跳ねる。狂わすように精密なリズムで、拿捕。
わくわくするよに踊るような混沌を混ぜ合わせたなら、
騙し絵みたいな階段で、ついらく、していくことを誰かが池を賑わす魚みたいに呼んだ。

なぁ群青色よ ....
いっとき
誰かをおもい
泣いたとしても
朝が来れば
人は顔を洗い
食事をし
読みかけの本の頁を開く
晴れていれば
陽を浴びに出かけ
つばめが巣立てば
ほほえむでしょう
四葉のクロ ....
配達中にラジオで聴いた
でんでんむしを歌うあいだしょうこ

WIINKのあの娘だとおもった

つのだせやりだせあたまだせ
でんでんむしが言うには

そんなのわかってる
あんたこそ元気 ....
水より安い酒を友としている 長文及び乱文のごとく酒 赤ちゃんの匂い 柔らかい肌の匂い
ふわふわの肌着の匂い あたたかいホッペの匂い
新生児のウンチは 美しいきいろ
お日様の下でひなたぼっこした後の
どんな高価な石鹸の匂いよりも
甘くて 柔らか ....
私の
右のてのひら
左のてのひら
載っているのは
目に見えるものばかりではない
見えないけれども
無力でもないそれらは
良いものとは限らず
悪いものとも限らない
間違えて捨て
間違 ....
くたびれた我が身に
赤い旗がいくつも立つ
宣告は容赦なくて不要物に
なる日もとおくはない

息子達のために生きているつもりでも
やつらからはなんの音信もなくて

CSN&Y
ぼくたち ....
間違い始めた瞬間には
それが過ちだなんて信じられない
僕は幼くて
君は僕にとって煙草みたいなもの
手頃で歪な灰と空間だった
君がそれに気付いていたのかは
もう今さらどうでも良いけれど

 ....
目の開いたバラバラ死体を私はずっと捜していた
手はお喋りだと口がくちぐちに言うので
うるさい手を切り落として 口に食わせた
口は満足そうに 黙ってくれた

足は突っ立って進むことしか ....
きれいきれい
爪も髪も肌も
靴も上等 生地も最高
そんなまるまるちゃんを裏がえしたら
たぶん手に入れやすいブランドのタグついてる
自分の失ったものに色や形があればいい
失ったとき気づくから
何を失ったかわからないまま
生きるのはなんだか切ない
失うものにさようならやありがとう
と言えたらいいのに
小さなへびかと思ったら
いつかちぎれた
しましま模様の靴紐だった
だとしてももう
それをくぐらせるズックの穴がない
わたしにはもはや必要ないものだったので
さよならを言って
立ち去るくら ....
右、右、右、もうちょっと左、

あふれだす切実

あのひかり

かなしみ

ほこりやにおい

おんなが語り出す

床の間の水仙までが冷たく見えたお正月


馬鹿もいたろう ....
人間といったところで
革袋に詰め込まれ
骨に抱えられた
一本の管
 一日一日隠し事が増えてゆく。
 ゴッホはどうだ。
 モーツァルトはどうだ。
 あなたはどうだ。

 言葉に気持ちを乗せてみると意外と楽になるね。
 何を望んでいるのか私にはわからない ....
 何度繰り返せば気が済むのだろう。
 私は自分を見た。
 逃れがたい現実から目を背けてばかりで。
 今日もまた一冊の書物の中に引きこもる。

 死にたい なぜ。
 死にたくない なぜ。 ....
ドゴール空港は鉛色の霧に閉ざされ
次にくる四分音符を待っていた
誰を待つこともないのに

今朝食べたチキンサラダの余韻が舌に残り
ぼくは何故か戸惑っていた
くたびれたレインコートが黒ず ....
雨が降るたびに気温が上がっていく
ベランダでシャツが風に吹かれて
夜までそのままでいる

0時を過ぎてようやく
ロビーの郵便受けを確認する
区報
ダイレクトメール
それらをまとめてポリ ....
死は染み込んで染め上げる

焔が舐めたまだら紙のように


あゝ 死を忘るゝな


近しく側にいつもいるのだ

それはあなたと産まれた


あゝ 死を忘るゝな


安ら ....
何年も前の事だけど
「紀伊国屋なう」というメールを
貴方がくれた
その時は
電車に6時間も揺られなければ
紀伊国屋のあるその街へ行けない土地に
住んでいたから
「今その町に私がいれば、
 ....
猫捨て山に 陽が落ちて
カラスは 山に 帰れない
七つの子が 死んだから
私は どうして 生きられよう

夕焼け 小焼けで 日が暮れて
死んだあの児を 探しても
赤とんぼは もう 飛 ....
ガンジスをゆくものはすべてガンジスの速度をつたってゆくのだ

ひかりはかげだしかげはひかりだあるはないだしないはあるだ

両手からあふれるガンジスに詩の本を読みながらつかっている

石のう ....
ガードレールの内側に
くくりつけられた花束
それに向って手を合わせる
初老の女性がいた

先日、その場所で
交通事故があったことを
私は知っている

バイクとワゴン車の衝突で
事故 ....
そうだったよね
くねっとすること

ぺとっとして もぞもぞして
変な感じがそのうち分からなくなる

それって変態じゃない?
とわたしが言うと

とてもすまなそうな顔をしながら
胸に ....
たぶんぼくらは
ひとつのベクトルなんだ


サディストであれ
マゾヒストにしろ


ゼロとして生まれて
あまねく世界に分解される


あるいは不分明の万能から
 ....
母になれぬ娘と泣いてやる  
 
駅のホームで
卵が列車を待っている
やがて快速が到着すると
卵は意を決したかのように
勢いよく転がり
身投げをした
このことは明日の朝刊に
ダイヤの遅延情報とともに
小さく ....
風と波とが ゆらめきながら
私を冒す
もどかしさが 私の中で爆発しそうに煮え滾る

結晶化し始めた世界で
私はおぼつかない存在になる
そこに立って 信号が青になるのを待っていた
今では私 ....
夕暮れの秋に立って
冬の陽だまりを眺めている
そこの冬は
春に向かってとても急いでいる
私は檸檬を齧りながら
言葉にしたくない願いを持て余している
ただのみきやさんのおすすめリスト(14271)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
Ultramarine- 楽歌自由詩1*15-6-3
天を見つめるということ- そらの珊 ...自由詩22*15-6-3
でんでんむし- 梅昆布茶自由詩1115-6-3
水より安い酒を友としている- 北大路京 ...自由詩715-6-2
長文及び乱文のごとく酒- 北大路京 ...自由詩515-6-2
あまいこと- 岸かの子 ...自由詩7*15-6-2
_- もっぷ自由詩4*15-6-1
息子へ- 梅昆布茶自由詩1215-6-1
背徳感- 智鶴自由詩115-5-31
盲目- 為平 澪自由詩9*15-5-31
ブランド- はるな自由詩315-5-31
失ったもの- リィ自由詩2*15-5-31
へびか靴紐- そらの珊 ...自由詩18*15-5-31
邦子の春- 吉岡ペペ ...自由詩315-5-31
人間といったところで- イナエ自由詩11*15-5-31
おやすみ。- ヒヤシン ...自由詩6*15-5-31
懺悔- ヒヤシン ...自由詩5*15-5-31
旅路- レタス自由詩1*15-5-30
雨間- 春日線香自由詩315-5-30
memento_mori.- 雨の音自由詩115-5-30
紀伊国屋- Lucy自由詩26+*15-5-30
NEKOTALGIA・Ⅸ_<猫捨て山に_陽が落ちて&g ...- 南無一自由詩215-5-29
青い道- 吉岡ペペ ...自由詩415-5-29
【_ガードレールの花束_】- 泡沫恋歌自由詩11*15-5-29
コロポックル- 鵜飼千代 ...自由詩25+*15-5-29
大きさがあり_方向がある- シャドウ ...自由詩2*15-5-29
母になれぬ娘と泣いてやる- 北大路京 ...自由詩215-5-29
遠足- たもつ自由詩3+15-5-28
逃げ水- 伊藤 大 ...自由詩215-5-28
冬の陽だまりを- もっぷ自由詩515-5-28

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