形あるものいつかは壊れる
じゃあ少しずつ変化させましょ
丸いものには角を足し
四角いものにはやすりをかけて
それで続いていくのなら
素敵なことじゃあありませんか

行かないで、希望の贋作 ....
重たい荷物の あれこれは
そこへ
置いて行きましょう
何も持たなくていいのです
宿屋の手配もご無用です

頁<過去>をめくる
しなやかな指を もちましょう

とうに肉体を無くした
 ....
さして間もなく惚れました
そして間もなく晴れました

涙がほんのり滲みました
案外あっさり乾きました

願いはいくらか満ちました
想いはいささか欠けました

新たな痛みを知りました
 ....
いつ墜落するか分からないエレベーター

そのなかにいるのは不安ではない

あふれる愛の受け容れさきがあれば

なーんにも怖がるものなどないのだった


楽しくさえもあった

無防 ....
【 {ルビ凸凹=デコボコ} 】

ちょっとしたことで
ああ、自分はダメな人間だなぁー
と {ルビ凹=へこ}んでしまうことがある

次々によぎっていく
失敗 恥 屈辱の {ルビ凹=負}の記 ....
バレリーナの背には
透明な羽がある

それは
一見すると
柔らかそうに見えるが
実は
アンドゥトロワと繰り返される
日々の鍛錬によって
美しい鋼になったその肉体と
同じくして
透 ....
それはほんの三十分たらず

目が覚めると

私は誰なのか

四角い部屋はどこに位置しているのか

細胞が弾けたような

生まれ変わったような

今まで必死に詰め込んできたものが ....
心の空が雲に覆われそうな時、僕は 
右手に家の電話の子機を持ち 
左手に携帯電話の子機を持ち 
番号を押して、両耳にあてる 

((もしもし))((もしもし)) 
自分の中の、相談役と聴き ....
幸せって
気付こうとしないと
わからないものなのかもしれない

幸せって
いつも すぐそこにある
身近なものなんだろうな


気付こうとする心の目を持つことが大事なんだろうな
目が覚めたら未だ朝日が昇る前だった
窓を大きく開けて空気を入れ替える
清涼な大気が肌を潤し湿った苔の匂いが頭脳を静めてくれる

美しい夢をみていた
雲の切れ間から射し込む陽光
それを反射し ....
みちがもうないのだ
ゆきにうもれて

そのみちを
みちだとしんじて
ゆくのがよい

わたしもずいぶん
ねゆきになった

はるになれば
めがでるだろう

ねゆきのそ ....
其処にゐる

づうづうしく
此処にゐる

降る雨のやうに
{ルビ懶=ものふ}き思ひ止まず

私は私を
支へきれず
寝転ばり

何時か
空あらはれるやうに
只願ふ
  寒い日は
  煙草を一本吸うことも
  悲しみに沈むことも
  完璧すぎるほど完璧なのです



  だから、なるべく
  傷を負わないように
  躓いたりしないように
 ....
愛しているよとささやいて
私の心
を盗むあなた

断りも無しにと腹立たしさを覚えたとしても
ある意味期待していたのは確かことで

四十六時中、あなたのことだけを考えていた自分に気付く
 ....
ドアの外では
闇金融
声を枯らして
闇金融
きっと誰かが怒って
がなり声をたてているだけなんだろう
僕のカードは未払いで
真っ黒黒のリストに載り
とても優しかったあの娘も
プイッと愛 ....
一つの魂には多過ぎる涙を君は溜めている

すべての宇宙の悲しみを君は泣く


まるで時間というダムが決壊したようにね

僕は呆れて見ている


愛が欲しいと君は泣く

小さな女 ....
視力が落ちてから
虫とほこりの区別をつけるのが難しくなった
そのように沈黙の内側から
何かしらの気配を感じ取るのが難しくなった
今、目の前に置かれたCPUのかたまりの中へ
こうやって次々寄せ ....
満たされたら
充分 というのは
嘘だ

永遠を誓っても

手をのばすところに
触れる存在があっても

ふとした瞬間に
冷たくなる
魂がある

その証しに

もう
ふたつ ....
国が国債を刷り続けても

みんなが金持ちになれないのは

金儲けの方法を知らないひとが多いからではない

人口ボーナスが低いからでもない

富める者も

そうでない者も

身の ....
おいっ
おいらたちを拾うんじゃない
可愛いからって 持って帰るなっ

おいらたちは種なんだ
ちゃんと土の中に埋めてくれよ
いつかは立派な
どんぐりの木になるんだ

池に放りこむなっ
 ....
昼間の嘘(あまりにも夜の真実)
人間が嫌い(おもちゃ箱だけが友達)
ひとなみな幸せがわからないから
ひとなみに暮らしてはいけないのと
(わたしの
わたしの
わたしのうちの誰かがそう ....
古い絶望の上に

俺達の廃墟が立っている

「今更どうなるものか・・・全てはもう遅いのだ・・・」と誰かの嘆きが

古い牧歌のように流れて行く・・・

と、俺は急に俺の夢から覚めて

 ....
言葉が出たいと言う

僕の中から出たいと言う

僕は難民を逃がすように

一つ詩を書く

いくつかの言葉が救われ

いくつかの言葉がそっと

頭のおくに帰っていく

また詩 ....
    水たまりにふれる金管のくちびる
    降りやまず続く日
    いちばん始めの地球に戻されたような
    ゆりかごの上をたどる
    ひらいた傘は鳴りきし ....
ぼくは頭がいいから

頭でひとと別れられる

ぼくと確かめ合うと寂しくなるなら

ぼくを捨て生きる練習をすればいい

ぼくも練習を開始する

ぼくは頭がいいから


そういう気持ちを重ねてゆく

ぼく ....
除雪車に
ウチの可愛い雪だるまが拐われました

深夜2時(25時58分)の出来事

私は裸足で追いかけた
100m 200m 辿り着いた近所の川
無惨な姿で発見されました

可愛いウ ....
空よ あなたは何者ですか? 満ち足りた時は美しく 哀しい時には より美しい

なぜだろう 雨も涙も透明なのに青く塗ってみたくなるのは

何もかも捨てたくなって空に投げ 落ちてくるまで こ ....
勝者と敗者の間に
三角定規で線を引く

本物と偽物の間に
フリーハンドで線を引く

好きと嫌いの間に
眉間で線を引く

面白いと面白くないの間に
口角で線を引く

瞬きする ....
昭和二十年八月六日午前八時十五分

ヒロシマは地獄と化した

おなかのなかで泳いでいた名もない 胎児
三輪車に乗って遊んでいた あやちゃん
竹の物干し竿に洗濯ものを広げていた 母さん
ア ....
   瑠璃色が

微弱な電流を絶って不明になる
そのことがわたしのこころを危うくする、
馬鹿げたことだと思うけれど
わたしは時間について
なにもわからなくなってしまったのだ

   瑠 ....
ただのみきやさんのおすすめリスト(14286)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
メランコリア- faik自由詩9*12-1-24
旅をしましょう- そらの珊 ...自由詩11*12-1-24
悖り狂う- faik自由詩21*12-1-24
幸せ- 吉岡ペペ ...自由詩312-1-24
【_凸凹__】- 泡沫恋歌自由詩7*12-1-24
バレリーナ- そらの珊 ...自由詩7*12-1-24
イネムリ- 灰泥軽茶自由詩7*12-1-24
悩み相談ダイヤル_- 服部 剛自由詩412-1-23
幸せの見つけ方- 舞狐自由詩5*12-1-23
朝の歓び- たにい自由詩312-1-23
根雪- 小川 葉自由詩712-1-23
私雨- 未完自由詩5*12-1-23
寒い日- 草野春心自由詩8*12-1-23
Above_the_sky(流転のひと)- 恋月 ぴ ...自由詩27*12-1-23
高利の世界- 花形新次自由詩4*12-1-23
96粒の涙- 梅昆布茶自由詩1712-1-23
視力が落ちてから- 理来自由詩6*12-1-22
孤独という感情- 森の猫自由詩14*12-1-22
金と愛- 吉岡ペペ ...自由詩312-1-22
児童詩_【_どんぐりのキモチ_】- 泡沫恋歌自由詩13*12-1-22
……だから- アラガイ ...自由詩6*12-1-22
出勤風景- yamadahifumi自由詩312-1-22
グッバイ•ワーズ- KとN自由詩312-1-21
雨のゆりかご- 理来自由詩612-1-21
頭とこころ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...112-1-21
救出作戦失敗のお知らせ- 徘徊メガ ...自由詩9*12-1-21
洗濯日和- そらの珊 ...短歌11*12-1-21
線を引く- nonya自由詩28*12-1-21
折り鶴- そらの珊 ...自由詩9*12-1-21
瑠璃色- ブロッコ ...自由詩9*12-1-21

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