バスに揺られて教会に着いた

教会のそばに咲くタンポポに

虫の影が

まぼろしの縁取りのように過ぎていった


駅舎で見知らぬひとと待ち合わせるようにバスを待った

髭を生やし ....
超現代詩は 聞かせるようにつぶやけば出来ます
下手に表現技法とか 文法とかにこだわると
情(こころ)がそがれます

超現代…
はて 現代を超えると何時の時代になるのでしょう
近頃 宇宙 ....
 心はいつも籠の中。
 苦しさ紛れの言葉遊び。
 朝方の霧雨に煙る旅情。
 夜はまだ先。

 渓流の流れに似たひと時。
 我が腰の辺りを啄ばむ猛禽。
 湖でもがく 浮上の兆し。
  ....
君を守って
傷つく獣でありたい

愛されるかどうかなど
考えない獣でいたい

たまに毛並みをなでられ
一生愛を信じるような

たまに風に吹かれ
一生幸せ感じるような

自由で無 ....
     150819

落車して
頭抱えて
高低差を
恨むとき
近代の花
制限無し
ゴールよ
おまえの
出臍がね
ぽちぽた
4文字の
制限速度
100粁
自動車の
自 ....
切々になった階段が私を呼ぶ。
たった一粒の錠剤が
彼女の声と記憶を切り刻んでしまう。
切りぎざまれた彼女の声と記憶は、
ビニールテープになって、  ....
 空には 常に 空の顔付がある
    雲にも 雲の顔色がある
      そして・・・人にも
    その人の 顔立ちがある

     緑陰は いまが盛りと
       そよいでいる ....
蝉がひっくり返り動かなくなっていた
マンションエレベータ前のコンクリート床の上で
僕は危うく踏みつけるところだった
何もこんな殺風景な所で死ななくても
僕はそう思いながら摘まみ上げようとした
 ....
しれっとしてあなたは澄ましている
いつもそんなことだ

まあいいか
べとべとのおんなよりは

もとかののファイルを
おとこは名前をつけて保存する

もとかれのファイルを
おんなは迷 ....
街路樹の緑が色濃くなる刻
敷き詰められた赤い煉瓦に
バイオレットの紗が降りる

黒いヒールがコッコッと音を立て
街路に照らし出されて
白いコントラバスが歩いて行く

コントラバスから延 ....
動かない川の水
淡い陽光に照らされ
タールと銀の陰影混交
濃密に静止して
対岸の雑木林
そよとも揺れず
木々の隙間から
白い空間 奥まり覗く

凝視されている気配

確かにアカ ....
 時代を超えて鳴り響く鐘の音よ。
 この夏の盛りにやって来る荘厳の響き。
 この身を何度委ねたか分からない魔性の響きよ。
 乳飲み子の眠りを妨げるのはやめておくれ。

 閑散とした町の中 ....
 静かな平日の図書館に人の気配はない。
 幾千幾万の蕾たちが花開くのを今か今かと待ち望んでいる。
 私の手の中で花開いた詩集は遠い昔の魂の叫びだ。
 私は今日もまた本の森へと足を運ぶ。

 ....
ラッキーカラーを切って大爆発 靡く風鈴のように美しく鳴くのは
蟋蟀でしょうか?
鈴虫でしょうか?
僕が知らない他の虫でしょうか?

雨上がりの朝は
木々を濡らす水の滴りと
小鳥の他愛ない会話と
秋の奏者達の ....
公園で自殺した

つぎのつぎの日には

痛快なくらい子供たちがそこで遊んでいた

夕暮れ

子供たちはそれぞれの明かりに戻っていった

喧騒のわだちを残して公園はしんとしていた
 ....
            150817

私たちが全米一位のミュージシャンです
ちんどんちんどんまことに淑やかシャナリと鳴らす
全米とはお米のことではあるまいか
疑り深い私たちが鎮問屋を問い詰 ....
唇が口笛が造形する
音響銀河
銀のヒビキ
波紋広げ渦巻く渦巻き

疼く身体
降りしきる雨に
疲労し尽くしながら
既に放擲された己
絡みつく白腕払いのけ
欲望を
情熱を
衝動を ....
夏の暑い日差しの中に佇む古いビル群
道路の照り返すビルの窓硝子の中
子供たちの笑い声が蝉の音とともに響き渡る
外には溶けかかったコンクリートの街並み
蝉の音を抱え込んだ街路樹
呟きが聞こえる ....
こがねいろの扉が
花にふさがれている
ここは何処なのかと
首をかしげている


くゆる くゆる
くゆ るく ゆる
白湯のなかを
ゆるく ゆるく
午後は廻る


 ....
 
せみの大合唱

だるい

こんな日はお空にとけるねん



 
おろかな祈りから一つの美しい行為が生まれるなら
それは時のなかにいつまでも溶けていく宝石
堕ち続ける夢をみるのはこれがはじめてでもない
ときどき浮遊する夢もみるが
たいがいは堕ちている

奈落に底が在るとしたらいつそこにたどりつけるのか

それとも俺は横方向に無限に移動している ....
なにもしていない。
けれどこの手は何かを求めている。
白昼夢のなかで、
この右手は、
人混みを漁る。

ぶつかった誰かの
心臓に手をのばし ....
眼下の川では子供たちが裸ではしゃぎ

遠く茶褐色の岩峰が冷たい灰色の空を背景に連なっている

僕はゆらゆら揺れる色褪せた肌色の廃棄バスの屋根の上

何とかバランスを取りながら何度も落ちかけ ....
俺の住む町には一軒の本屋もない
町には大学の校舎と
学生マンションが立ち並ぶのに
近頃の学生が
本を読まなくなったせいか

俺は洗面台の前で歯磨きをしながら考える
ネクタイを結び ....
あたしはねわかってるんだよおまえさんが腹の底で何を企んでいるかなんて
綺麗事ばかり並べたて親切そうな表情でああ言えばこういう
はぐらかし話をすり替え丸めこむ
丸めこんだらこっちのもんだと思ってる ....
あたりは仄暗い

無数の墓標たちが漂っている

言葉たちが 沈黙の淵へと沈み溶けてゆく

悼み 祈り 鎮め

どんな言葉も私は選び掬い取れない

ただ この沈黙の淵から

いつ ....
 散財につぐ散財でまったく有り金がなくなった。
 ギターすら売っちまった。
 あとにはおんぼろの車と愛すべき彼女だけが残った。
 友達への借金も残ったままだ。

 そんなある日彼女を連れて海 ....
 時の流れの中で死が私に追いついている。
 断崖絶壁の孤高の歩みを禿げ鷲のように天高くから狙いを定めている。
 動悸が激しくなる、呼吸が出来ない。
 夜が私の運命を量りにかけている。
 
 ....
ただのみきやさんのおすすめリスト(14211)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
教会のタンポポ- 吉岡ペペ ...自由詩615-8-21
超…- イナエ自由詩13*15-8-20
怯える心- ヒヤシン ...自由詩10*15-8-20
ネガイ- ガト自由詩13*15-8-20
近代史- あおば自由詩8*15-8-19
黄金虫- あおい満 ...自由詩9*15-8-19
緑門(一)- 信天翁自由詩115-8-19
尊厳- たけし自由詩1115-8-19
しれっと- 梅昆布茶自由詩1115-8-19
札幌煉瓦通りにて- イナエ自由詩10*15-8-18
反復される・光景夢- たけし自由詩6*15-8-18
貴方へ- ヒヤシン ...自由詩7*15-8-18
街中の森- ヒヤシン ...自由詩7*15-8-18
ラッキーカラーを切って大爆発- 北大路京 ...自由詩615-8-18
ひぐらしよりせつない- 凍月自由詩4*15-8-18
GHOST_IN_THE_PARK- 吉岡ペペ ...自由詩615-8-18
全米1位- あおば自由詩4*15-8-17
内なる宇宙〇無私の意識- たけし自由詩6*15-8-17
たそがれどき- ……とあ ...自由詩6*15-8-17
庭めぐる庭- 木立 悟自由詩315-8-17
夏の日- 殿上 童自由詩10*15-8-17
存在様式- ハァモニ ...自由詩2*15-8-17
奈落- 梅昆布茶自由詩1015-8-16
火花- あおい満 ...自由詩1115-8-16
被存無垢(改訂再録)- たけし自由詩815-8-16
インターネットを捨てよGoogleに投石せよ町へ出よう山を歩 ...- オダカズ ...自由詩7+*15-8-15
訪問者- Lucy自由詩15*15-8-15
漂う墓標- 塔野夏子自由詩6*15-8-15
メモリーモーテル- ヒヤシン ...自由詩5*15-8-15
ある夜に- ヒヤシン ...自由詩2*15-8-15

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 362 363 364 365 366 367 368 369 370 371 372 373 374 375 376 377 378 379 380 381 382 383 384 385 386 387 388 389 390 391 392 393 394 395 396 397 398 399 400 401 402 403 404 405 406 407 408 409 410 411 412 413 414 415 416 417 418 419 420 421 422 423 424 425 426 427 428 429 430 431 432 433 434 435 436 437 438 439 440 441 442 443 444 445 446 447 448 449 450 451 452 453 454 455 456 457 458 459 460 461 462 463 464 465 466 467 468 469 470 471 472 473 474