一昨日は、君の誕生日だったと思い出しました
遅くなったけど、生まれてきてくれてありがとう

もう、君はこの世にいません
だから、私には何も出来ません
約束だけ置き去りで、一体私はどうやって ....
紙の世界でコーヒーを淹れたい

記憶の断片がいまさら燃え上がる

繊維質の砂漠の中

雨で崩れる家

家具はライターで焼けてしまう

崩れても逃げ遅れない

折り紙ですべては元 ....
粟立つ肌が
早く歩けと脚を鞭打つ
凍雲のすきま
十九時の満月はまだ低く
拾い損ねた人や物より
よっぽど近くにありそうだ

スピードを落とさず
曲がり角も無視して
ひたすらまっすぐ進ん ....
気難しい顔をした男が独り
横顔に夕陽を浴びて
刻まれ顔の皺の陰影
海面から反射した悪意を身に纏う

人生の黄昏時
手ぶらのまま男が独り
視線の先には水平線
海鳥の獲物を掠め取ろうと
 ....
目覚めはじめた街の夜を 置き去りにして
東京発二〇時三〇分 のぞみに乗り込む

この列車に乗って人はどんな望みを持つのだろう
あるいは捨てたのだろう

 夜と昼の混濁したこの街は わたしに ....
月はね 二つあるのだよ 
望遠鏡から離れて 自分の目で見てごらん
三日月の尖ったあごは二つに分かれているだろ
昔の人が見た乙女や兎が住んでいる月
今見る乾いた月の後ろに少しずれて
ぼくに ....
途中からただの悪口 たまたま駄洒落言ったみたいになった 交差点で立ち止まる
君の肩に
桜の若枝が
撓垂れていた

あたらしい通学路に
あたらしい微熱が
恥しげに
淀んでいた

火葬場の匂いのこもる
鉈の重さの
春に


 赤か ....
死んだ生命の行く先が
綺麗に光る星ではなくて

誰かの心に灯るとし
想いは消えないままで

昨日も今日も明日でさえも
完全な暗闇に綴じない意味は

きっと、
誰かを忘 ....
ないだけ金髪の見透けた青に濡れる紫こそ滲む
境界線をまたぎする病葉(わしらば)は踏み込めず
テケにても履けるパンツ白地のまぶしくて汚れ落ちず
気持ち高ぶればうつつ
更に先の橋擦り過ぎた灯籠 ....
いつもヒーローのかげで彼の役回りは決まっていたんだ邪悪の仮面を纏わされてね
子煩悩な彼の私生活なんて誰も取り沙汰もしないんだね

彼の故郷は地球よりも遥かに道徳的に高次な世界善悪さえもありはしな ....
 
アカシアの雨がやむときをききながら

雨がふっているんじゃないかと、窓をあけてみる

月夜なのに、こんなに明るい月夜なのに、



*YouTube アカシアの雨がやむとき (西 ....
星は一生を終えると
ブラックホールとなるらしい

自身の重さに耐えきれず
あるとき自然に崩壊する
質量だけが生き残り
ただひたすらに落ちている
周囲のものを巻き添えに

人も一生を終 ....
 
 
昆虫が窓を開ける
五月と
そうでないものとが
出て
入って
混ざり
離れる
言葉の中で
空はまだ
青く
美しいのだ
日用品と
出来立ての虹を買って
君が帰ってくる ....
育てていた蜜蜂が 熊に襲われた
蜜を狙って巣箱を壊し 女王蜂も食べられた という話

熊って 蜜だけじゃなく 蜂も食べるの?
食べるらしいよ それ以来 蜂が怖がって
外へ蜜をとりにいかなくて ....
 言葉がなくても
 生きていける

 もっと大切な
 ものがある

 それが何かは
 知らないけれど

 言葉だけでは
 生きていけない

 温もりは
 肌で受け取る
 も ....
 顔をかきむしり
 皮を剥ぎ落とし
 血を雨と流しても

 自分の素顔が
 見つからないのであれば

 鮮血の海に
 溺れそうな
 二つの目に

 空を走る
 雲の足取りを
 ....
           130511


摸倣の得意な伊賀忍
 切り隠れ才蔵が有名
擬態が得意な甲賀忍
 猿飛佐助が有名
二人そろって
各地の城下に潜り込み
手柄を立てて真田十勇士に ....
ひとり さまよう  おひとりさま 酔う
大海を さまよう  いっぴきのいか
あたりのいろに   自身を染めながら


いかがなものか 敵があらわれた
いかのからだは またたまくに変 ....
ある時に気が付いた。
自分の命の手綱は自らが握っていると。
不可抗力、つまり回避できない死以外では自分は死なないと。
自分は自分の命を握り締めていると。
いざとなれば大切な者の為に燃え尽きる事 ....
男の妖精もいるのか 身体中にお経書いてやろうか 言葉をこねてなんにしよう
言葉がとがって痛い
言葉をつくって偽る
自分の心さえ偽る

たったひとりの自分を
だれが守ってくれるの
放った文字さえもう届かない
だれかみていてくれればいい ....
小雨 街灯の下
二人 傘も差さず見上げてた
金の粒が降る
あてもない二人へ 祝福のよう
プラトニック
回転する細胞
満たされた月
泣く

豊満する現実
紫色の花
君の話
線香の香り

その情景は
ゆらゆらと
ひたすらに
まだ続くかのように
訴える

ツバメ ....
知らないもの探し
それだけに夢中になって

新しい可能性を、

新しい可能性を、

そうこうしている間に僕ら
花が枯れていることに
誰一人として気付けなかった
夜は暗い
地平の涯まで
音の無い破砕が続いている

彼は農場の納屋の中で眠ろうとしていた
それが懲罰の為か
彼自身の性癖の為かは
今となっては分からないし
彼の履歴を辿るのは
有りも ....
僕はスカイパイロット君の空を翔びたいんだだけど悪天候で視界ゼロさ
空の星を取りに来たわけじゃないんだ君の心を探してるだけなんだからね
僕はサン=テグジュペリじゃあないんだ

誰も見えない暗闇の ....
名まえのもとに咲く花があるだろうか ことばからはじまる思想があるだろうか
槐、槐 蜂は最初からしっていた こぼれる密の甘さを
槐、アカシア 隣り合っても争わず
咲く白と黄色の狭間に立ってみれば  ....
ただのみきやさんのおすすめリスト(14211)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
一粒のチェリー- フゥ自由詩1*13-5-13
ペーパーハウス- 村正自由詩2*13-5-13
タブラ・ラサ(再生紙)- 茜井こと ...自由詩5*13-5-13
見込み違い- ……とあ ...自由詩10*13-5-13
- イナエ自由詩6*13-5-13
- イナエ自由詩8*13-5-13
途中からただの悪口- 北大路京 ...自由詩513-5-13
たまたま駄洒落言ったみたいになった- 北大路京 ...自由詩213-5-13
思春期- 飯沼ふる ...自由詩413-5-13
眠らない街- 秋助自由詩113-5-13
五月の空- アラガイ ...自由詩2*13-5-13
電波星人の孤独- 梅昆布茶自由詩813-5-13
アカシアの雨がやむときをききながら- 殿上 童自由詩24+*13-5-13
いのちの重さ- かわぐち ...自由詩3*13-5-12
息切れ- たもつ自由詩913-5-12
蜜と毒- 砂木自由詩20*13-5-12
言の羽根- まーつん自由詩12*13-5-12
張り付いた仮面と、果たし状- まーつん自由詩6*13-5-12
模倣と擬態- あおば自由詩12*13-5-12
模倣と擬態- るるりら自由詩10*13-5-12
気が付いたこと- たまごボ ...自由詩513-5-11
男の妖精もいるのか- 北大路京 ...自由詩1513-5-11
身体中にお経書いてやろうか- 北大路京 ...自由詩413-5-11
言葉の船- 朧月自由詩313-5-11
或る夏の夜の思い出- フゥ自由詩113-5-11
type1_a- opus自由詩213-5-11
知の無知- 秋助自由詩113-5-11
野火- 飯沼ふる ...自由詩413-5-11
ハートブレーカー- 梅昆布茶自由詩11*13-5-11
えんじゅとアカシア- はるな自由詩1813-5-11

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