ぽつり ぽつりと歩けば
さまざまな色の花が咲いてゆく
秋なのに

こんな男が歩く先に

花が咲いてゆく
幸せとはこんなものだろうか

音楽に包まれ
木々に抱かれ
日々は静かに過ぎ ....
{引用=たくらみを実らせた花はもう、少女ではない
女になれば脆弱な季節から嫉妬だけを学ぶ
かなしみ、は 夜を壊し牙をむく
いつも、淋しい姿で佇んではいない、と
教えてくれた あなたの沈黙は深く ....
ゆ!


気合いの入ったコンクリの煙突は
夜な夜な夜を吸いこみながら
湯を沸かしてるっぽい


一日 一生懸命働いた疲れをきれいに洗いながすために
この町の人たちはここに集ま ....
肩口に齧りついた過去
背中に張り付いた
名前の無い鎮魂歌の譜面
真夜中過ぎ、脳天をカチ割るような
レイトショーに踊らされて
死んだ叫び声が内臓を蝕んでいく


 ....
たまごアイドル
たまにアイドル
谷間アイドル
タニシアイドル
他人アイドル
死人アイドル
市民アイドル
親身アイドル
ミシンアイドル
みかんアイドル
股間アイドル
小判アイドル
 ....
見知らぬ国土に降る雨に
静かに碇を下ろし
羽ばたき続けた海岸線に
音もなく見下ろしたあの井戸はもうない
いのちを前にして
ねむることの素朴さを語っている
おまえを愛し
おまえに欲情してい ....
昨日のおやつはコーヒーゼリーだった。
抹茶プリンから出来たmiso・スープの香りに誘われてキッチンに顔を出してみれば、
クッキーの形をした人形の右足だけが焼成前の段階において(既に)切り取られてい ....
自由自在な曲線と色彩を描いてみたら
なにも見えなくなってしまった

ロック・演歌・JAZZ・クラシック・ポップス
邦楽・民族音楽・フォーク
大音量で聴いたら耳が聴こえなくなった

石 ....
古い本を開いたら
あったはずの文字が
ところどころ喰われていた
くいしんぼうの羊のやつめ
紙より文字が好きときている

古いインクは美味らしい
いい具合に熟成していて
ひと噛みすれば口 ....
寒いのですもの
帰ってきました
お嬢さん
おはいんなさい
さあ

光の中へ
しずしずと参りました
クマムシのお嬢さん
ちっともじっとしてやしない
むにむに
六対のおみ足が健気です ....
茶色く疲れ果てた蔓の途中で 朝顔の紅は
夏の追憶の中に留まろうと もがいている
枯れ急ぐ葉に抗う 小さくなった花は
冷えた朝露に濡れて うなだれる


永遠への憧れは たそがれて切なく ....
(世界は、針の骨を隠して生きている)
その身にさくり、
前歯を立てる。
雪のような淡白な
甘味のある肉の味が
春の風を呼んでくる。

けれどもその下で
支えている鋭い骨は ....
列車のベルが心臓直下で響きわたる
蒼白い片道切符を握りしめた駅
朝露で濡れた手は容赦ない
初夏の日、快晴、音楽、赤血球
揺すりあううちに まとめて角がとれて

本能が吹きすさぶ山頂のこの駅 ....
あなたの身体に触れたいの

つのる想いを手が感じるの

階段で躓いた

手を取ってくれた あなたの感触が忘れられないの

後ろからそっと手を伸ばし ギュッとしたいの

おどけた素振 ....
白い平面に産み付けられた
色とりどりの有精卵が
液体の飛沫に刺激され
静かに食いやぶられる

ひかりながら溶液にまみれて息をする
数々のかたちの違う幼生虫が
白い平面を徘徊する
飛散し ....
 すっかり秋色に染まった道を歩いていた。
 足元を覗くと落ち葉にも色々な色があることに気づく。
 こんな事にも気が付かなかったのか。
 秋は徐々に深まってゆくのだ。
 
 最初から難しい ....
孤独な猫だった
丸焼けの鳩だった
まわらない風ぐるま

一等星へ続く坂道を
駆け上がってく自転車 ふたり乗り
後輪ナットにハブステップ 君は立ち乗り

スカイツリーはバベルの塔じゃない ....
霧の彼方に映る影
父母の面影が遠くなる
夭折した妹と弟の面影が遠くなる
そこに近づけるのは何時のことだろう
やがては逢えると信じている
輪廻の果てに
きっと逢えるだろう

そうした ....
確かではない静寂に
ぼくらは包囲されている
心配することはない
ナイフはある
鋭利ではないが

脆弱な肉体でもかま(わ)ないたくましいたましいがあれば

あたりまえにすべき ....
宇宙では
孤独な水平線をゆらすことはできない
体脂肪を減らす緑茶
何の効果が得られるのか
わからないまま日々更新される人口の増減
ご安心下さい
と言う文字の横に
人の良さそうな誰かが
 ....
記憶の穴の水流に
映っては去る音と影
はばたくばかりで飛べない径
小さな本を敷き詰めた径





いつも何か言いたげな
消えない羽を呑み込んで
蒼と灰の時間 ....
それまで
水の中を泳いでいたものが
産院のベッドの上で
あし。になる
それはまだ
自分を支えることも
出来ないけれど
あし。と呼ばれる

こんなに
ちいさく
まだせかいを歩いてさ ....
わたしが桂馬をくすねてきたせいで
あの人たちは困っているにちがいない
そう思うと笑みがこぼれてくる
桂馬ひとつがないせいで
互いが互いに疑心暗鬼になり
それがために命を奪い合えばいいのだ
 ....
痩せてしまった身体を探り
骨を確かめる
筋肉は細く
骨だけは頑丈だ
骨格標本になれば幸いかもしれない

医者から言われたのは良い骨をしていますね
ということ

骨格標本になっても ....
秋が連れてきた死神

彼の声を聞いています

宇宙の鼓動にも似た深い深い群青色の声

夏の魔物は突然姿を消しました

 迷いなさい つぎの夜までに飲み込まれる



冷たい砂漠 ....
今日も
野菜といっしょに売られる
店員の呼び声に包み込まれて
行儀良く並んだ大根の色つやを見比べ
身長と体重を確かめているあなた

 それは昨日  
 あなたから延びた手が
 子宮にし ....
お願いがあるのです

私が着ている
裂け目と泥にまみれたこの服を
ハサミで切り裂いてください
フォンタナのキャンバスのように
時にはためらいながら
時には迷いなく切ってください

お ....
当たり前の 形より
変わり種が すてき

きっと 空からの 贈り物だね
きみは つぶやく けれど

打ち上げて いるのは
地上 からなの

想いの カケラの
代わりだね

カキ ....
名付けなさい
君を縛る暗闇を
君を閉じ込める闇の正体を見極め
君自身が
名付けるのです

例えば
「コウモリ」
と名付けたら
君の闇からコウモリが
切りとられた影絵のように
現れ ....
秋空には

はぐれ雲が多い

悠々と明るい

残骸のようでもある

切られても切りつけられても

青空があるからこそはぐれ雲


約束をしてもはぐれ雲

予定を告げてもは ....
ただのみきやさんのおすすめリスト(14211)
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つぎの夜までに飲み込まれる- 北大路京 ...自由詩915-10-8
日常- イナエ自由詩9*15-10-8
花を探します- 小川麻由 ...自由詩4*15-10-8
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名付けなさい- Lucy自由詩24*15-10-7
はぐれ雲- 吉岡ペペ ...自由詩515-10-7

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