140825
かぼちゃがへんなになっちゃった
丸くなった父が寝言を言う
雨が降り続き天候不順だから育つ前に腐ってしまったのだろう
よくあることといえばそれまでだが
 ....
握った手を決して離さないでください。
そこに初めて僕はあなたを感じる事が出来るのです。


握った手を決して離さないでください。
それはゆらゆらと僕を子供に戻すのです。

握った手を決し ....
 
あの頃のぼくたちにイスはひとつしかなかった

半分こして座ることもできたのに

いっしょに座ることもできたのに




 
わたしは、
与えられない
ことを知らない。
与えられる、
奪いとることは
子供の頃から知っていた
諦める、
身を引く
距離をおく
ことも理解できない
わたし ....
何となくというセリフなんか吐くな
きちんと表現したまえ

されど私は優しいからそれを吐息と
あえて描いてきたんだろうと思う

書き込んで書き込んで
描き回るあなたの専攻のない ....
ROKUROKUBI (ろくろ首)


夕暮れの観覧車に
絡みついた
わたしを解いて

BMWの助手席に
しがみついた
わたしを引き抜いて

あなたの吐息と唇が
辿った
 ....
赤くはれあがっていく
この諸手が欲しがるものは、
べっとり熱い熱
弾力の赤い海にのせて弄んで
流し込む遠い川。

くだってくだって
流れていくと
聴こえてくるのは
 ....
そういえばマッチ棒は
頭の先から燃えるので
わたしだって
頭から燃えていって歩いてゆきたい

心が大事って
守っているだけじゃ歩きにくいよね

腕だってふらなきゃ自由じゃない

静 ....
  土嚢でも背負っているのだろうか
  きょうの町は、肩の辺りが硬く強張っている
  木陰のところで音楽は重なりあって死んでいる
  物欲しげな野犬は吸い殻に鼻を近づけやがて立ち去った
 ....
いつも姉は変な顔をして
私の髪を引っぱったり
口に入れたりした

足のつかないプールで
私の背中にしがみついてる

バースデーケーキのロウソクを消す
ソファで寝てる
ギターを持ってジ ....
遠花火指輪の跡に気づかないふり ナンカ違う
調理はココロ安らぐ薬でも
ナンカ違う
世界の主流、マジョリティとデザイン済みの常識ら
全然チガウ
プラスチックとちゃんねる争いの画面たち
ヒントになる
偽を暴く知恵、的を離れ ....
四角い君が
手を触れないでも
美しい音色を出す君が
とっても気になるんだよ
いつか会いたいな
テルミンさん
  しろい頬をこちらにむけて
  月が肩をふるわせている
  窓の外から、じっと
  石でできた町がぼくを見上げる
  けれども雨がふっているのはまだ
  きみの瞳のなかでだけ
  ....
幸福な人は詩を書くな─故黒田三郎

(外出に杖での独り歩きも無理となり)
室内で皇帝ペンギンの歩みを真似ている
哀れな老耄はおひとりさま

全半生のカルマが絡まり
リモースにせめられおじ ....
湯船の湯の中でアルファベットを書いていると
いくつものカルマン渦が生まれた
小さなCの渦
乱れたEの渦
投げやりなXの渦
Qを書くと
Qの渦が生まれ
その中心が優しく輝いているのが見 ....
涙流れず鎮痛剤も効かない夜です すいかが見ている宝物の石ころには
湾曲した空が映っているので
不純物を観察している目玉には
もっと広く曲がった景色が映っているのか
あるいは
そっくり反転した空が貼りついていて
そうすると ....
できれば月に還りたい

できれば土に還りたい

犬の鼻っつらに広い夜

人工衛星お尻を見せて

できれば月に還りたい

できれば土に還りたい


指さきには赤ちゃんの匂いが
 ....
きみとじゃんけんして
どっちが勝ったってかんけいない
だれかがやらなければならない

きみを愛した代償なんて欲しくはない
ぼくたちは証券なんてあてにしてはいないんだ

まっさらな後悔なん ....
鳩を鴉に差し出して
また一日を生き延びた
誰も居ない橋の下に
ただ雨だけがやって来た


苦労知らずの三十路の子供が
にこやかに自身のことばかり言いつづける
聞いている ....
寝て起きて見なかったことにして寝る 爪の伸びた人差し指で
ぐりぐり
肉の孔を掘る
肉の孔に
滴る体液をこぼす

肉のあなから
何かが生えてくる
草のような、
毛のような何か。
何かは形になって  ....
辺境とは文明のセンターではないところ
ひじょうに身勝手な定義とおもう

一律の価値観でかたられるが
離島にもひとは生きている

あるいはかれらには
シンプルで必要なもの以外もたない自由が ....
その虫は
どこからともなく現れて
花に潜り込んで喰っている
払い落そうとしても
逃げもせず
しがみついて
貪り喰っているので
憎らしい
しかもとても醜い虫で
気持ちが悪い
その虫の ....
ぽっかりお月さま 
今夜は月明かり
暖かい風が吹いてきた

ブロック塀の上に猫がいる
ゴミ置き場に猫がいる
駐車している自動車の底にも
猫が潜んでいた

ニャア――

真夜中は猫 ....
古い家が連なる道を駆け抜ける
手に虫取り網 腰には虫かご
ひまわりのワンピースを着て
麦わら帽をかぶり
柔らかなサンダルで
兄の後ろぴったりに 駆け抜ける

スサノヲを祀ることなど
知 ....
ふたりを祝福してお別れの言葉 ナスの牛やキュウリの馬は
陽射しと風に、干からびてきた
筋雲は高くなって、素知らぬ顔で
高みの杉木立に響いて、蜩が鳴く

送り火を焚いて、ほっと安堵する
父や祖父母は、笑顔で帰っていく
 ....
  入り口の方にあなたが立っていたが
  出口の方にも同じようにあなたが立っていた
  べつに邪魔をしているわけでなくただ立っているだけのこと
  そういえばそのような薬物をわたしはどこ ....
ただのみきやさんのおすすめリスト(14211)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
昨日のかぼちゃ- あおば自由詩7*14-8-25
握り合った手- ヒヤシン ...自由詩15*14-8-25
イスはひとつしか- 殿上 童自由詩32*14-8-24
箱庭チルドレン- あおい満 ...自由詩314-8-24
湿度詩- 朝焼彩茜 ...自由詩21*14-8-24
百鬼繚乱_<_1_>- nonya自由詩27*14-8-24
- あおい満 ...自由詩514-8-24
マッチ棒の行進- 朧月自由詩414-8-24
移住- 草野春心自由詩814-8-24
pics- mizunomadoka自由詩514-8-24
遠花火指輪の跡に気づかないふり- 北大路京 ...自由詩714-8-24
回送電車にのれたなら- Wasabi 自由詩114-8-24
テルミン- 凍月自由詩5*14-8-23
砂の城- 草野春心自由詩514-8-23
負の自衛論①- 信天翁自由詩214-8-23
Qの渦- ichirou自由詩14*14-8-23
涙流れず鎮痛剤も効かない夜です- 北大路京 ...自由詩714-8-23
かたまり- 桶谷自由詩214-8-22
月に還りたい- 吉岡ペペ ...自由詩1014-8-22
ともだち- 梅昆布茶自由詩1414-8-22
ノート(金網)- 木立 悟自由詩514-8-22
寝て起きて見なかったことにして寝る- 北大路京 ...自由詩414-8-22
肉の孔- あおい満 ...自由詩514-8-21
離島- 梅昆布茶自由詩15*14-8-21
独裁者- Lucy自由詩17*14-8-21
【_猫の集会_】- 泡沫恋歌自由詩18*14-8-21
かげふみ- 自由詩9*14-8-21
ふたりを祝福してお別れの言葉- 北大路京 ...自由詩614-8-21
送り火- 山部 佳自由詩214-8-20
悪魔- 草野春心自由詩614-8-20

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