焼けた砂浜を
飛び跳ねるようにして
海へとかけてゆくこども
裸足の裏がじりじりと焦げる

ポップコーンが無鉄砲にはじけて白い入道雲になる
どこまでいってもたどりつけない水平線
追えばどこ ....
脂喰い猿

彼らに鉱物性の脂を喰わせた

OPECのスペックは
その金でボール遊びに大金をつぎ込む
あの黒い大地という偏見に人攫いを雇い

人攫いにオファーされた子は
契約というリバ ....
昨日そんな気持ちになった。
未来なんてない
夢は叶えられない。
滅びゆくのみ

彼女との秘密は守れるか?
悪い事をしてしまわないか?
友達の言葉を思い出す。
仕事ができなくなるのではな ....
最終電車で
ロック風の格好をした若者たちが乗ってきた
ギターやベースを抱えている
黒い服の男たちに混じって 笑っている
紫色の服を着ている女の子がボーカリストと言うところか
そんな風に
 ....
まっしろになって

朝からまっしろになって

まっくろな言葉が

ばくはつしそうになって

僕は電話をきった


まっしろな朝なのにまっくろだった

世界にそれをばくはつさせ ....
夢はほとんど叶えられない
それが人生

信じた愛は想わぬときに失う
それが人生

希望は絶望に叩きのめされる
それが人生

こころは骨折する
それが人生

きみは裏切られる
 ....
今日の新聞の隅々まで読む
いまここでなにが起こっているのか
私の足元を確かめる

外に出て
花に木に雲に空に
あらためて挨拶をする

ありがとうと
よろしくを

私 うまれたよ
 ....
土の匂いがした
草の匂いがした
木の匂いがした
日陰ばかり歩いていたら
人間も虫になった


鳴くこともできず
飛ぶこともできず
交尾の仕方もわからず
それでも人間は
虫になれた ....
今宵も天蓋が咲く

高く鳴り響く単調な笛の音

星のまにまに墨は流れる

赤青黄色の死せる光が降りそそぐ

壺中にすら天がある

狭い空といえども

しかし

決して手が届 ....
{画像=120820013040.jpg}


風の音がとまった
日の光が強く押え付けてくる
ガラス窓のこちら側は醒めた水の中だ
連れ立った女学生が口をパクパク動かしている
子供を連れた ....
泣いている君の写真をとった
大きな額にいれて
大切に大切にかざる
もう二度と見ることはないのだから
親を亡くした子を孤児という
妻を亡くした夫を寡夫という 
夫を亡くした妻を寡婦という
しかし子を亡くした親を呼ぶ言葉はない


その痛みや悲しみを表現できる言葉はどこにもない
いまだに焼かれている
真夏の紫外線に焼かれている
皮膚を失ったその石積みが
角質化した褐色のコンクリートが
汗ばむのは
放射熱、反射光
白いテントで防げないその閃光に
遠く台風雲を浮かば ....
白く輝く無慈悲な太陽が
干上がった大地から 何もかも蒸発させる頃

私と彼女は
並走していた

灼けるような暑さも忘れ
私たちは
ただ 明日を生き抜くためだけに
疾駆していた

 ....
峠の道標




ひとり立ち




ひとり朽ち
ひかりはぼくらをほどくだろう

影や風がさわってもくれるだろう

そこでぼくらは調整されるだろう

がんばれば逆向きのちからも生まれる

それがぼくらの今いる世界だ

それでもまえ ....
イタリアの空を見上げた夏も、すでに思い出

大理石造りの建物の前で ニセ物のサングラスの束を売り歩く怪しげな商人がいたり

客を引き止めては 買えと迫る 石畳に並べられた絵はいんちき臭くて
 ....
 パパ
 音楽家
 ピエール

 ママ
 ファッションデザイナー
 織江

 双子の妹
 ミキ
 マキ

 犬
 プリン

 その他

 そんなリカちゃんファミリーに ....
押しだされる
水はつめたい

書物は
ため息のようにぶ厚い
きみのまぶたは
蝶の羽のようなかすかな運動をつづけている

空気は遠くなりすぎた
青はためらい
黄色は純情
うす紫 ....
たぶんの坂道
魚の眼は 閉じられ
信じられない土の中
ゆるゆる
芽を出す
種の音

忘れても
靴の中から

誰かが見ている
見ていない から 空は青い
山へ帰りながらふといつものうたが
歌えないことに気づいた

村の畑で菜をついばんでは涼しい枝でやすみ
仲間たちとじょうだんを言い合ったり
洟垂れ小僧たちを少々おどかしてきをはらしたり

 ....
沢山の言葉が降り注ぐ夜
沢庵 バリボリしながら

読み下すことなんて しない
食べ下すことなんて 勿論ない

漬物は 余り 得意じゃあ 無いんだ
そんな 言い訳を 繰り返しながら

 ....
興味本位で
プライベートの事を聞き
話すと何もアドバイスしない。
損したと思う。

人を決めつけてかかり
自分の自慢ばかりをする。
やさしさがない。
自分の事しか考えない。

自分 ....
最後まで赤くならなかったトマトが
意地はって
枯れた茎にひとりぶらさがってる

青く固く
だけどひかって太陽に照らされてる

お前の気持ちもわかるよ
横目でそうおもった

柔らかく ....
僕らは暑い夏の夜
安い酒をあおっては
語らいつづけたものだった

僕はといえば
汗をかき
粘液質の肉体感覚に
いらだったりもしたものだ

君はといえば
汗もかかず
すっきり笑 ....
明日嵐は来ない
土手の上で今私は翻弄され続けている
地平近くぶ厚い雲の奥の夕日
淡いグレイブルーの空に浮かぶ三角形の小さな雲の端をちりちりと煌めかせ
またその雲の腹に鈍い飴色を抱えさせている
 ....
しあわせな夏の夜は
しあわせな夏の早朝へとつながっているけど
夏の昼間は焼け死んでしまう絶望さえ
わたしは家事をしなくてはと
ごまかして
人生を片付けていく

彼はまだ
今ごろ総武線に ....
心の中のゴミを掃く 
ざぁ、ざぁ、という 
あの音を聴け 

塵一つ無くなった心の中の 
真空の庭に 
ひかりの鳩が降りてくる 

そうしてひかりの{ルビ嘴くちばし}は 
開き 
 ....
静かな川の{ルビ水面=みなも}は波紋を広げ 
今日もざわめき歌っている  
その上に架かる橋を 
誰ひとりそ知らぬ顔で渡っている 
蝶が
土にたかり
互いの喉に触れ
青い夢を見せる
幾度もの成熟
生まれ変わりを
軌跡を描き
焦がされている
羽が
また地面に落ち
辿りつけない木陰に
終わらない
あなたが死んで ....
ただのみきやさんのおすすめリスト(14211)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
あの夏- そらの珊 ...自由詩10*12-8-21
脂喰いザルの正義- ……とあ ...自由詩8*12-8-21
全ては終わった。- ペポパン ...自由詩4*12-8-21
山手線のドアーが開くたび- 番田 自由詩112-8-21
まっしろな朝に- 吉岡ペペ ...自由詩112-8-20
些細な人生論- HAL自由詩4*12-8-20
誕生日の朝- 朧月自由詩612-8-20
虫の季節- yo-yo自由詩712-8-20
空といえども- 高原漣自由詩1*12-8-20
マクドナルドから見える夏- beebee自由詩25*12-8-20
泣き顔- 國朗自由詩112-8-20
呼び名- HAL自由詩4*12-8-19
そんなまちにすんでいる- たりぽん ...自由詩712-8-19
狩り- 結城 希自由詩112-8-19
道標- 神無月千 ...自由詩112-8-19
まだ見ぬ公園- 吉岡ペペ ...自由詩312-8-19
路上画家の風景- ぎへいじ自由詩3*12-8-19
詩人の伯父様- 藪木二郎自由詩1*12-8-19
するどい時計- はるな自由詩912-8-18
空は青い- いてゆう自由詩112-8-18
うたをわすれたカラス- 梅昆布茶自由詩612-8-18
幸せの波- 藤鈴呼自由詩5*12-8-18
人を大切にしない人- ペポパン ...自由詩4*12-8-18
小さい時には青い服- 朧月自由詩312-8-18
夏の夜- シホ.N自由詩3*12-8-18
一面の都忘れ靡いて優しい紫の風のよう- 神無月千 ...自由詩112-8-18
ゆいごん- 蒼木りん自由詩312-8-17
ひかりの鳩_- 服部 剛自由詩512-8-17
橋の上- 服部 剛自由詩212-8-17
夏型- 春日線香自由詩412-8-17

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