思わせぶりに哀しみを首から下げて同情を拾い集める卑しい心根
人の好意に素直に応えられずにそっぽを向いている臍曲がり
拗ねて見せれば彼女の気が引けると思っている浅はかさ
自分を顧みずに周りや環境の ....
三輪車を 逆さにして
サドルを ペタンと地面に つけて
ペダルを おててでくるくるまわしながら
もうひとつの おててで 車輪に砂をかけて
しばらく くるくるまわして 突然叫ぶ
「ど ....
驚きもしない
、中庭から羽ばたく音に耳を奪われる
素麻のキャンバスには西日が翳り
餌を求めに鴉が飛来して来たのだ
立て掛けた鏡の中で時間だけが立ち止まる
瞳の奥には一瞬の戦慄と震え
 ....
ふくらはぎが つかれたら
マッサージに行くといいよ
中国人のお姉さんが揉みほぐしてくれる
魔法のように
ステップも、ほら、軽い!

あるいは
肩がガチガチに重たくなったら
タイ人の ....
夕茜の
明るい目裏をみながら
ヘッドフォンの中にたてこもり
やがてしっかり目を瞑って
頭の中の音だけに浸った

天才たちが残してくれたメロディと
テキストの感傷を
ああ、天才でもないの ....
おまえの中学時代の詩集音読してやろうか 前世がマリー・アントワネットの会 眉間の裏側に
落ちてきた
朝焼けの一滴

生温かい暗闇に
暖色の地平線が
引かれていく

意識の東から
明かされる
言葉の街路

慌ててスケッチ
しようとするが
間に合 ....
都営の新築は完了し
古い全ては閉鎖となった
わたしが愛してやまなかった
あのプチな小路のある庭も

二年後には公園ができるって
巷の噂は嬉しくはない
四季問わずとりどり銘銘に
花花好き ....
狂ったように咽び泣く
鳥を空を花を風を
思いたいと願うほどに
なぜにどうしてこうなったと歎いてる

理解を超えた偶然の重なりですよ
と誰かわたしをあきらめさせて
いまだに早春のさやかな海 ....
明け方
素になった
あしのうらが
のんびり呼吸をしていた

朝、起きて
人が再び活動を始めたときから
あしうらは忙しい
意にそまない誰かであっても
一緒に過ごさねばならない
破れか ....
おとうちゃんは田植え機のうえ
おかあちゃんはすきをもって土のなか

青い空のした
風が
ふたりをあおぐ

苗も
気持ち良さそうにゆれている

まぶしいな
いつのまにか
みどりの ....
多摩川にて貸しボートに
ゆられるともなく
空いたコカ・コーラの缶は
転がるにまかせ

ふとここを
佐渡の流刑地だと思ってみることにする
みやこわすれに導かれたか
さきほどみたあの紫がよ ....
生まれゆく本能
沢山の欲に駆られるでしょ?

衝動的感情
止まらない歯車見つめてるだけでしょ?

欲しいものは目の前

その手 指 腕で
抱き締めて
壊すくらいにね


身体 ....
あるとき学校で飼っていた鳥が逃げ出した。
教室の渡り廊下から
、屋上の手すりを伝い
校庭の門の下をくぐり抜け街路樹の上
(まてよ、鳥かごが何処にあったのか)
、まるで覚えてはいない。
 ....
灯りを消してベッドに横たわり
脳裏に
小川を流し
縁に笹の葉を茂らす

夜眠れない
苛立ちを
笹の葉にのせて
流れるにまかせる

明日の不安は
確かにあるが
それも葉にのせて
 ....
              130514



昭和へのミニトリップに使うんだから
お客様を乗せられる
程度の良い
小型のオート三輪を調達して下さい
 ....
 
うっかりしたり
どうかしていたり
つい他のことで
頭いっぱいになってたり
なんか体調でイラッとしたりして
間違ったことを言ってしまうことなんて
自分いくらでもあるんだから
他人の
 ....
生まれ年のワインが不味い 愛がまだ足りないなら
時間を隠しましょう

時計の中へ。


好きなだけ注いで下さい
お腹が膨れて眠くなるまで

嘘 偽り
不純物を沢山かき混ぜて
一つだけの真実を
舌の上で ....
私は この山の なだらかな稜線

空と山を隔てる稜線

そのエッジに 打ちのめされ

この山について 何も

書くことが できないのです

いずれ 書ける朝が来るか

それさえ ....
何時から皆泳げるようになったのか

すいすいすいすい
人間が横切る
何の不安もなく足が地球から離れる

風はないがもっと重苦しい流れがある
音は聞こえるのだが
ゴボゴボ空気の泡立つ音が ....
 田んぼ


乾いた田んぼに水が入って
追いつけないままに去っていった
春の詩をようやく諦める

花菖蒲は元気に咲いている
紫陽花もゆっくり色づいてゆく
発芽した朝顔は満員電車みたい ....
              130514


すっぽんの手下となってからは
なりふり構わず
化粧もしたことがない
眉を剃ることも
描くこともなく
石鹸で顔を洗わず
水で洗うから
生 ....
林檎や梨が
その位置を偶然から必然へと動かすとき
その表面へ差す光は
外部に言葉を与え 内部を言葉から離した
再び
林檎や梨が
その位置を必然から偶然へと移すとき
昼の底にある闇が
 ....
微笑みを浮かべてあなたに舟をあげましょう
この手で捏ねた泥舟に夢を乗せて行く人よ

哀しみも憎しみもあなたには必要がないのでしょう

それならどうか私に見せてください
愛しさと幸せの中で泳 ....
母の日用のカーネーション 店先の
半額になっている


次の次の日
その次は
お店の裏側でひっそり咲くんだろうな

おかあさんの
姿に似ている
赤いカーネーションの鉢植え
とってもうるさい上の階

上の階には飢えが無い

飢えが無いからわからない

・・・わけじゃなかった

知っていた

特にうるさいお休み日

お客がいっぱい集まって

ドン ....
カニとは言うものの
実は蜘蛛に近い
天然記念物のはずだが
タイでは
レストランのメニュー
タマゴをスプーンで
掬って食べる

だから
天然記念物ってなんだよ
よくわかんねえな
あ ....
とってもうるさい上の階

上の階には上が無い

上が無いからわからない

・・・わけじゃなかった

知っていた

特にうるさいお休み日

幼子ふたりとその父と

ドッジボー ....
ただのみきやさんのおすすめリスト(14211)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
嫌な奴- 梅昆布茶自由詩9*13-5-16
美味しいね- るるりら自由詩19*13-5-16
自画像- アラガイ ...自由詩6*13-5-16
マッサージポエム- うめぜき自由詩113-5-16
群青「緑」の詞__感傷- 木原東子自由詩13*13-5-15
おまえの中学時代の詩集音読してやろうか- 北大路京 ...自由詩1013-5-15
前世がマリー・アントワネットの会- 北大路京 ...自由詩613-5-15
なんちゃって- nonya自由詩17*13-5-15
プチな小路のある庭は- もっぷ自由詩213-5-15
諦観まであと3センチ- もっぷ自由詩313-5-15
あしうら- そらの珊 ...自由詩23*13-5-15
田植え風- 朧月自由詩313-5-15
紫時計- もっぷ自由詩313-5-15
エゴイズム- owl自由詩113-5-15
青い鳥- アラガイ ...自由詩5*13-5-15
気にしないためのエチュード- 殿岡秀秋自由詩613-5-15
昭和ノート- あおば自由詩12*13-5-14
自分お料理は苦手なんだけど今夜はカレーライス- Lucy自由詩26*13-5-14
生まれ年のワインが不味い- 北大路京 ...自由詩12+13-5-14
おろす- owl自由詩113-5-14
早朝の富士山- 小川麻由 ...自由詩4*13-5-14
間氷期- ……とあ ...自由詩10*13-5-14
北の亡者/Again_2013皐月- たま自由詩35*13-5-14
すっぴん- あおば自由詩7*13-5-14
静物- 葉leaf自由詩713-5-14
空の高さは未だ知らず- Mélodie自由詩413-5-14
旬の花- 朧月自由詩413-5-13
もうひとつのスローターハウス- もっぷ自由詩313-5-13
カブトガニ- 花形新次自由詩413-5-13
スローターハウス- もっぷ自由詩513-5-13

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