天然酵母は妊婦ですか?
いいえ、それは「頑張り」です。
皆勤賞はトマホークですか?
はい、元気です

首の皮つなげたまま前回り、空が反転した時僕は
まだ生きていることを確認し、懇切丁寧 ....
教習車で好きな子の家の前を通る  ずいぶん長いことご無沙汰しておりました
その後お変わりございませんか

昨年は大量のクスリを飲んでしまい
あなたや他たくさんの方々に大変なご迷惑をお掛けしてしまいました

なかなかうまくこ ....
前略 神社の境内のながい石畳の階段を歩いて きずきました
わたくし カドウ域フェチなのでございます
鳥はイキモノの可動域を知らせてくれる 
「愛(う)い奴 もちと 近こうよれ」と おもうほ ....
「ほーら 極右政権だよ」
「パパ・・・」
アバンギャルド・チックな文言より

体制批判を

おや?それって同義じゃねえ?

多くをアバンギャルドに求めた結果

本来的な意味は陳腐になった

本来は

芸術をもって

 ....
今日も歩いていると

いつの日かの私が

朴訥と佇んでいる

でもなんだか薄皮で安ごしらえ

色もくすんで生気がないが

手を広げて空に向かって伸ばし

かかとを上げて

 ....
己が一番美しい時に
化粧を覚えた少女は
素の顔を誰にも見せぬまま
女となり
老女となり
やがて
横たわる冷たい屍となる

その顔に
再び恭しく施される
化の粧

唇に置かれた紅 ....
彼はどちらかといえば
常識的な犬であった

子犬の時代には無邪気さがそのまま
天衣無縫な彼らしさとして愛された

けれど訓練士によって人間の基準を
与えられた代わりに彼は常識的な成犬にな ....
ほら、風だよ
君のやわらかなほっぺをなでていったのは
みえないものは優しい友達

ほら、風だよ
みえないものは みえなくていい
みえないものは みえないからいい

ほら、風だよ
いつ ....
子どもは揺りかごのなか、ぐっすり。と水になる。
笹船のように耳だけをうかべて、聴いているのは、さざ波の音。
僕は、耳を手のひらで掬いあげ、扉を押し、ひらく。
足下には砂、埋もれた階段、月明かり、 ....
雨の音が聞こえる
雨が礫(つぶて)となって降っているのだ
雨の音が聞こえる
冬の雨は冷たい
雨の音が聞こえる
部屋の中にじっとしていられない
雨の中を歩くしかないのだ。

雨の中を歩く ....
私は道についてよく考える
別にどうってこともないような
つまらないことをいろいろと……

フェリーニの「道」という映画を
レンタルビデオで観たことがある

ジェルソミーナという 頭は弱い ....
遠く遠く僕たちは白い道を歩いてきた
乾いた地面だけが妙に優しくていつも言葉を交わしていた

ロードムービーのしらけた優しさが僕のはじめての街の外だったのかもしれない
泣く場面さえ無い役者はただ ....
だれかの帰りを待ちながら
とんとんとんと野菜をきざむ
だれかの帰りを待ちながら
からからからとグラスを鳴らす
だれかの帰りを待ちわびて
ぽろぽろぽろと頬ぬらす
今度生まれてきた ....
宙の風に
吹かれていこう
きっと見つかる
きっと助かる

かるい身ひとつ
どこまでも
開かれてゆく



宙の風の
声を聞こう
きっと理解る
きっと返せる

通 ....
卵をわざとらしくさせたようなカステラ

あの甘さに真実などない

甘さは真実を同じ味にかえてしまう

そう決めつけてみたところで

悲しみはなにもかわらない

かわらないと決めつけ ....
つぶやきでなくささやき

誰かがいるなら

みんなそうだったはずだ

この街の山並みになれて

朝に照らされて

涙も流せずに果てていた


愛はぼくに練習させる

その ....
蚊の鳴く声に起こされる かかとを鳴らして歩きたい

早くしないと夜が来ちゃうよ

ピアノの前でうつむいた

包帯まみれの正直者も

ハサミになって帰っていくよ

暗いところの過ごし方を

人より詳しく ....
カップがソラだとしたら
コーヒーが注がれて
夜が来る

苦い夜がニガテであれば
ひとすじのミルクが注がれる
銀の匙は使わない
やがて白い雲は 時間に溶けてゆく 

どこかに月が隠れて ....
        前田ふむふむ

鳥が飛んでいる
ひとつの銃弾から
ひとが生まれる
羽が砕かれ
動かない鳥のなかから
声が生まれる

声は
夜の輝きである
ひとりが声をあげれば
 ....
嵐が来る

嵐が来るわ
そんな予感が胸に犇めいて
まるで悪寒が背を這い上がるように
喉を突き破って飛び出そうとする
噛み締めた唇を割って
解き放たれようとしているのがわかる

抑えつ ....
冬のショーウィンドウ
ドレスを脱ぎ捨てたトルソ
首の断面
剥き出しの木肌に上塗りされた塗料が
照明の光を湛えている

展示替えの前夜
殺風景なガラスの舞台
控えめなネックレスだけを身に ....
 
 
樹木のセミヌードに歓喜する
セミヌードの樹木たち
きっと葉っぱが衣服なのだろう
じゃんけんで負けた方から
一枚一枚脱いでいく
かつて人だった頃
そんな大人の遊びがあった
フル ....
頭がボーっとする
鼻かぜらしい

長椅子に背をそらして
胸の奥から息を吐くと
白い蒸気がもくもくと
汽船のように立ち昇る

僕は突然
大洋の中にいる自分に気付く
月夜の海を航行する ....
君は少年のような頬と
薄い胸をしていた

感情が高まった時に
鋭く視線をさまよわせては
まるで炎を吐くように絶叫するんだ

震える肩からは
幾筋かの血が流れ
世界を汚していった

 ....
○月○日
日記を書いている。

*月*日
日記として、刻まれなかったあの時間、あの日について。
三食きちんと食べ、寝る時間、起きる時間も申し分なし。規則正しい健康的な日々。こんな毎日について ....
モンマルトルに世界樹が生えている
世界の中心から その根は 枝をほそらみ
スローモーションで 人々が朽ちるときにだけ
冴えざえと 好き勝手に舞いながら 全体としてと統一のとれたリズムで
 ....
{画像=121205153412.jpg}

稲荷寿司と太巻きが

如何に御馳走であった事か

材料は安価であるが

手間は恐ろしくかかる

ハレとケの区別があった時代

日々 ....
ただのみきやさんのおすすめリスト(14211)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
バイト、決まる- まきしむ自由詩6*12-12-8
教習車で好きな子の家の前を通る_- 北大路京 ...自由詩1112-12-8
かさぶた- 涙(ルイ ...自由詩512-12-8
稼働域フェチ- るるりら自由詩19*12-12-8
クリスマスプレゼント- 吉岡孝次自由詩512-12-8
先鋭的- ドクダミ ...自由詩4*12-12-8
風船- 灰泥軽茶自由詩6*12-12-8
化の粧- 夏美かを ...自由詩22*12-12-8
自殺志願の犬- 梅昆布茶自由詩812-12-7
遠い丘から- そらの珊 ...自由詩1012-12-7
音の城- sample自由詩512-12-7
雨の中- ……とあ ...自由詩9*12-12-7
【_雑記_道について_】- 泡沫恋歌自由詩17*12-12-7
月___桑田のおまけの歌- 梅昆布茶自由詩312-12-7
音のある部屋で- 石田とわ自由詩10*12-12-7
そら- シホ.N自由詩412-12-7
カステラ嫌い- 吉岡ペペ ...自由詩112-12-6
誰かがいるなら- 吉岡ペペ ...自由詩512-12-6
蚊の鳴く声に起こされる- 北大路京 ...自由詩612-12-6
猫のオンライン- カマキリ自由詩512-12-6
朔_或いは静かな底で- そらの珊 ...自由詩2612-12-6
神話—デッサン- 前田ふむ ...自由詩812-12-6
嵐が来る- Mélodie自由詩212-12-6
樹木のセミヌード- sample自由詩5*12-12-6
樹木のセミヌード- 小川 葉自由詩7*12-12-5
海の誘惑- まーつん自由詩6*12-12-5
パティ・スミスのように- 梅昆布茶自由詩1212-12-5
日記- 空丸ゆら ...自由詩812-12-5
樹木のセミヌード- るるりら自由詩9*12-12-5
御馳走について- ドクダミ ...自由詩7*12-12-5

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