを煌めくミサの歌
待つ{ルビ明日=あす}へ馳せろ

<夏>
{ルビむし=虫} {ルビふけ=頭垢} { ....
二十歳を過ぎてしばらく経って
飽きるまで好きなことを考えていようと思った
ギターに飽きた
漫画に飽きた
アニメに飽きた
食事に飽きた

二十代が暴力の痛みのように過ぎゆく中で
飽き ....
マイク端子にイヤホンつないでなにも聴こえない 信号待ちの沈黙に犬が入ってきた 朝は光りだ
輝ける光りの庭だ
雀のためにも
晩秋の野の可憐にも
大樹にも
そこから旅立つ色彩にも
もちろん、鴉よ
おまえにとっても
黒い姿がなお
厭われたとして
誇れ
吾は黒し、 ....
朝焼けの虹と青の淵
教会の十字架の左斜め上

月が泣いていた
涙を流していた

昨晩遅く
見たときは
あんな魅力的で
悪戯っぽい微笑をたたえていたのに

いま月は目を閉じ ....
恋とは山と海が交わったようなものだ

秋づいた山肌が涼やかなマイナスイオンを発していた

それが文明に轢かれ血を吐いて死んでいた

山肌に海の青が染みていた

山と海とが交わっていた! ....
靴底に引きずる秋がしなびた、爪先から凍っていく
自販機は無関心に沈む
誰にも覗かれない口元で
そっと胃の中の小銭を罵倒して

木枯し
僕の夢もいでぼろぼろ
木枯し木枯し
乾いた唾液がへ ....
共喰いをはじめて湖は 街が饒舌な無意味で錯乱しているように
天使たちの尻尾がつかまらないままに浮遊している

あり得ないものを対比することに慣れてしまわないように
日々を煮詰めて抽出する

自分の組み立ての順序 ....
取り忘れたのだろう
束ねられた
豊かであった髪を
解体しながら
(舞踏会は終わったわ)
ていねいに
抜き取ったつもりでも
女の指から
逃げおおせた
小さな
黒いそれが

おそら ....
グリルの中の
魚のように
何度も
何度も
裏返され
生焼けのまま 
今夜も
薄明かりの下を
彷徨う
行けど
行けど
見つからない
百目の案山子が
跳んで追いついてくる
ぬか ....
知恵の輪にペンチをそっと 壁に掛かった能面たちは
電灯に照らし出されると
生き返る

幼い子には
能面たちの話す声が聞こえるのか
じっと見つめ後ずさりする

激しい風雨の夜は
般若面が半開きの口の奥で
歯を ....
陽が沈むころ
コウノトリのコウちゃんは鉄塔に帰ってくる

ねぇ、コウちゃんいてないわ……。
洗濯物を抱えて二階から降りてきた妻がいう
鉄塔のてっぺんで夜をすごすコウちゃんは、まだ三才
個体 ....
粉雪が
路地裏で密談をしかけては
欠けてゆき
書物の名前を尋ねる人
でした僕は
あの秋

黒髪の少女と
制服を着飾る術を知って
いつまでも
知りませんでした

「おはよう」で始 ....
春夏秋冬と指折れば余る
小指のか弱さと引き寄せ合ったのだろうか
団地の片隅の淡い木陰に埋もれながら
小鳥が一匹 翼を広げて死んでいた

この空に雲があったとしても
自らの質量にも気付かない ....
卓上に散らばる
コーヒーの空き缶に
薔薇を一輪ずつ挿していっても
傾いた地軸を
取り巻く空洞に代わり
充溢すべき季節など
ありませんでした

生きていると
友達を一人ずつ失くし
て ....
ただのみきやさんのおすすめリスト(14211)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
Delete_Delete_Delete- 吐水とり自由詩3*14-11-23
阪急電車- 佐倉 潮自由詩314-11-23
いき_さく- 砂木自由詩5*14-11-23
翻訳- やぶうち ...自由詩214-11-23
揺れて風を切る _/ _弾丸列車- beebee自由詩22*14-11-23
- nonya自由詩15*14-11-22
口をぽかんと開けて- 木屋 亞 ...自由詩4*14-11-22
にがいしわぶき⑧- 信天翁自由詩414-11-22
Systema_Naturae- 衣 ミコ自由詩2*14-11-22
子供/三歳/大人- 吉岡ペペ ...自由詩414-11-22
パニック食う休日- 吐水とり自由詩3*14-11-22
異邦人- 葉leaf自由詩314-11-22
四季式四十六音詩- なけま、 ...自由詩214-11-22
ぼくはもうだめだ(サーキット・オンサイド)- 竜門勇気自由詩114-11-22
マイク端子にイヤホンつないでなにも聴こえない- 北大路京 ...自由詩214-11-21
信号待ちの沈黙に犬が入ってきた- 北大路京 ...自由詩214-11-21
- もっぷ自由詩514-11-21
月の涙の下で- 凍月自由詩15*14-11-21
- 吉岡ペペ ...自由詩414-11-21
たましい、冷たいから歯に沁みる- 吐水とり自由詩3*14-11-21
共喰いをはじめて湖は- 北大路京 ...自由詩114-11-20
リゾット- 梅昆布茶自由詩12+*14-11-20
Uピン- そらの珊 ...自由詩17*14-11-20
入り口- Lucy自由詩15*14-11-19
知恵の輪にペンチをそっと- 北大路京 ...自由詩814-11-19
能面- イナエ自由詩11+*14-11-19
朝の日記_2014夏- たま自由詩17*14-11-19
栞に- 竹森自由詩514-11-18
- 竹森自由詩314-11-18
薔薇の夢見のために- 竹森自由詩514-11-18

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