ランタナのつぶつぶ
少女はコンペイトウ
春夏秋冬 気ままに咲く
甘美の花言葉も知らない ランタナ

ランタナのつぶつぶ
少女は大人のアジサイに
雨季の間 憧れの感情に
無垢のまま 引き ....
自分らしさを
置いてきた
記憶もうすれた遠い果て

自我は幻想
行きでも帰りでもある
旅は途中

道見失い
落ちて滑って
深いふところ

いだかれるのは
自己の小ささ
 ....
雨の降る隙間に
がんじ搦めの自分の昨日を見ながら
傘を差して歩いてゆく

良いことなど無く稼ぎは
全て税金か家賃
それと借金の返済
食事代など手元には残らず
それでも生きてゆける

 ....
雨季時間は妊婦の安定期に似ている

穏やかに 目を細めて微笑みを

何日も繰り返す

 雨に傘を持たす
 優しい妖精は
 紫陽花の葉をつたう
 雫のかたまりの様に
 儚く 役目を終 ....
日の光を浴びた詩は
いつしか風化していくだろう
人の目に触れて
形を変えてゆくだろう

暗闇の中にぽつんと佇む詩は
鮮度を保ったまま
誰の心にも留まらないで
静かに静かに姿を景色に変え ....
雨だって
遠慮しながらふっている
細くなりながら

畑のいきものが
雫にふるえると
その色を濃くしていった

わたしは
その中にあって
ただ肩を濡らしていた

細い雨に
自分をくそ人間だと思う人格で生きてます
今日蟹屋に初めて出勤しました
店の外の水槽、ここから蟹を取り出し
捌くわけですが新人なんでそんなことさせちゃもらえません
水槽磨きです。手ぬぐいを水道水 ....
 
俺なんてこんなもんだって思えたら、おめでとう

所詮、俺なんてこんなもんだ

そう、俺だけなら



 
頭のいい人は
腐るほどいる
アイデアが浮かんでも
すでに考えている人がいる
と考えるべきだ

そこにはパッションが必要だ
人を幸せにしたいと言う想い。
自分がいくら辛くても
他人が少 ....
私には希望がある

決して手に入らないものを求めている訳ではない
天文学的確率でも
可能性が0.0001パーセントしか無い訳でもない

何事にもタイミングが重要
今回を逃したら次は無いと ....
星はかくれてる
いるはずなのにみえない
それだけで心細い
ひとりになったよう

認められたい
あっていいと言われたい
ひとことで
救われる夜

だれかがだれかのそばで
安心を得る ....
餃子を蒸して食べた。
皮が厚くて美味しかった。

一緒に蒸した人参を食べた。
硬くて嫌な臭いがして不味かった。

餃子を先に食べればよかったと、後悔した。
私の口の中は人参の臭いで満たさ ....
綺麗になりたいと思って伸ばした爪に入る汚れの多さ

痒いと思って掻いた後に気付く瘡蓋から流れる血

届かないはずの想いを瓶に詰めて海に流したら届いた時の怒り

手をつないだ君との将来の約束 ....
忘れていたわ
時の砂は音も無く
ふりつむ透明な悪魔だってこと

どこへいようと
逃れることはできない
生の終着駅が死であることから
逃れることはできない

気づかぬうちに
若葉は枯 ....
誰にも触れられない場所に
花が咲いていた

切り立った崖の中腹
そこには
誰も登って来れない
誰も降りて行けない

そんな場所に独りぼっちで
花は気高く咲いていた

小鳥の囀りに ....
心が高くバウンドして
トランポリンの上で
ピョンピョン跳ねまわる

鉄棒をクルクル回って
天と地がひっくり返った
白いスニーカーで雲を蹴飛ばせ

鼻孔を開いて
大きく深呼吸をしよう
 ....
実体のないおとこからプロポーズされたあなた
その日夜の帳を待ちきれずに、一台の車が朽ちた垣根の脇を走り過ぎた

荒れ果てた民家の中庭には真新しい領収書とセピア色の写真が埋められて
僕は ....
段差段差

すらりと綺麗な人が

高いヒールでぐにゃりとごろりところげた

うしろを歩く私へ

勢いよくかかとが飛んできた

私はちょうど

小ぶりで可愛らしい

さんかく ....
人の顔はトーチのよう
みなの顔に心がよく表れている
魂は青い炎
冬も去り暑い季節がやってくる
僕の心の中には固い氷がある
絶望の暗い気持ち、混乱の頭を運んでくるわだかまり
優しいもの温かい ....
 
 
物、その影は
量となり
嵩となる
影という影は
新たな影をつくり
高く目を瞑ると
擬音語のような
か細い音を立てて
雨が降り始める
わたしは先ず
折り急いだ
紙のこと ....
地面に
言い聞かせるように
雨が降り続く

無色の
絶え間ない呪文が
街を塗り潰す

紫陽花は
すべてを受け止めようとして
雨雲を黙読し

雨傘は
すべてを受け流そうとし ....
私の行く先に母がいて
母の行く先に祖母がいる
どうして一方向にしか
すすめないのだろう

幼児のような
おんなのかおになっても

同じ木が
同じ風にふかれて
私たちおんなを
少し ....
ある日、名指揮者は倒れ 
コンサートは(指揮者無し)で行われた 

ヴァイオリンもフルートもホルンも 
それぞれの奏者は皆 
無人の台の上にいる 
まぼろしの指揮者のうごきを見て 
それ ....
つゆ草

道野辺の草花
各々に水晶のような
真珠のごとき
水滴がつく

重なりあい密集して
見事なる小さな草むらを
指さす妻
素晴らしき光景と共に喜ぶ
口笛を吹くように自然に
言葉が流れる
僕はそういうふうに
歌う人になりたい

だけど
思いってやつは
トゲトゲして不恰好で
喉につかえてしまうから
僕が歌う様は
血反吐を吐く犬のよ ....
メビウスの輪に惑わされ
DNAの意味するもの
RNAの行く先は
科学では分らない事

それは命と愛
共に与えると増えるもの
科学は与えると減るもの
質量保存の法則

概念が違うのだ ....
すべての水の凶兆に立ち
濡れた緑を見つづけている
静かな悪魔が建てた街


どこまでが幻か
袋の底の底をまさぐる
鳥のような 砂のような


瞳が沈み 昇る真下 ....
湖面の淵に座り
文字で満たされた水面を掬う
誰かの言葉が耳を貫いた
様々な感情が混ざりあった波は
さらさらと湖面を滑る

水面を覗きこんだ
私の白い肌は
言葉に出来なかった思いが赤く滲 ....
狐の嫁入りと言う言葉を聞いたのは中学生の頃


何故か白い狐の面を被った白無垢のお嫁さんを思い描いた


林の中をひっそりと進む行列が雨に濡れて哀しく思えた


何故狐の面な ....
雨好きです

雨があがるように

死んでゆきたいと

うたった詩人は誰だったろう

雨があがるように

死んでゆけたのか

ぼくが死んだら聞いてみよう

雨好きです

 ....
ただのみきやさんのおすすめリスト(14211)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ランタナとアジサイ- 朝焼彩茜 ...自由詩12*12-6-12
一歩- シホ.N自由詩512-6-12
雨の憂鬱- ……とあ ...自由詩16*12-6-12
雨季の知らせ- 朝焼彩茜 ...自由詩11*12-6-12
I_ask- きみのて ...自由詩4*12-6-12
細雨- 朧月自由詩312-6-12
蟹屋の丁稚- まきしむ自由詩6*12-6-11
俺なんて- 殿上 童自由詩20*12-6-11
愛と言う名の殺人- ペポパン ...自由詩6*12-6-11
私には希望がある- 田中真知自由詩212-6-11
見えない星- 朧月自由詩412-6-11
選択- きみのて ...自由詩3*12-6-11
矛盾- きみのて ...自由詩5*12-6-11
時の砂- そらの珊 ...自由詩1112-6-11
【_孤高の花_】- 泡沫恋歌自由詩20*12-6-11
【_I_can_fly_】- 泡沫恋歌自由詩6*12-6-11
井戸の中- アラガイ ...自由詩4+*12-6-11
さんかくのかかと- 灰泥軽茶自由詩12*12-6-11
笑顔を灯す- 黒髪自由詩5*12-6-11
- たもつ自由詩812-6-10
梅雨- nonya自由詩30*12-6-10
一方向からふく風- 朧月自由詩312-6-10
まぼろしの指揮者_- 服部 剛自由詩712-6-10
つゆ草- 生田 稔自由詩312-6-9
歌う人- 竜門勇気自由詩212-6-9
与えると増えるもの- ペポパン ...自由詩4*12-6-8
ひかり_かさなり- 木立 悟自由詩512-6-8
- ミツバチ自由詩8+*12-6-8
狐の嫁入り- 永乃ゆち自由詩8+*12-6-8
雨好きです- 吉岡ペペ ...自由詩2012-6-8

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