賽の河原にて

幼児の地獄 賽の河原で鬼がぼやく
この頃河原に来る幼児の数が減って
たまに来ても 石積み遊びを知らない 
石投げばかりしていて危なくて近寄られせん
ケルンつくってみせ ....
      参ります、参ります
      もうすぐそちらへ参ります
      陽の当たらぬ公園で
      凍えたブランコ揺れている
      さくらの蕾はふくらまず
  ....
笑った顔がカブトガニの裏側 光がどんなに早くたって
地球を廻ることはありません

もし一秒に7回半も地球を廻ったら
ぼくの陰はずーっと伸びて
延びて のびて 
ぼくに後ろから覆い被さり
また延びて 延びて のびて
 ....
空を翔る 白い翼
不死鳥の如く 聳える
青い空 高い浪だけに
この建物は 桃色に 彩られた

ネーミングが微妙よねって
君が 茶化す
未だ 茶柱も 立っていない内から
冗談は  ....
バースディケーキの上は綺麗に飾られた素敵な世界。いつもはジミィな醤油色に彩られたばあちゃんの食卓が、がぜん夢見がちな乙女色になるから不思議。白いくりいむからは甘い香りがしてきて、苺はまるでお姫様みたい .... むしゃくしゃくしゅん
気持ちのスイッチパチンと
切り替えられたらいいのにな
どうでもいいことが
どうにもよくないからよくないね

むしゃくしゃくしゅん
花粉の前触れか
誰かが噂している ....
紙をこする
チャコールの音が響く部屋
モデルに雇われた猫は
ねむたそうに欠伸をしながら
裸体をテーブルの上に広げている

デイバックから化粧道具をとりだし
バスタオルを巻いた ....
バラードでもヘッドバンキングするのか オイラおっさん猫2003年生まれだからおっさん猫

同年にあかねちゃんに拾われたから毛食住セレブ猫

時が流れておっさん猫 でもかわいい健在の猫パン チ

最近は赤ちゃんがオイラを ....
黒煙に踊る鳩の羽 ライトに射抜かれ
狙うガラスの破片 ギラリとゆきずり
踏まれ踏まれたガム 黒く鈍く

怒涛の雑踏 足足足顔顔顔
放置自転車の屠殺場 影に 


ペンキの剥が ....
猫砂に埋もれた二人の思い出は
一部は綺麗に乾涸らびて
形だけくっきりと存在している

一部は砂がかけられずに
異臭を発して、未だ砂の上の鎮座する。


軋む心と身体を引き摺って
ほん ....
めざめは はるかとおく
めざましは なりやまない
汽水域からの 電話の呼び鈴が 
あんなに激しく鳴っているというのに
あらたな就職口からの
電話だというのに

めざま ....
あなたは笑っているのか
どこにいてもわかるお日様の声

私たちの心臓は揺れていて
駆けつけたい気持ちではちきれそう
あなたの詩は泣いていて
文字をなぞれば指が濡れ
ゆき場の無い塩水が光っ ....
起きた時喪失を感じる。夢を遡り昨日を遡り、どんどん過去へと逃げていく私の心の半分。私は朝起きるたび心が半分になる。そして、過去へと遡って行った心は決して帰ってこず、その代わり消え去った思い .... 悪い夢ばかり見る
いつも笑えることとか
いつも美味しいと思うこととか
すこし亡くなってしまうくらいの

風が強く吹いている気がして
精一杯手をこすっても
どんどん冷たくなっていく ....
写実と抽象
溢れてくる
水のように
時に
ドロリと油のように
とめどない
そう思いたい
いくら湧いても
無価値であることがルールだから
銃や世論や爆弾
情勢や圧力で
制圧され奪わ ....
私が不治といわれる病気になった時
学校のことや
子供会のことなんか
代わって引き受けてくれたママ友に
「いろいろごめんね」と謝ったら

事情を知っている彼女は言った
「そんなこと、気にし ....
ひとり双六で『1回休み』のマスにとまる  ポケットは好きだ。
 もし、この世界からポケットがなくなったら、ぼくはきっと、お猿さんになっちゃうだろう。いちばん好きなポケットはダウンジャケットなんかについてる、ハンドウォームポケットっていうや ....
暗闇の中で
夜眼のきかない私たちは
離れ離れになり惑い
不安げに歌を口遊む
重ならない音
不協和音が大気を揺らす
世界中が苛立ちで満たされる


もっと明るいうちに
互いの眼 ....
 
わたしを見て

瞳に映るわたしだけがわたし

わたしがわたしでいるために、わたしを見て




 
大陸を渡り海を越え
渦を巻き
街を空を
夜を冷気をかき混ぜる
降り落ちた闇を雪をまき上げ
小枝を折り幹をしならせ
あらん限りの嘆きを呪いを
憎しみを籠め
声を震わせ
吠える
呻る
 ....
流行が一周するまで着続けている 懐かしいという言葉を話すと
鼻の奥がツンとくる。

春はまだ来ないが、
冷たい風が吹いている。

君と二人、風に乗って行けるものなら、
君の生まれ故郷のこけし橋の欄干に行きたい。

 ....
死ぬ時が来たとして
痛みを抱えているのか
苦しみを抱えているのか
その時の自分はどんな感覚なのだろうか


想像しても
想像しきれない
死ぬ時の体調、心象、環境、諸々 
読み切れ ....
『お母さん、最初から一緒に寝てほしいの』
『あのね、お母さんは忙しいの。
 後で行くから、最初は一人で寝ないとね』

今夜も娘は
テディベアを抱きしめて寝ている
その規則正しい寝息を確認し ....
己の罪の数だけ
要らぬ蕾をつけるがために
言葉と孤独を闇に吐きつつ
切ない光合成を繰り広げる

届かぬ時空に
半端な想いを投げ上げて
何もつかみ取れない握力を
夜毎くどくどしく恨み ....
今度露胃チン
日有るロンさん
グル濃さ眠
ポリフェノール
リコピン、セサミん
イソフラ凡

一歳でも若く見られたい
一日でも長く健康で過ごしたい
ぴんぴんコロリが理想です
認知症だ ....
どうしたいんだ

雲になりたい

何をしたいんだ

告白したい

楽になりたいんだ

言葉を吐き出して 自分だけ楽になりたい

答えがでないんだ

三次元から飛び出して
 ....
ただのみきやさんのおすすめリスト(14211)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
楽しい空想ー地獄事情ー- イナエ自由詩10*15-2-19
如月便り- 石田とわ自由詩9*15-2-19
笑った顔がカブトガニの裏側- 北大路京 ...自由詩315-2-18
楽しい空想ー光ー- イナエ自由詩9*15-2-18
ルート8_日本海から山までの軌跡- 藤鈴呼自由詩2*15-2-18
アンゼリカの正体- そらの珊 ...自由詩14*15-2-18
気持ちのスイッチ- 灰泥軽茶自由詩615-2-17
アトリエ- オダカズ ...自由詩5*15-2-17
バラードでもヘッドバンキングするのか- 北大路京 ...自由詩215-2-17
毛食住おっさん猫- 朝焼彩茜 ...自由詩12*15-2-17
黄色い夜- 加藤 郁自由詩315-2-17
猫砂- ……とあ ...自由詩11*15-2-17
はるか- るるりら自由詩12*15-2-17
お日様の詩- たちばな ...自由詩12*15-2-17
起きたとき- 葉leaf自由詩715-2-17
悪い夢- 瑞海自由詩2*15-2-16
○○であれ- 秋也自由詩115-2-16
明日は我が身- そらの珊 ...自由詩17*15-2-16
ひとり双六で『1回休み』のマスにとまる- 北大路京 ...自由詩915-2-16
ポケットのひと- たま散文(批評 ...16*15-2-16
夜のオクターヴ- 衣 ミコ自由詩9*15-2-16
見て- 殿上 童自由詩14*15-2-16
冬の嵐- Lucy自由詩16*15-2-15
流行が一周するまで着続けている- 北大路京 ...自由詩415-2-15
思い出- ……とあ ...自由詩11*15-2-15
死を想い書き巡らす詩- komasen333自由詩5*15-2-15
テディベアと詩集とブランケット- 夏美かを ...自由詩37*15-2-15
- nonya自由詩18*15-2-15
あんちアンチエイジング- Lucy自由詩10*15-2-15
孤島で孤独に独り言- 佐白光自由詩1*15-2-15

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