アングラな思想に
陰雨は益々逆上し
渦巻く不条理と
液状化する倫理の狭間を
横行していく出任せの正義

快楽の行く末は
琴線に触れもせず
狂い咲く恥じらいと
計算された愛憎を武器に
 ....
ジャポニカには謎がたくさん。

みんな騙されたまんまだ。

政治家は賢こくって、卑怯なんだ。

人が捕まって、人が死ぬ。

そうすると会議で頑張るんだ。

みんなが嫌な事を ....
汚れちまった悲しみに……
中也の悲しみは
なんだったんだろう?

彼は孤独人
人を欲っしながら
人を拒絶していた

誰にも理解されない
運命を受け入れた
その引き換えに
神から創 ....
私たちは雑食で 草でも肉でも食べているけど
全て命あるものであって 命を頂いているわけだよね
つまり 私たちを創っているのは他の命で
私たちを動かしているのも他の命

私たちのために殺された ....
朝の声を小鳥が一番乗りしている
きっと屈託なく啼いている
と信じてみると
ほがらかな朝だ

はにかまないで鏡に向かって
自分を確かめる
大丈夫、かもしれない
程度の信心のままの

 ....
夢ならさめないで

少し肌寒い朝に
ほうりだされたみたいな
いかなきゃいけない気分は
背後の太陽のように熱い

だれかがだれかの
噂をしている
その中で知らないふりはむずかしい

 ....
憂鬱な日には
いつも太陽が見えなかった そこに
見るべきものが
僕には 何も 見えなかった

言葉もなく
朽ち落ちていくときに そこから
僕は どこに 歩き出すのだろう
流れる 時 ....
どれくらい恋を忘れていたのさえ
        思い出せなくなって
公園へ続くこの坂を上りきったら
        思い出せるような気持ちになった

自転車置いて靴ひもをギュッと締めなおす
 ....
鳥は
飛ばなかった
その日

手紙は届けられず
果実は実らない
ペンは握られず
扉は叩かれなかった

あれから
ずい分とながい時間が経ち
しかし
雲は流れず
船は揺られな ....
この世は居心地が悪い

芝居小屋に立ちつくす
招かれざる大根役者のように
俺は どう振舞えばいいのかわからない

君はまるで薔薇だな
庭の生け垣に生い茂り
いつでも水や肥料に恵まれて
 ....
海に連れて行ってくれる筈の
君の爽やかな声は
疑問系で終わってしまった
「南へ行きたいのか?」
落胆の周波数に
頷く事を忘れて
ただ見つめあっていた
そのうちにラジオが
波音を引き寄せ ....
小鳥が自由になった
梅雨空にぽっかり穴が開いて
誰からのギフト?
知らない

知らなくってもいい
青が微笑む
聴きたかった歌が
謳歌する、ここ

を懐かしい、と決めつける
それは ....
上りのエスカレーターに
幽霊が立っていた
ぼんやりとネクタイを締めて
小さな咳をしていた

駆け上がる人が
春のように
体をすり抜けていった
見えない、
それだけで幽霊だった
 ....
あなたは眠りにおちる瞬間のあなたを知っているか
あなたは知らないだろう
あなたのからだは一瞬のこわばりをこえて
完全に脱力することになっていることを
あなたは
ときどき
それに失敗して ....
日常の詩

彼がそもそも歌いはじめた 理由はもう思い出せないけど
物心がついた頃から 歌うことはずっと近くにあった
そんな彼にある日 父親がギターを買ってきた
誕生日でもクリスマスでもない  ....
泳ぐ風 太陽の粉を砂鉄の様にくっつけて

煌くの

雨天に割り込んだ泳ぐ風 まるで子供

ケラケラ ケセラケラ笑う 

痛みを泳がし癒すの 子供のくせに

何を悟っているのさ

 ....
黄金色に燃えている
糸杉が燃えている
ぐるりぐるりと
渦を巻きながら
黄金色に燃え盛っている
世界を構築しているものが何なのか
やっと 気が付いたよ
この宇宙の存在 生物の誕生
全ては奇跡
この世界は奇跡で創造されている

末期ガンの患者の完治や 戦争のない世界ばかりが奇跡なんじゃ ....
トラックのエレメントとオイル交換をしてもらう
33万キロも大地をかけぬけた偉大なポンコツだ
いきつけのスタンドの早川さんとちょいしもねたジョークで
あいさつして笑いあう

こんな日常もいいか ....
薫風が行く
あとを追うのは誰
梢にちいさないのち
めぐる季節への
地図を広げている

薫風が行く
あとを追うのはわたし
梢に君をみつけて
初夏を一緒に
深呼吸する

朝の挨拶は ....
突然雨戸が
何語かで話しかける どうしたの、何
小さなビスケットの家の
窓には童話色のカーテン
それじゃ無理

雨戸は不満を述べてノックする
何か起こったの、今から起こるの
小さな庭の ....
夢のような
青に
灰色を
ほんの少しずつ
混ぜていく
そして出来上がった
今日の夕暮れと
わたしのこころ
木である私は風を感じている
昨日の曇天は特に蒸したが
今はどうだ
沢筋からの一縷の風が
梢をこすり私の腋の下を涼やかに通り抜けていく

かつて私にも過去があった
たとえば私の前で作業をし ....
幸福だ

カーテンを開けさせる

お天気を確かめさせる

朝を食べさせる

歯を磨かせて出掛けさせる

朝の空にきみは

いくつの星を見つける

才能を預かったことが

 ....
妻の親切

伝道が終わった
週ごとに福音をつたえて
サタンの意地悪を
しばし逃れて
今日は二人で
ミニコーヒ-のエスプレッソを
妻は憐みのある女で
いっも可哀相な人を
もてなす
 ....
   

人々が真剣になる時
俺は最もふざけた格好をして出て行って
人々を一つ、クスリと笑わせてやろう
人々は俺を見てゲラゲラ笑い
「道化、これをくれてやる」と言いながら
俺に十円玉を投 ....
いまは6月の風が吹いている。

空には太陽があった。
雲があった。
そして月があり、星があった。
ときには羽をもった鳥や昆虫たちが、空の近くを浮遊していた。

ぼくは中学生だった。
あ ....
身ひとつで悩んでいる

可憐な花が逡巡している

体の調子を整えようか

発信音、着信音

花を喜ぶ顔を見ようか

可憐な花が逡巡している

身ひとつで悩んでいる


疲 ....
雨の日は
透明傘がいい
値段の気安さがいい
ドームの曲線を
雨が流れていくのを見るのは
誰かが
泣いているのを
見ているようで
そんな後ろめたさもいい
そういえば女優でもないのに
 ....
ぼくらの町に
ヨシキリがかえってきた
一羽は川沿いの桜の木に
もう一羽は中州の葦のしげみでなきかわし
恋の歌をうたっていた

そんなとき、子どもたちがドヤドヤやってきて
このちょっと変わ ....
ただのみきやさんのおすすめリスト(14211)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
人よ一夜と洒落頭- faik自由詩15*12-6-15
ニッポン国- 自由詩312-6-15
【_プラスチックな夜_】- 泡沫恋歌自由詩14*12-6-15
食物連鎖とパパ- 無限上昇 ...自由詩412-6-15
六月の朝のスケッチ- もっぷ自由詩912-6-15
適温- 朧月自由詩612-6-15
踏みしめられたものとして- 番田 自由詩412-6-15
風と蕩ける- 岸かの子自由詩312-6-15
- はるな自由詩712-6-15
場違いな賓客- まーつん自由詩812-6-15
strawberry_on_the_radio_jam- ブルーベ ...自由詩4*12-6-14
記すべき日- もっぷ自由詩312-6-14
幽霊- たもつ自由詩612-6-14
眠りとあなた- 美砂自由詩5*12-6-14
日常の詩- itukamitanij ...自由詩1*12-6-14
泳ぐ無邪気- 朝焼彩茜 ...自由詩6*12-6-14
糸杉- 和田カマ ...自由詩1*12-6-14
世界観- 無限上昇 ...自由詩512-6-14
古書店- 梅昆布茶自由詩20*12-6-14
実在の憧憬- もっぷ自由詩912-6-13
雨戸のうちそと- 木原東子自由詩17+*12-6-13
灰青- 和田カマ ...自由詩3*12-6-13
- 山人自由詩4*12-6-13
幸福だ- 吉岡ペペ ...自由詩312-6-13
妻の親切- 生田 稔自由詩512-6-13
道化の還り道- yamadahifumi自由詩712-6-13
6月の風- yo-yo自由詩612-6-13
きみのメルヘン- 吉岡ペペ ...自由詩812-6-12
雨の日は- そらの珊 ...自由詩1912-6-12
夏草の蔓がからむころ- 寅午自由詩812-6-12

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