一国の最高指導者が
グラサンで人前に現れるというセンスを
今僕は完全にナシと思えるようになりました
そしてディズニーランドに行こうとして
捕まったあの日をとても恥ずかしく思います

刈り上 ....
土曜日の朝
詩の学習会に出かける電車の中
文庫を読んでいたが 文字がぼやけて読みにくい
片目を閉じてあたりをながめ 見付けた左目の異状
会場で雑談中に報告すると
詩友はきつく念を押す
「必 ....
群衆の中を往き交う海猫達の叫びはなおも遠く、
この胸の錆び付いた音叉には共鳴しない。
道端で音楽を奏でる者たちに、路地裏の住人は白けている。
彼は言う。ペインが足りないのだ、と。

人は ....
ある日ぼくのもとに封書がとどいた
送り主をみると
その日暮らしの友舍

たしかにその日暮らしはしているが
友を募るほど盛大ではないし

あけてみると請求書だ
項目として

笑った時 ....
うつむき すぎた
頭を軽くして
ゆっくり上げると

青空

今日の空は一段と青い

でも

この青さは
少し
傷にしみる


そんな気持ちを察してくれる
空は

南 ....
(傘の滴を落としながら)
そこから抜け出すためには
入口を探すしかないのですが、
誕生や死という非日常に囲まれて
小さな日常があるのですが、
強い雨の中 物質と観念をつなぐものは
 ....
【 人生映画館 】

白いスクリーンに
私の人生を映してみれば
どんな映画になるんだろう?

始まりは
ごく平凡な子供時代から
思春期はシャイな少女の
夢見がちな その憧れと日常
 ....
手首に巻いた 虹の飛行機
何処まで飛ばそうか 考えている

エアポートは 何処

何処にでも 存在するのに 
迷ってしまう

雲隠れした 昴を 探し出すよりも 困難
ウグイスの 香し ....
宇宙との交信中酢飯の匂いしている にわか雨が去ると
真冬の風が通りみち
樹木も人も躰を震わす
「バーイ!」
「バァーイ!」
交差点の娘たち
無敵の若さにさざめいて
もっと綺麗な明日に生きる
ヒラヒラと手を振って
ひと ....
ママは 青汁の味がする
時々は トマトジュースの味がする
ママは 玄米の芳ばしい味がする
朝食は 納豆の糸が引く

ママは ほうれん草と水菜を主食にしている
おかげさまで 7・8センチまで ....
時計の一秒ごと刻む音が心臓と共鳴する
進んでいるのは過去の堆積
動いていない僕の胴体を切り刻む

未来は音を編んでくれるだろうか
帰納法を後ろ盾に布団を被り
証明書のない契約に親指を赤 ....
鳥でなければ見たことのないはずの景色を
夢で見た

子どもの頃なら
空を慕った記憶はある

宇宙からの信号は
生まれた日から
届いていたのに
地表に張り付いたまま
私の未来は区切ら ....
くやしさを抱いて眠る夜には
カモミールとロックンロール

ジミー・ペイジ
今日は悲しい一日だった
私の代わりに泣いておくれ
せめて夢の中で
天国へ連れてっておくれ
 最後に見るものは
 あなたのくるぶしがいい

 美しくて
 すべらかな
 まるで 葉っぱみたいね
 朝露に濡れた肌に
 もう一度 くちづけをさせて

 愛情深く揺れて
 あの ....
負けるまで帰れない   土管のうえに猫がととのっている
  紋白蝶はさえずりのように風にふくらんで
  もはや言葉の色はしていない



  捨て去られた、黒い缶コーヒー
  夕空に向けて屹立してい ....
まゆ毛を微調節すればするほどズレてゆく
9月の夕方にある方からメールを頂きまし
た。(あなたの詩は結構好きだがかっこつけ
すぎではないか)というような内容でした。
10月は攻撃して11月は防御 ....
衰弱する息をひたと止めて

女は唇を背に置いた。

通夜

息をするように嘘をついた日

やわらかな地獄に落ちていた。


《劣の足掻きより:http://mi-ni-ma-li ....
秋を着飾った紅葉が
全ての葉を落とした

裸になって
冬の薄い日差しを
目一杯受けたいのだろう

やがて来る
春のために
君は最近歌を口ずさむ
歩いてきた距離は途方もなく長く、
希望を持って歩いてきたけれど
どうにもうまく行かないことが多くて
それでも前だけ向いて歩いてきた

君の歩いている道は
君が望んだ ....
中一の長女の
突然の登校拒否

いてもたってもいられない

家に着くと
テーブルの上に破壊されたスマホ

LINE外しだか
何だか知らないけれど

俺の娘に何しやがる


 ....
  同刻、家の裏では百合の花の一群が燃やされていた
  大幅に腐食の進行した数々の欺瞞に関しては、
  某町の空き地を使用して年末迄には燃やされる手筈になっている
  水槽……
  そ ....
穴のあいていない人間はいません 新年を迎えようと 時がさする 背中を
手を合わせたくなる
いつの新年も色褪せない新年界に居るはずだ
そのように 新年を春の意味を迎えたい

手を合わせ
合わせたくなる

合掌の外れに咲 ....
冬の初め、リンゴの収穫の合間に、友人の車に乗って文化センターの展示を見に行こうとした。時候の挨拶のような何気ない会話をしているうちに、車が急に左に寄って、コンクリートの壁に斜めにぶつかっていっ .... たぶんに、自分のせいだ。たぶん、自身が悪いのだ。
敵は 見えない敵じゃない、見えていることが敵なんだ。
聞えないことが敵じゃない、聞えていることが辛いんだ。
見えているのに 伝え方が解らな ....
華奢な小枝が
今は居ない
おばあちゃんの
背中に見える

身を反らす
一張の弓に似せて

しなやかであるが
少し触れれば
脆く砕けてしまいそうだ

それなのに
見目良く
誰 ....
暗がりのなかの水
灯の無い窓に
階段は増えてゆく
樹に埋もれた塔の上部が
少しずつ空になってゆく


花を見つめすぎて
花になるもの
双つの入口
冷えた川を着て融け ....
限りなく美しい荒野に立ち
私はただ貴方を待っている
南から流れる風の知らせは
温かく私の身体に溶け込み
もうじき逢える希望に満ち
耐えがたき苦難も消え去る

果てしない荒野に煌く太陽 ....
ただのみきやさんのおすすめリスト(14211)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
親父のサングラス- 花形新次自由詩313-12-14
異状であっても病気じゃない- イナエ自由詩9*13-12-14
夜空- ヒヤシン ...自由詩9*13-12-14
ひょうたん島移住計画- 梅昆布茶自由詩23*13-12-14
もう傷はしみないよ- ichirou自由詩7*13-12-14
冬の四角形- 空丸ゆら ...自由詩1413-12-14
【_人生映画館_】- 泡沫恋歌自由詩20*13-12-14
エアポート- 藤鈴呼自由詩4*13-12-14
宇宙との交信中酢飯の匂いしている- 北大路京 ...自由詩513-12-13
さよならの刻- salco自由詩1213-12-13
ママは_青汁の味がする- 朝焼彩茜 ...自由詩10*13-12-13
- 乱太郎自由詩14*13-12-13
鳥でなければ- Lucy自由詩19*13-12-13
六畳間の一人暮らし三年目- ニワコ自由詩1*13-12-13
プラタナス- 霙小町自由詩213-12-13
負けるまで帰れない- 北大路京 ...自由詩813-12-12
- 草野春心自由詩513-12-12
かっこいい散文- 左屋百色自由詩26*13-12-12
「通夜」- 宇野康平自由詩213-12-12
裸木- イナエ自由詩15*13-12-12
君の歌- ……とあ ...自由詩21*13-12-12
深夜の東名高速で出会った鬼たちに憑いていく- ichirou自由詩8*13-12-12
言葉たちの去就- 草野春心自由詩213-12-11
穴のあいていない人間はいません- 北大路京 ...自由詩913-12-11
新春へ「二」- 朝焼彩茜 ...自由詩10*13-12-11
被害- 葉leaf自由詩1113-12-11
そらの最上階- るるりら自由詩12*13-12-11
小枝- subaru★自由詩18*13-12-11
ひとつ_うつわ- 木立 悟自由詩613-12-11
風になろう・・・- tamami自由詩17+13-12-10

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