切れ切れのあらすじ
離れ離れのせりふ
緑と青と白とその隙間にある
無数の明るい色と寒い色

大脳皮質の砂浜で拾い集めたら
海馬のカレイドスコープに仕込んで
いとおしむように回す

 ....
 1

 雨に打たれながら
 空をふり仰ぐ
 喜びは消えて

 土に手を当てて
 星の身体の温もりに
 触れる喜びも奪われた

 原発の吐息が
 燃えている

 風に乗り 雨 ....
部屋片付けろオバケが出た ひとめたちどまり

ふためあいゆき

ふたりっきり

ことたりて

えんえん/なかない

えいえん/かない

えんえい/てつなぎ泳ぐ


わたしたち、完璧でないことの楕円のプールを
八月一日
骨を転がす夢を見た



八月二日
私ではない、誰かの



八月三日
ブレーキを踏む摩擦の音



八月四日
君は居ない、もう居ない



 ....
見えるだろうか
砂粒のように
細かすぎる 神経細胞を 
串刺しにした 言葉だよ

誰かの微笑みに 同調出来る位
未だ
回復すら していない

だけど くるり まわすんだ

傘回し ....
病院の待合いの長椅子で
おじいさんがあくび
おばあさんがあくび
その隣のおにいさんもあくび
くたびれた私もあくび
うっかりもらっちゃったけど
あくびの正体は知りません
からくりがあっても ....
海原は果てを知らない だって地球を何周したって終わりが無いんだもの

地球は平面でその果てに大瀑布があるって そっちのほうがよっぽどスペクタクルで面白いが

空は蒼くその果ては悠久に続いている ....
ななのつく月は かぜまかせ
はるかとおくの たつまきの駅
てらてらにぶく ほら貝吹けば
なびくはたはた しろいはた 


遠雷ひかる海の底 なにくわぬ顔の神の御影
はたはたっ ....
にじりよる夜
酔っ払いが揺れる
優先席だけぽっかり空いた
日本人の優しさがあって

にじりよる夜
わたしの寂しさにつけこんで
漬け込んで臭いものには蓋をしよう
広がりそう ....
みかん箱に入っていたい気分なんだ今夜は いくつもの季節が血を流したあとで
しだいにかたむいていく水面の
ひたむきさばかりを空白に浸して
そうして
ここに
たくさんの誤謬が積もったら
それはとてもうつくしいことだと
ひとは言うの ....
      

           いかれた月を舐めたい 
           ひりひりする 
           ひかりで
           けがれた 
            ....
こころもからだも捨て身のひとよ

焦がれてただせつに歌う

おまえは少年の瞳をきらめかせる


おまえよどうか愛するひとを護りたまえ

おまえへの純信にやすらかに応えたまえ


 ....
深い深い海の底に僕の故郷がある それは静かで暗い世界 すべてを押し包む沈黙が支配する

僕は光のサインで話す 君の眼に僕の言葉が映るだろうか

ひらひらゆらゆら僕は泳ぐ 強大な水圧のなかひら ....
秋の気配をまだ感じられない 鈍感な八月入り
再び折り目の筋の光は 紅葉もまた眩しい

生まれた月に特別な想いは伏せ 今日も刹那の蝉の唸りを愛している
秋が来る 気配を消して向日葵のまわりコスモ ....
色んな場所に旅行に行きたい
過ぎ去っていく景色を眺め
体の軌道が未知の空間を抉っていく
その新鮮な熱を肌で味わいたい
新しい人との出会いで
表情が更新されていくような
そんな旅行をしたい
 ....
葉月の昼下がりのどうしようもなくもてあました窓の
したで、たったいま、わたしにできることをすべて思
い浮かべてみても、ただ、雨の日の猫のように四つ足
を投げだして眠ることしかできなかった。
 ....
真白い蝶が飛んでゆく
空へ 私の生きる地から逃れるように
あの{ルビ暖かい=燃え盛る}太陽という名の安らぎへ
{ルビ脆い=もろい}羽をはためかせ

黒い蝶が飛んでゆく
空へ 私の横たわる大 ....
無職でサラリーマン川柳を吐く 未来の自分へ書いた手紙に苦しめられている 一円にもならぬ詩を書いて寝ている おれの家にはカミサマがいる
毎朝公園を散歩する
おれがよりそって歩くので
怪しげな影は近づかない
近所で揉め事だ
カミサマを守っておれが出ていく番だ
言葉に気合を入れる
四十年近くも会社 ....
     ゆっくりと目覚めた休日の朝
     起きるとテーブルにはもう目玉焼きができていた
     おはようを交わしたまではよかったのだ
          
     目玉焼きの ....


あおい夜のシナプスが
ピアノ線のよう

音もなくしのびこむ
月の影

月は ぼくを
しらない
ぼくも 月を
しらない






風のない夜
オオミズアオ ....
アルデヒドの香青紫
腹式呼吸が囁く息遣い

鐘が透き通り鳴らす
いつも奴がやって来る

登場人物の証明書を手に

今から会議だと言う
出席決行な目線で誘う

アルデヒドNO5をつ ....
ツキの尽きた夜
月の欠片を突き合わせ

とろりと混ぜた液体を
そそくさと流し込む

この身体に
この心に

乱れた図体は
案外 頑丈で

どこまでも
壊れない

ように  ....
<材料>
トマト4個
玉ねぎ1個
パプリカ2個
ちくわ1本
オクラ3本
オリーブオイル大さじ2
夏の風1分
現代詩2作品
遠くの歌声1曲
ホースで庭につくった虹7色

<作り方 ....
海馬が海を欲しがる
海馬が馬を欲しがる
僕は君を欲しがる
非常に脈絡がないが整合しているさ
君の内臓を貫いて心臓へ達する
もちろん致命傷だ
それが僕の返礼
海馬は賢いんだから
海馬は透 ....
仄かに月は翳りようよう薄明が始まろう
短縮された歴史はこの一点に凝縮する
ストレンジデイ 僕は 獣になっていた
フロイトに精神分析されている夢をみる
そう僕の中の彼女を苦しめてはいけない
僕 ....
ただのみきやさんのおすすめリスト(14211)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夏休み- nonya自由詩21*13-8-3
黒い手紙- まーつん自由詩17*13-8-3
部屋片付けろオバケが出た- 北大路京 ...自由詩313-8-3
泳ぐ_ - 阿ト理恵自由詩5*13-8-3
繰り返す八月- ニワコ自由詩8*13-8-3
孤独だなんて- 藤鈴呼自由詩2*13-8-2
うつるんです。- そらの珊 ...自由詩16*13-8-2
茫洋- 梅昆布茶自由詩1113-8-2
ファイナルしあわせファンタジー7- るるりら自由詩11*13-8-2
にじりよる- かの自由詩9*13-8-2
みかん箱に入っていたい気分なんだ今夜は- 北大路京 ...自由詩413-8-2
_- 紅月自由詩613-8-2
泥のように透明なぬくもりさえも月は舐めたいという- マーブル自由詩513-8-2
せつに歌う- 吉岡ペペ ...自由詩713-8-2
深海魚- 梅昆布茶自由詩7*13-8-1
金風_Ⅱ- 朝焼彩茜 ...自由詩11*13-8-1
本当のこと- 葉leaf自由詩513-8-1
雨の日の猫は眠りたい_2013- たま自由詩29*13-8-1
黒い蝶が飛びだった。虹はまだ架からない。- 創輝自由詩413-8-1
無職でサラリーマン川柳を吐く- 北大路京 ...自由詩713-8-1
未来の自分へ書いた手紙に苦しめられている- 北大路京 ...自由詩713-8-1
一円にもならぬ詩を書いて寝ている- 北大路京 ...自由詩313-8-1
おれは番犬だ- 殿岡秀秋自由詩813-8-1
目玉焼きの皿がからになったらキスをする- 石田とわ自由詩14*13-8-1
月影/あおい印象- 佐東自由詩7*13-8-1
アルデヒド勧誘- 朝焼彩茜 ...自由詩5*13-8-1
ムーンカクテル- 藤鈴呼自由詩2*13-7-31
夏野菜の現代詩サラダ- 左屋百色自由詩7*13-7-31
海馬- 梅昆布茶自由詩713-7-31
薄明- 梅昆布茶自由詩613-7-31

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