SAYONARAという花 刺さる赤 あなたの育てていたザリガニが
アメリカザリガニが 
また大きくなりました。
時計台の近くで
風は風の音をたてて。
私たちの脱皮とは
いったい何だったのでしょう。
生きることと死ぬ ....
夕陽のあたる夕暮れの
古いレンガの倉庫街
漂うあの歌 あのメロディーは
港の悲しいエレジーで
昔の俺(おいら)の子守歌

港近くの襤褸アパートで
親父も知らずに育った俺(おいら)
酒場 ....
死ぬ気でやっても
報われないことは数多くある

だからといって
死ぬ気でやるのを辞めたら

それは敗北を認めるばかりか
敵前逃亡との軽蔑すら受ける

だから自分が大事だと想ったことは ....
年季の入ったステレオが
不意に歌いだした
インディゴに沈む
コンクリートの部屋で

遠い国の流行歌
綴りも知らないけど
こぼれ落ちた無声音は
冷たい床を浸していった

誰かが作った ....
【 Window 】

ブラインドを上げて
窓を大きく開けた
そこから新鮮な空気が流れ込んでくる

青い空 鳥の囀り 風の音
明るい陽の光 そこに希望があった
掌を伸ばせば届きそうな楽 ....
      草の香りのする夏の夜に
      汗ばむ背中に頬をつけ
      両腕をからめ眠りにおちる
      そんな不埒なことばかり
      冷たい布団のなかで
    ....
   


    ため息ついたってかわらない
    いまある現状は
    過去のわたしがつくったもの
    引き受けよう
    じぶんがつくったものならば
    ....
沈黙の海へ
ダイブ
言葉の氾濫に
へきえきして

漆黒の空へ
ジャンプ
人工の極彩色が
毒々しくて


指でサインする
タイム
遊びの約束
子どもの現実

繋が ....
目がさめて
なすこともなく
壁にうつる影をみている

となりであなたが
光だね

言った

そのとき
どうしようもなく
たとえようもなく
わたしは
あなたでした

 ....
ほら
めかくしをすれば
大丈夫
この世の全てのかなしみを
わたしの手で
隠してあげる

あなたが
もういいよ、といったなら
指のすきまを開けましょう


目覚めて
しずしず ....
強さとは野蛮とは何

研ぎ澄まされた刃で誰を斬るのか

姑息な闇はもういいとおもった

死がもたらすものの方が正直だと

首を刎ね八つ裂きにしても僕は生きるのだろうか

キンメリア ....
僕の家の水道水には
カルキとカルマが含まれている

カルキは浄水器で
取り除けるかもしれないけれど

カルマはおいそれと
消えて無くなってはくれない

僕は毎朝
カルマで顔を洗 ....
 
父が釣りをしている
何を釣っているのか聞くと
忘れたと言う
僕も隣に座って糸を垂れる
息子とよくいっしょに釣りに行ったもんだ
という話を皮切りに
父が息子の自慢を始める
小さいころ ....
願うって怖い
意気地なしだと思われても

やっぱり 願うって 怖い

世界があまりに美しいと
自分がその一部だということが
信じられなくなってくる 嬉しくなってくる

世界があまりに ....
家に帰って、腰を下ろし 
一才の周をだっこすれば 
小さいいのちの温もりが 
このお腹にあったかい 

この両手を 
短い足の膝下に組んで 
右に左に、ゆさり、ゆさり 

パパは君の ....
雲一つない青空に
紙飛行機が舞っている

一つや二つじゃない
それこそ無数に

たくさんの白い翼が
たくさんの願いをのせて
思い思いの方角へと

ゆっくり 漂う

涙を孕んだ雨 ....
私は花を、あなたに渡す 
あなたの瞳に映る花 
私の瞳に映る花 
ふたりの間にひらく、喜びの花 
大晦日 日系スーパーまで高速を飛ばして 注文していたお節を2組取りに行く
太巻きとシアトル巻き、上の娘の好物のイクラの瓶詰と、
私しか食べない刺身も一緒に買う
「Japanese noodles ....
大好きな人よりも本当は
お弁当の方が好き

はっきり言ってももちろん愛は消えないさ
僕の方のね

でもさ愛がはっきり確かめられるんだ
たとえ見栄え悪くてもね

おかずはいいさはっきり ....
雑木林に捨てられた
大きなブラウン管テレビが
ただ転がっている

近づいて中を覗くと
ガラスの外には
私の知らない家族が映っていて
こちらを何も考えずに

ぼうっと
のぼうっと眺め ....
生徒はいないけれど、わたしは詩のせんせいなんだよと娘に言ったら、「わたしが生徒になるから詩を教えて」って言われて教えるものはないから書いたもの見せてって言った あたたかい水が
空の左右を動いている
小さなうさぎの横顔で
あなたが花を見つめるとき


待ちくたびれた蟷螂が
透きとおりながら死んでゆくとき
涸れ川に架かる二重の橋が ....
       ぴんとはりつめた
       そらのした
       つめたいかぜが耳をなで
       にぎりしめた指先が
       ポケットのなかでかじかむ
   ....
おとうさま
きんととはどうしてきれいなおべべをきているの?

とうちゃんはおもうんだ
とおく離れた御池に
きんととは居て
落ちてきたもみじをおべべにって思った

おとうさま
がてんが ....
私はバスを待っている

行き先の宛てもなく
一人ベンチに座っている

誰かを乗せたバスが来て
ほんの一時バスに乗り込む
ありあわせの言葉と
ありあわせの体で
誰かと一緒にバスに乗る
 ....
おっ 雪
景気は どうだい

見りゃあ分かるだーん
どかーんと絶好調よ


そうだな


まだ まだ


いや今日は もういいと思う


まだ まだあー


 ....
一人
見えない光の向こうを見ていた気がする
東洋人の
格子柄のシャツが無数に行き交う街で


水商売以外に見つからなかった
仕事は
疲れ果てた僕は 暗い街を練り歩いていた
一人で ....
暗黒の宇宙に漂う 青い星
四十六億年前に誕生した 小さな惑星
我らが地球 七十億の人類を乗せている

白い人 黒い人 黄色い人
国も習慣も宗教も違うけれど
みんな地球が育んだ生命なんだ
 ....
音楽こそが私の魂

流麗で豊穣で流れ、そして鼓動するものこそが

魂だというのなら

音楽こそが私の体

肉体的で官能的でいて、それでいて少しもエロスを感じさせない

そんなものが ....
ただのみきやさんのおすすめリスト(14211)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
SAYONARAという花_刺さる赤- 北大路京 ...自由詩313-1-5
忘却- たもつ自由詩813-1-5
エレジー- ……とあ ...自由詩8*13-1-5
決意初め- HAL自由詩6*13-1-5
Naked_Songs- 村田 活 ...自由詩813-1-5
【_Window_】- 泡沫恋歌自由詩15*13-1-5
汗ばむ背中と神さまの思惑- 石田とわ自由詩8*13-1-4
これから- 石田とわ自由詩7*13-1-4
見えない戦闘- シホ.N自由詩313-1-4
- はるな自由詩613-1-4
めかくし- そらの珊 ...自由詩1413-1-4
バーバリアン- 梅昆布茶自由詩1313-1-4
カルマ- nonya自由詩29*13-1-3
正月- たもつ自由詩2313-1-3
願うって- まーつん自由詩5*13-1-3
あたらしい歌_- 服部 剛自由詩7*13-1-3
カンバスと紙飛行機- まーつん自由詩10*13-1-3
日々の花束_- 服部 剛自由詩3*13-1-3
はちゃめちゃな年越し- 夏美かを ...自由詩28*13-1-3
お弁当ってとっても- 梅昆布茶自由詩2013-1-3
ブラウン管テレビ- 灰泥軽茶自由詩5*13-1-3
詩の先生- 鵜飼千代 ...自由詩15*13-1-3
夜と白_Ⅷ- 木立 悟自由詩213-1-2
そらとホームとはじまりと- 石田とわ自由詩13*13-1-2
きんぎょのゆめ- ドクダミ ...自由詩13*13-1-2
片道切符- Mélodie自由詩513-1-2
まだまだあー- ぎへいじ自由詩14*13-1-2
香港経由で- 番田 自由詩313-1-2
【_地球_】- 泡沫恋歌自由詩15*13-1-1
音楽の世界- yamadahifumi自由詩313-1-1

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