ひとは裏切りをぼくに見せるまで

どんな密談かさねていたのだろう

ひとがそれをかさねているあいだ

ぼくは一体なにしていたのだろう


お客様に怒られていたのか

コンビニの夜 ....
おばあさんが畑を耕していると

赤茶けた色に長方形におちょぼ口がついた一輪挿しが

いくつもいくつも出てきた

そこは古くから陶芸が盛んな町

今はない窯元があった土の下に陶器だけが眠 ....
あらゆる人種が人生が交錯する
つまづいている僕
恋をしているあなた
人生は様々な糸が絡まって見えるが
案外単純な因果律の集積なのだと思うが

ICチップはブラックBOXではあるが
完璧に ....
貴方の胸に耳をあてて
静かな午後の小部屋の窓に流れ込み
たゆたう木漏れ陽のような
優しいメロディを聞きたい

そんな願いを
心の闇に深く沈めて
ただ何気なく
貴方の隣に居るだけで
光 ....
白い雲もなく
白い波飛沫もない
ひとつだけの乱反射が
わたしの瞳に届けられる

このひとつの色の波長は
わたしの血液を振動させて
濁ったこころを浄化する

黒い策略もなく
黒い騙し討ちもない
確かな ....
初めから
海でないものだったかもしれない
けれど 確かに
涸れた
だから
海だった と
言い張るほかはない
そのようにして 紛れもなく
青空だった
森だった
輝く山脈だった と
 ....
破魔矢で狙われている 春どまんなか
土からは
いきおいよく命がうまれてくる

その上にいる私は
押され気味にゆれている
風はあたたかい

どっちへゆこう
きまりきった日常なのにおもう
人って
どこから ....
結婚前
付き合い出した頃の
写真を見ながら
今のあなたは
呪いをかけられている
と妻が言い出した
何の呪い?と聞くと
豚の呪いと答えた

私がその呪いを
解いてあげる

口づけ ....
しあわせが
哀しみを連れてきた

さみしいでしょうと
私に聞いた

私は
しずかに微笑んで

そうでもないよ、と
教えてあげた


やさしさが
うそになる

抱きしめら ....
  砂漠
  あなたの両の胸から
  月あかりの残り香



  ねえ、
  アスファルトに臥した
  さびしがりの虎もわらうよ
  口のはじにちいさな
  白い兎をくわえ ....
いっこいっこ
感情を取り出して風にさらせ
解体してルーペに乗せて
顕微鏡もっと下さい

いっこいっこ
欲望を取り出して陽にあてろ
白日の鑑賞会
羞恥で炎上

いっこいっこ
記憶を ....
未明。雨が降っている。殴り付けるような強い雨だ。風は森の木々
を蹂躙しながら北へと向かう。雨だれを引き連れて。しだいに厚い
黒雲がうっすらと明るくなっていく。森のあちこちには輪郭のぼや ....
バチバチ
ステージが変わるよね

「ババーの乳首が湯船をたゆたう」って言われても
萎んで来たけれどまだたゆたうほどじゃないし

てか、
ボーイ!
乳首がたゆたう湯船をどこで見た ....
そよ風が四月を渡ってゆく
ぼくの探し物は君に決まっているだろう
公園のブランコに座っていた
同じリズムで揺れていた
ツインテール

いつか大人になってゆくんだけれど
しろいブラウスの胸が ....
母さん

思いきって
芋焼酎を
ノンアルコールビールで
割って
飲んでみようと思います
母にあいにゆく 明日
なんとなく息苦しい
なんとなく憂鬱

母は
やっぱり母だろうな
そうであってほしいし
そうでないことも願っている

今日は鏡をみない
私の中の母をみたくないか ....
寒暖を繰り返しながらも 
季節は、僕等を乗せた舟のように 
羅針盤の指す方向へ 
今も流れているのでしょう 
季節の日がもう少し昇れば アイスコーヒーがやってくる
マグが夕日に帰ってゆく また今度と

今年もデビューを待つ 氷とブレンドされる濃いめのブラック

記憶の貯蔵が一色に目覚めるだろう
カ ....
黒いマントばかり羽織っていていいのかしらん。アイルランドの空みたいくるくるう天気に傘はいらないと思ったからなのですが。月曜日のうすら寒い朝には必ず道にサザエさんの頭が落ちていますし、ワカメSoupにい .... 窓から差し込む陽光に
そっと手を翳す
翳した指の透き間から
幾筋もの光が和音となって、響き渡る

部屋中に響き渡るそのハーモニーは
希望に満ちた朝の光
朝の空気の中、陽光が満ち溢れ
そ ....
この ちいさなガーデンには
色んな花が 咲いている
と 書けば
一見 華やかさをも
演出できるだろう

枝が枯れた ジン や
幹の枯れた シャリ さえも
愛しく 思えて く ....
はやく大人になりたいな
頬を薔薇色に染めて君は言った

子供のころに戻りたいわ
目の下に立派な隈をこさえて君は言う

いつどんな時
君は君の世界に満足するのだろう

僕は狂った時計の ....
日暮れが命を光らせる
うすい羽の滑空を
ぺらぺらぺらぺら遅らせる

何度もここで羽化をする
通り過ぎた残響を
鼻を湿らし数えてる

長い時間はプレパラートで
あたたかいのはたぶん届い ....
宝船から突き落とされる バイクで走っていると

その家は高野豆腐みたいな家

古くて四角くて緑がたくさん

黄土色の柔らかそうな壁こげ茶色の柱

赤いポストが錆びて擦れて鈍色に輝く

見た目は良くないけれ ....
人知れず
誰もが皆
哀しい背中を持つ

喧騒に背を向けて
明日に
愛に
夢に
破れて

人知れず
誰もが皆
闇底の住人

哀しい背中のそのままで
明日を
愛を
夢を
 ....
 
 
最近6なことが無いよ、
と7が言うので
6が無ければ7も無いんだよ
と言うと
7は5になって
軒下で雨宿りをする
押し出された5は
黙って雨に打たれている
水にも溶けないか ....
今宵もそこいた猫と
今宵もそこで会釈する
怒りも悲哀も肩こりも
わたしは淡く溶けてゆく

何度か変えてもみたけれど
帰りに飲むのはこのお店
過ち、不条理、肌荒れも
わたしは淡く溶けてゆ ....
爺のモットーは清廉潔白公明正大

姫のモットーは人生は遊び女盛りを飲み尽くせ
そう姫は酒豪でもある
一升二升はお茶がわり
姫とサシで勝負して死にかけた男は数しれず

だからいまだに嫁の貰 ....
ただのみきやさんのおすすめリスト(14211)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
それをかさねているあいだ- 吉岡ペペ ...自由詩713-4-27
一輪挿し- 灰泥軽茶自由詩8*13-4-27
交差点- 梅昆布茶自由詩1113-4-27
音楽- Lucy自由詩9*13-4-27
あお- 乱太郎携帯写真+ ...17*13-4-27
砂漠の風景_1- Lucy自由詩12*13-4-27
破魔矢で狙われている- 北大路京 ...自由詩513-4-27
- 朧月自由詩413-4-27
俺はディズニーじゃない- 花形新次自由詩513-4-27
等価- umineko自由詩7*13-4-27
砂漠と虎と兎- 草野春心自由詩513-4-27
いっこ- 三田九郎自由詩213-4-27
pteron- 紅月自由詩313-4-27
16才と30才の同級生- 鵜飼千代 ...自由詩15*13-4-27
愛しのツインテール- 梅昆布茶自由詩1013-4-27
発明- 花形新次自由詩113-4-27
おんなの鏡- 朧月自由詩313-4-26
航路_- 服部 剛自由詩413-4-26
カウントダウンコーヒー- 朝焼彩茜 ...自由詩813-4-26
確かに、春は- 阿ト理恵自由詩8*13-4-26
コード2- ……とあ ...自由詩10*13-4-26
わたしワールド- 藤鈴呼自由詩2*13-4-26
ネジ巻男の憂鬱- 瑠依自由詩513-4-26
夜光虫たち- カマキリ自由詩313-4-26
宝船から突き落とされる- 北大路京 ...自由詩713-4-25
高野豆腐家- 灰泥軽茶自由詩5*13-4-25
哀しい背中- 三田九郎自由詩413-4-25
7,6,5- たもつ自由詩813-4-25
とろとろ- 三田九郎自由詩3*13-4-25
姫と爺の物語パート2- 梅昆布茶自由詩413-4-25

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