ドアの外では
闇金融
声を枯らして
闇金融
きっと誰かが怒って
がなり声をたてているだけなんだろう
僕のカードは未払いで
真っ黒黒のリストに載り
とても優しかったあの娘も
プイッと愛 ....
一つの魂には多過ぎる涙を君は溜めている

すべての宇宙の悲しみを君は泣く


まるで時間というダムが決壊したようにね

僕は呆れて見ている


愛が欲しいと君は泣く

小さな女 ....
視力が落ちてから
虫とほこりの区別をつけるのが難しくなった
そのように沈黙の内側から
何かしらの気配を感じ取るのが難しくなった
今、目の前に置かれたCPUのかたまりの中へ
こうやって次々寄せ ....
満たされたら
充分 というのは
嘘だ

永遠を誓っても

手をのばすところに
触れる存在があっても

ふとした瞬間に
冷たくなる
魂がある

その証しに

もう
ふたつ ....
国が国債を刷り続けても

みんなが金持ちになれないのは

金儲けの方法を知らないひとが多いからではない

人口ボーナスが低いからでもない

富める者も

そうでない者も

身の ....
おいっ
おいらたちを拾うんじゃない
可愛いからって 持って帰るなっ

おいらたちは種なんだ
ちゃんと土の中に埋めてくれよ
いつかは立派な
どんぐりの木になるんだ

池に放りこむなっ
 ....
昼間の嘘(あまりにも夜の真実)
人間が嫌い(おもちゃ箱だけが友達)
ひとなみな幸せがわからないから
ひとなみに暮らしてはいけないのと
(わたしの
わたしの
わたしのうちの誰かがそう ....
古い絶望の上に

俺達の廃墟が立っている

「今更どうなるものか・・・全てはもう遅いのだ・・・」と誰かの嘆きが

古い牧歌のように流れて行く・・・

と、俺は急に俺の夢から覚めて

 ....
言葉が出たいと言う

僕の中から出たいと言う

僕は難民を逃がすように

一つ詩を書く

いくつかの言葉が救われ

いくつかの言葉がそっと

頭のおくに帰っていく

また詩 ....
    水たまりにふれる金管のくちびる
    降りやまず続く日
    いちばん始めの地球に戻されたような
    ゆりかごの上をたどる
    ひらいた傘は鳴りきし ....
ぼくは頭がいいから

頭でひとと別れられる

ぼくと確かめ合うと寂しくなるなら

ぼくを捨て生きる練習をすればいい

ぼくも練習を開始する

ぼくは頭がいいから


そういう気持ちを重ねてゆく

ぼく ....
除雪車に
ウチの可愛い雪だるまが拐われました

深夜2時(25時58分)の出来事

私は裸足で追いかけた
100m 200m 辿り着いた近所の川
無惨な姿で発見されました

可愛いウ ....
空よ あなたは何者ですか? 満ち足りた時は美しく 哀しい時には より美しい

なぜだろう 雨も涙も透明なのに青く塗ってみたくなるのは

何もかも捨てたくなって空に投げ 落ちてくるまで こ ....
勝者と敗者の間に
三角定規で線を引く

本物と偽物の間に
フリーハンドで線を引く

好きと嫌いの間に
眉間で線を引く

面白いと面白くないの間に
口角で線を引く

瞬きする ....
昭和二十年八月六日午前八時十五分

ヒロシマは地獄と化した

おなかのなかで泳いでいた名もない 胎児
三輪車に乗って遊んでいた あやちゃん
竹の物干し竿に洗濯ものを広げていた 母さん
ア ....
   瑠璃色が

微弱な電流を絶って不明になる
そのことがわたしのこころを危うくする、
馬鹿げたことだと思うけれど
わたしは時間について
なにもわからなくなってしまったのだ

   瑠 ....
花がやわらかに息を吐き
夜明けの雨に凍えても
時は鳴りやまない

まつ毛のさきにふれる空は透けて
彗星のように種が流れていく

肌にすべる水滴にくちづけ
花びらを射ち落として
雨は死 ....
冷却用ファンの駆動音がとても耳障りだ。
滑り込んだまま息を止めた羽虫のざわめき。
そして鼓膜に貼りついた薄笑い、
揺れる蛍光灯に磨耗していく孤独。
羽虫はまたそこに集まって、
わたしの目に、 ....
  暗い夜には
  一羽の鳥がやってきて
  私の口に潜り込むと
  枝を使って舌根の辺りに巣を作り
  数個の卵を産みつけ飛び去ってゆく



  朝、私の舌で
  殻を破 ....
落とせ落とせ
千年の井戸へ
滾々たる湧水の
骨を斬る清明に
落とせ落とせ
お前の孤独
それに語らすな
波紋に語らせよ
波紋を読ましめよ
今朝 世界樹が目覚めた
満開となって白い花粉を散らした
世界は彼の逞しい腕に抱かれて白く霞んだ

雪は地面に着床するまでの暫くの間
授かった命に感謝し舞い踊った

雪は大地を受胎させ
 ....
              小石は沈む
              一瞬の音をたて

              ふかく
              しずかに
    ....
           十六夜の月の下、夜の庭に釣り糸をさげ
           きみと並んで話をしよう
           安い焼酎をいつものように飲みながら
            ....
深夜の海で独り船に乗っていた 
やがて風は強まり、波はざわめき 
震える両手をあわせ、必死に祈った 

遠い暗闇からひかりの人が 
こちらへ、歩いてくる 
ずっと昔から私をみつめる目が 
 ....
フフフンノフン〜
ジャバジャバダバダ〜
ムチャ〜チャシソレ〜

ポケットの中から何やらハミングが聴こえてくる

携帯電話が通話中になっており

お爺さんらしき人がそれはたぶんお風呂に違 ....
中学生は残酷だ
高校生ほどのためらいもなく
小学生ほどの無邪気さもなく
言いにくいことをズバリと言う

中学生は恐ろしい
高校生よりももっと鋭敏で
小学生よりも知恵があり
とたんに嘘を ....
どこか、遠い、ある日に作られた柔らかな言語で
その柔らかさよりずっと柔らかく、けれど反響する言葉で
夕立が襲う屋根の下の静寂のように
あるいは待ちわびるスピーカーのざわめき、そのよ ....
君の美しさを写真に収めようと思ったけど
解像度が足りなくてあきらめた

だから
心のフィルムに焼き付けたよ

一番奥の

一番深いところに


だれの目にも
触れないように
 ....
花街 色街 女街
一夜の愛があればこそ
男は魅せられ
短き夢を見るために
財をはたいて客となる

その財に見向きもせぬと思わせて
春売る女は骨の髄までしゃぶろうと
手練手管の床上手
 ....
灰と水と 光と音が
道の行方を消してゆく
午後のむこうには何もない
午後のむこうには何もない


蜘蛛の巣をたばねた
冬の雨の日
むらさきと黒の目の
水たまりを見 ....
ただのみきやさんのおすすめリスト(14211)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
高利の世界- 花形新次自由詩4*12-1-23
96粒の涙- 梅昆布茶自由詩1712-1-23
視力が落ちてから- 理来自由詩6*12-1-22
孤独という感情- 森の猫自由詩14*12-1-22
金と愛- 吉岡ペペ ...自由詩312-1-22
児童詩_【_どんぐりのキモチ_】- 泡沫恋歌自由詩13*12-1-22
……だから- アラガイ ...自由詩6*12-1-22
出勤風景- yamadahifumi自由詩312-1-22
グッバイ•ワーズ- KとN自由詩312-1-21
雨のゆりかご- 理来自由詩612-1-21
頭とこころ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...112-1-21
救出作戦失敗のお知らせ- 徘徊メガ ...自由詩9*12-1-21
洗濯日和- そらの珊 ...短歌11*12-1-21
線を引く- nonya自由詩28*12-1-21
折り鶴- そらの珊 ...自由詩9*12-1-21
瑠璃色- ブロッコ ...自由詩9*12-1-21
アルストロメリア- 古代 透自由詩5*12-1-21
沈黙- ブロッコ ...自由詩3*12-1-21
- 草野春心自由詩11*12-1-21
駄作- salco自由詩6*12-1-20
初雪- たにい自由詩312-1-20
沈黙- 石田とわ自由詩6*12-1-20
十六夜の庭- 石田とわ自由詩5*12-1-20
ひかりの人_- 服部 剛自由詩6*12-1-20
ハミング爺さん- 灰泥軽茶自由詩8*12-1-20
中学生- 浩一自由詩212-1-20
相談- 山中 烏 ...自由詩4*12-1-20
ネガティブフィルム- プリクソ ...自由詩112-1-19
花街_色街_女街- HAL自由詩512-1-19
煌徨- 木立 悟自由詩712-1-19

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