プリンが逃げた

スプーンですくった勢いを利用して

逃げた逃げて

とっさに細胞分裂繰り返し

増えた増えて

もとのかたちに戻って

勢いよく

はねてはねて

と ....
 
4月1日につく嘘は難しい
 
もちろん傷付ける嘘はだめだ
嘘でも言っちゃいけないことはある
 
リアリティーだけのつまらない嘘は
騙されても不快な思いしか残らないから良くない
 
 ....
あなたの夜に入り込んで眠り続けている

腐敗した花を投げ入れた 

失われた影に

安らかな苦痛と 砂漠への愛を

目の前が 次第に赤く染まっていく


けしの花が僕を引き寄せる ....
青い空に白く浮かぶ月は


何を思う


地を長く伸びるこの影は


何を見つめる


忙しなく黒白を繰り返すこの世界は


何を目指す
黒い真珠の美弥さんは
思いやり善意何気なく
エジプトの王女の風情
霊の修練されたる人と
   (阪神大震災の前に途絶えた連絡)

恋人でも恋うように
7歳の光子ちゃんと
14歳の淳子さ ....
日曜になると賑わう公園
その先にある薄汚い木造の長屋
四部屋の角部屋
五号が私の部屋

不吉とされる数字を隠す部屋
五号が私の部屋

コンピューターゲームの効果音みたいな
大人の声
 ....
憧れ方が
悔しがり方が
思いつき方が

諦め方が
知りたがり方が
傷つき方が

話し方が
淋しがり方が
食いつき方が

愛し方が
懐かしがり方が
嘘のつき方が

標 ....
振り返ることすら忘れて
あっという間に
時を重ねてきた

不安も愚痴も気にならない
それくらい忙しいって
いいこと?
うん そうかもしれないね

お節介屋さんが たまらずに
{ルビ ....
ユメミルサカナ

僕はとてもとても大きな 水槽の下の方
澱んだ水の中で こっそりと暮らしている
もう誰も見なくなった 暗闇に紛れて
夢を見ていた まぶたは開けたままで

どこでだって の ....
川のほとりを僕は
歩いていく
世界は透明な薄く切り裂かれた布だった
それでも僕は独り
川のほとりをとぼとぼと歩いた

  鳥達は自らの生活を楽しむように
  彼らなりの水浴びを
  人 ....
オカリナの吹く頃
丘に 咲いて欲しいな チューリップ

四種類の 色が 見れる 筈なんだ
富山県産の球根 四粒

球根を 包んでいた紙に
書いてある

いずれも 一重咲
「いち ....
  朝、目を覚ますと
  部屋の天井に
  吊革がずらりと並んでいて
  風もないのに
  微かに揺れていた



  隣家からはテレビの
  ごみごみした音声が響いてくる
 ....
窓を開ければ
東急田園都市線が見える
桜新町の駅が見える
(見えねえだろっ、地下鉄なんだから)
ノリスケ、ノリスケ
ノリスケおじさんが
私に色目を使ってる
ざわめく心よ
嫌悪感よ
変 ....
腐敗するモノの向こう側に
生命を見出したくて

窓際にずっと
リンゴを置いていた彼は

リンゴの腐敗と
それを肥しにして、生まれる
蛆虫を見て、それから、悔しそうに、死んだ

僕は ....
虹はいいな
たったの七色で人を幸せにする
虹の端と端を
想いでつなげたら
希望の円になって
七色にかがやく
地球になればいいな
 盲目なる野人
 陰湿なる大臣
 獰猛なる娼婦

血なまぐさい
人間臭い人間どもがはびこっている

パンをくれパンをくれと叫んでいる女の子は
首に首輪をつけられて
母親 ....
お稲荷さんを歩いてたら

耳の千切れた猫が一匹

やぁやぁ久しぶりおやつをちょうだいなと

お前と会うのは初めてなんだがなぁと

仕方がないからリュックを下に降ろして
開けようとする ....
 
あなたはわたしの大切なものを奪っていきました
 
わたしの初恋です
 
黒い帽子にスーツ
銃の打ち方にぶっきらぼうな話し方
細長い体に低い声
時折見せる優しい目
 
あなたの全 ....
 
 
誰に手紙を書こうか
考えているうちに
便箋はみな鳥になって
飛んで行ってしまいました
ペンを持った私だけが
窓辺の席に座り
次の遠い春を待つ人のように
外の音を聞いたりしてい ....
咲き誇れない午前4時の顔



と俯くだけの日々
天井を仰ぐだけの日々
視線をそらす日々

寝起きで浮腫む午後4時の顔
沈む太陽
輝く星
誰もが眠るのを
息を殺して待つ日 ....
 
心が冬眠から覚めて
ぽかぽかと温まる頃
 
桜の花がハラハラと
切なさとドキドキを携えながら
舞い落ちる
 
終わりと始まりはいつも仲良くやってきて
 
僕らを心地良いイマには ....
{画像=120330035310.jpg}



夢が骨折する街で


そこは夢が白く枯れて行く場所

夢は乾燥して白くなっていく
夢はポキポキ鳴りながら乾燥して行く
夢は乾燥す ....
「働き」といえば 
重荷を負ってゆく坂道が視える 

「はたらき」といえば 
風になった自らが視える 

矛盾にみちた一日の 
狭間に開く  
一輪の花を揺らす 

あの風に 
 ....
巡り来る日々と
ぼくらの幼い憧れとの隙間から
木洩れ日のように降り注ぐ光

聴こえて来るだろう?
光の後ろ側の国から
あの/弾む息が
リズミカルなステップが/

国境線で
少女 ....
トロフィーは贈られなかった
拍手と罵声は
ちょうどはんぶんずつ降り注いだ
彼女のステップは
そういう類のすばらしさだった
トロフィーは贈られなかった
でもそんなの気にしなかった
フロ ....
ころころ丸い石でした
玉砂利敷いた浜でした
黒い巌が砕かれて
波に洗われあやされて
碁石のようになりました

不思議と荒れた海でした
静かではない沖でした
けれども船が穴通
する時だ ....
 
 
薄暗いプラットホームから
各駅停車の
ジェットコースターに乗る
あの日、僕は
いったいどこに行きたかったのだろう
雨降りの遊園地で
もう手をつなぐ人すら
いないというのに
 ....
いつも前のめりに生きてきた
お陰で全身は転んだ傷痕だらけ

いつも誰かがやめろと
大怪我するぞと忠告してくれたけど

やはりぼくにはできなかった
前のめりに生きていくしか

それで多 ....
僕らの脳は杏仁豆腐で出来ている 甘くて軟らかい
ねぇ 顔文字は象形文字の進化型なんだって知ってたか?
火を発見したのはネアンデルタール人? どうでもいいけど
なみなみ注がれたコップの水は運ぶより ....
{画像=120329070830.jpg}

春の朝
庭のプランターの
パンジーが風に揺れている

ヒゲおやじたちの集会だ

いったい
どんな話をしているのかな?

{画像=12 ....
ただのみきやさんのおすすめリスト(14277)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
逃げるプリン- 灰泥軽茶自由詩6*12-4-2
4月1日- 次元☆★自由詩9*12-4-2
_- nia自由詩112-4-2
何を- とると自由詩112-4-1
友垣へ花束を- 木原東子自由詩14*12-4-1
帰ろう- marux2自由詩2*12-4-1
センス- nonya自由詩22*12-4-1
回顧- subaru★自由詩13*12-4-1
ユメミルサカナ- itukamitanij ...自由詩2*12-4-1
ミュージック- yamadahifumi自由詩212-3-31
オカリナの丘- 藤鈴呼自由詩2*12-3-31
吊革- 草野春心自由詩6*12-3-31
ワカメのブルース____唄:あわや、ノリスケ!?- 花形新次自由詩112-3-31
mooring_snow- hhhma自由詩312-3-31
七色の地球- 朧月自由詩512-3-31
変革の前兆- 田園自由詩112-3-31
猫のしっぽ- 灰泥軽茶自由詩9*12-3-31
わたしも奪われた- 次元☆★自由詩8*12-3-31
age37- たもつ自由詩812-3-30
挑戦朝顔- marux2自由詩4*12-3-30
冬眠から覚めて- 次元☆★自由詩5*12-3-30
揺すれて枯れて行く夢達へ- beebee自由詩25*12-3-30
はたらき- 服部 剛自由詩212-3-29
あおい国_2- 壮佑自由詩26*12-3-29
ラメ- はるな自由詩112-3-29
碁石海岸と穴通船の歌- 小池房枝自由詩612-3-29
age36- たもつ自由詩712-3-29
前のめり- HAL自由詩312-3-29
【_短絡且つ安易な思考回路_】- 泡沫恋歌自由詩18*12-3-29
【_春のカオ_Ⅱ_】- 泡沫恋歌自由詩12+*12-3-29

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