寝息を立てる
わが子に思う
一生、そのまま
かわいい赤ちゃんのまま
わたしのそばを離れず
わたしを一番ひつようとし
憎まれ口もたたかず
ただ、ひたすらに
一生懸命たべ
一生懸命あそび ....
道端の芸術
速攻で回収
右脳に栄養
暗闇の文学
孤独な毒書
草原へ移動
逆光と逆説
心臓を創作
反感の売買
脈打つ数字
金属の性質
耳潰す静寂
派手な礼服
前菜と若鮎
言葉 ....
あのひとから
ラブレターが届いたので
くちづけをして
しまっておいた

死んでから読もうと思う
あなたが誰なのか
わからなくなってから
 妻の花々と野菜たち

妻と農協へ行った
大きい肥料の袋
を二っ買った
朝には青い朝顔が
三つ四つ笑顔を見せる

花と野菜たちに
たっぷりと肥料をやる
すくすくと育つ
みどりのト ....
この「生き難さ」は何だろう
憂鬱で
だるくて
楽しめない
楽しみと言えば
家でゆっくりすることぐらい
仕事をするのが苦痛で
いつも眠い
この「生き難さ」は何だろう

人生は所詮戦い ....
不幸な少年はバスに乗る 何処へも着かないバスに 最果ての街に行きたかった
月の無い夜に生まれた いつも夜を宿している 言葉を持たない

銀河の端っこから滑り落ちてきた魂だもの 空を見上げる
 ....
木星に片想いしている猫が公園のベンチ おいてきたものに
未練はない
きれいさっぱり
忘れるのみ

遠くに
海を見た坂道も
庭に置いてきたつるバラも
咲きかけていたリラも
つぼみだった
ラベンダーも

既に
季節は ....
真夏の夜に飲む
一杯の冷たい水で充分だ
想像力は限界を超え
はるか宇宙へと飛翔する
月は不気味に光っている
もうすぐ夜が明ける
星々も消え
やがて黄金の太陽も昇るだろう
蝶の羽が一枚道端に落ちている

綺麗なもようを残したまま

朝の光りを浴びて

薄暗い夜になったら眠る

ぱっと目をあけたらここはどこだろう

いつの時代なのだろうかと

宙を ....
幸せだというくちびるがひび割れていて
わたしの手の甲をなでるあなたの指は痩せて、かたい
アルコールのにおいが立つゆるんだ皮膚
蛇のように絡まる指、その言葉


女になんて産まれて何もいい事 ....
思う、
考える、
短くため息、
ポテトチップスをかじる、
続ける、
恋をしている、
わたしはシマリスより忙しい


離れていく、指先から徐々に
枝分かれして漂う
時間の波はいつ ....
化石の心が取り憑いた
寝苦しい夏の夜だ
眠りも目覚めも始まらない
首吊り死体みたいな時間だ
脳味噌には粘土が詰まっていて
こねくり回される夢ばかり見る、そうさ
朝でも昼 ....
池の縁
額紫陽花の青い花片
咲き誇る菖蒲の盛り過ぎ
梅雨晴れの中 君と歩く

池の中
花睡蓮の白い蕾
亀の波紋と蛙の声
梅雨晴れの池の縁 君と歩く

去年の今頃も二人訪れた
城址 ....
走りながら汗をかく電車の車窓から
おれは膨らみきった雲と真向いになる

なんでそんなに大きいんだ
思いを小便のようにためこんで 
我慢しているのか
まわりの雲は白いのに
おまえだけ灰色で ....
困難のトンネルを這い
産まれて
同時に
死がひとつ立ちあがる

混沌のうちから
産まれて
言葉にまみれ
詩がひとつ立ちあがる

墓場さえない
うたは埋もれて
読み人知ら ....
  
「はい」その一


はい!はい!はい!はい!はい!

はいは一回!


{引用=はい}



「はい」その二


はい、はい、

はいは一回!


{引 ....
バスガイドが吹雪いている 寝る前はハッピーエンドだった 淡い光があたりを満たしている そういつもそうなんだ 違った世界
瞼の裏の光景さ 気にするほどでもない そうさ海をゆく

失速してストンと墜ちる そんなことを繰り返して生きている まあいいさ
光 ....
サッシュの窓といえども二十年もすれば、ひずみも出るし、隙間も出来る。
夫婦の間にもずれや、隙間ができる。
若い頃は埋めようと色々と努力して、かえって息苦しくなった。
年経て、諦めたのか、ゆとりが ....
森のひそやかな言葉を聞くとき、私は帰ってきたと実感する。
待ちわびた月日が私に深い瞑想の扉を開かせる。
鳥達よ、歌っておくれ。私は今ここにいる。
しかし私の傍らには今はもう誰もいない。

 ....
なにものにも出番があるに違いない
そうおもわれてしまわれている
いつか
いつか

部屋のすみにおかれた文具のように
ひっそり

それはあなたがわすれていったものたち
だれがせめられる ....
むかでがのんびり散歩してたら
にんげんがさけぶんだ

あわててむかで
はしるはしる
足はからまわりして
からまるからまる

なんにもしません
むかではなきながら
からまる足をうらみ ....
明日の空は赤い。明日まで生きてみよう。   草の皿に
  いっぴきのいなごがとまっている



  ぼくはいつも色んなことを
  すぐに駄目にしてしまう
  砂団子のように丸く脆く
  君への思いを胸のなかに固めて
 ....
不規則に配置された
文字間から
いつも僕は
君の世界に忍び込んでいた

大雑把な地図しか
持っていないから
いつも僕は
君の世界の迷い人のひとりだった

草原の向こうから
手 ....
  がれきを噛む
  直角の月光がきみの
  糸切り歯を白く燃やしている



  かなしみを心にとめ
  そして死ぬように忘れ、
  忘れるように死んでいく
  もろく、
 ....
       真冬日と真夏日が腕相撲をする 
       が 一勝一敗を繰り返すばかり
           で 果てしがなかった

         木陰と日向が討論しあった 
が 太鼓 ....
片隅で中国語が聞こえている
それが意味するもの

空にかかる
「月は古い飴玉」
「海は流れ出た油」
それが町中に広がり夜になる
それがわかる

眠れないのなら
眠らなくてもいい
 ....
ただのみきやさんのおすすめリスト(14211)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
絶対に大人にならないこと!- 小原あき自由詩16*13-7-2
八月の機械- 左屋百色自由詩7*13-7-2
ラブレター- はるな自由詩413-7-2
妻の花々と野菜たち- 生田 稔自由詩313-7-2
「生き難さ」- 渡辺亘自由詩213-7-2
遠い声遠い部屋- 梅昆布茶自由詩613-7-2
木星に片想いしている猫が公園のベンチ- 北大路京 ...自由詩813-7-1
おいてきた- Lucy自由詩13*13-7-1
断片- 渡辺亘自由詩613-7-1
朝になったら蝶になる- 灰泥軽茶自由詩513-7-1
- やや自由詩2*13-7-1
恋は宇宙的な活力である。- あ。自由詩6+*13-7-1
生きる気持ちは歩く死体の中に- ホロウ・ ...自由詩4*13-7-1
梅雨晴れ- ……とあ ...自由詩13*13-7-1
雲よなぜ- 殿岡秀秋自由詩713-7-1
無名の人- シホ.N自由詩613-7-1
「はい」三編- 殿上 童自由詩14*13-7-1
バスガイドが吹雪いている- 北大路京 ...自由詩213-6-30
寝る前はハッピーエンドだった- 北大路京 ...自由詩913-6-30
遠く離れて海をゆく- 梅昆布茶自由詩813-6-30
隙間- イナエ自由詩8*13-6-30
紅の日- ヒヤシン ...自由詩8*13-6-30
太陽はしっていた- 朧月自由詩613-6-30
むかで- 朧月自由詩413-6-30
明日の空は赤い。明日まで生きてみよう。- 北大路京 ...自由詩313-6-29
いなご- 草野春心自由詩513-6-29
君の世界は終わらない- nonya自由詩21*13-6-29
がれきを噛む- 草野春心自由詩613-6-29
濁ったバラード_六- 信天翁自由詩213-6-29
観葉植物- 春日線香自由詩313-6-29

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