忘れた頃に咲いた花が実になり
葉に埋もれて隠れるように林檎の姿になった
でも とても小さくて梅の実のよう
実をすぐりおえた枝の 摘まれなかった花芽
咲いたからには 結実せずにはいられない
発 ....
私はずっと犬が飼いたかったのだけれど
今でも犬の散歩などをみると
羨望の眼差しで見てしまうのだけれど
いつも家には猫が居た

だいたい野良猫がそのまま居ついて
或る日ふといなくなったり
 ....
実際に会ったことはないけれど
パソコンの画面の中であなたは
相手をとても思いやる方でした

一年が経ちます
あなたの思いやりに触れらませんでした
自分は思いやりに欠けるようになりました
 ....
(いきよう、いきよう、いきよう)と――  
この体中に張り巡らされた、血の管を  
絶え間なくも流れゆく  
命の声は何処へ往く? 

昨日?  
今日?  
明日?  
いや、今だ― ....
インドでは有名だと言い張っている 腹のたつ客を再現して勤務時間が終わる  ▲ 
■■■
■■■
■■■ヒトに暖かみを与えるために、
■ヒ■求められるがまま数百年、
■ツ■毛を差し出しつづけています。
■ジ■でも、うっかり刈り忘れられちゃうと
■■■前がみ ....
通り過ぎた町の窓をあけてゆく

すでに知っている町なのに

待ち遠しかった


通り過ぎてしまってから

言いわすれた言葉をくちにする

すでに知っていた言葉なのかもしれない ....
夜になると
バーバは魔法使いになる
紙の扉は
たちまち昼の成りを潜めて
世界を映し出す
銀幕になる

指でこさえた狐が
首輪を失くした犬と出会い
なんのためらいもなく
おしゃべりを ....
  【 無 】

 は 感覚なのか
  概念なのか

  見えないものは
 そこに存在しない


  【 無 】

 だが 言葉がある
  表現がある

  見 ....
ケサランパサランを しってるかい
ちいさなちいさな生き物だよ 
一ミリにもみたない 綿のような身体をしていて
不思議に妖力をもった生き物なのさ 
人の心のやさしさにふれながら しだいに ....
口にする事の無かった餅を煮込んで

祖母がこしらえた醤油味の田舎汁と共に

腹が膨れあがるまで流し込む。

青い半纏を羽織り

孫たちを嬉しそうに出迎える祖父の声が

暖かな縁側の ....
押してないのに鳴った 放り出されて着地点がない かたりすぎると
ながれさってしまいそうだ
ことばとともに、かれらの年月が

日々のなにもかもを
あるきまわっているうちに
はなし尽くして

でもまだ、はなしていないことがあるかもし ....
冬の手前に立ちきのうをみる
一本の樹の梢に雀が居るばかり
彼らだけにわかる言葉で
話をしていて

ほかに息吹きの声はなく
かといってコンクリートなどもなく
荒野というわけでもないここは
 ....
おめでとう

うれしいよ

からだじゅうきぼう

あふれだしてる

ふくらんでいる

えらかったなあ

よかったなあ

いとしいよ

しがみつきたいよ

なみだがな ....
丁寧に通り過ぎる風 風は感じ次第で丁寧だ
私は丁寧でありたい いたるところ艶やかの下地に

 丁寧さを吹きかける 呼吸を意識する丁寧でありたい

対極の雑魚にも諭しを潜らせたい
されど目を ....
世界で一番多くの
キノコを持っていたら
そんな面倒なことしなくても
奴らは否応なしに
俺たちに敬意を払うさ

奴らみたいに
ただ持ってるだけの
脅しの道具なんてケチなもんじゃないし
 ....
        泳ぐのならば
        身を切るような
        水のなか
        冷たかろう
        痛かろう
        けれどきっと温かい
  ....
森の向こうから音がする

ボールの蹴る音
グラウンドを走る音
かけ声に混じって吹奏楽の演奏が始まる
たくさんの若い息吹が一つになって
風に乗り
私の耳の奥まで響かせる
純粋で静かに心落 ....
  その日、
  蝸牛はコンクリートの塊のうえで
  止むことをしらない陽の光の歌をきいていた
  雨の降らない季節に彼らがどこにいるのか私にはわからない



  あなたの稲穂 ....
あなたの言うことは
どんな時でも正論で
つけいる隙なんかありゃしない

あなたのシャツにはいつだって
きっちりアイロンがかけられていて
一筋の小皺でさえ見当たらない

あなたの書く文字 ....
教えてない昔話をオウムがしゃべっている まだ未熟な羽をもつ
小鳥が
高く 
遠くに
羽ばたくことを求め
嵐の日に
強風に乗って飛び立つ事を
選んだように
君は
わざわざ試練の時に
身を捥ぎ離すようにして
 ....
赤が
私の内側を流れる赤が
情動をまとった哀しみと孤独が
今日も私の全体に行き亘る

赤は
私の内側を流れる赤は

などと

恰好つけて書いてはみるものの
詩人と呼ばれたい私 ....
ケーキを焼いて
中学生の娘の誕生日を祝う

ろうそくの灯に照らされて
もうひとりの女の子が浮かび上がる
娘と同じ誕生日を持つ子
遠い国に拉致されて
連れ去られたまま
いまだ帰ってこられ ....
  白鳥のいない湖はだれのものだろう
  わたしは随分長い時間待っていた
  藻の緑に染まった水面に 静かな波紋が広がる刹那を
  何かによごされた羽が 目を逸らした隙に
  そっと浮 ....
よなかに こねこが ないて
どこかとおい よびかけのよう 
しずかに
開く扉 


こころ うもらないなら もう ろここ


      軽んじてゐた      薫       ....
声を ころし かなしみを押し殺していた人の
憂鬱の背中で


蕾は 固く硬く 腑甲斐なさのひとふさ
人間だけが持つ


すべての荷をほどき 纏ってきたものを
お脱ぎ ....
ただのみきやさんのおすすめリスト(14211)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
小さな林檎- 砂木自由詩15*13-10-22
猫のあたま- 灰泥軽茶自由詩2013-10-22
標準時- N.K.自由詩4*13-10-22
Stage__- 服部 剛自由詩1013-10-22
インドでは有名だと言い張っている- 北大路京 ...自由詩613-10-22
腹のたつ客を再現して勤務時間が終わる- 北大路京 ...自由詩613-10-22
生物連詩・巨大樹編(大画面専用)- こひもと ...自由詩7*13-10-22
通り過ぎる窓- 梅昆布茶自由詩20*13-10-22
幻燈- そらの珊 ...自由詩1213-10-22
【__無__】- 泡沫恋歌自由詩9*13-10-22
1㎜- るるりら自由詩10*13-10-22
年明け- 梓ゆい自由詩113-10-21
押してないのに鳴った- 北大路京 ...自由詩513-10-21
放り出されて着地点がない- 北大路京 ...自由詩313-10-21
かたらない日- 遙洋自由詩5*13-10-20
ひとり- もっぷ自由詩813-10-20
あふれだす- 吉岡ペペ ...自由詩613-10-20
丁寧に生きる- 朝焼彩茜 ...自由詩16*13-10-20
キノコ活動- 花形新次自由詩313-10-20
水のなか- 石田とわ自由詩11*13-10-20
森の音楽- 灰泥軽茶自由詩813-10-19
陽の光の歌- 草野春心自由詩513-10-19
Edge- 夏美かを ...自由詩26*13-10-19
教えてない昔話をオウムがしゃべっている- 北大路京 ...自由詩1113-10-19
少年- Lucy自由詩16*13-10-19
私の赤- nonya自由詩17*13-10-19
十月五日(土)天気_雨- そらの珊 ...自由詩1513-10-19
風に似た生き物- 草野春心自由詩513-10-19
薔薇- るるりら自由詩13*13-10-19
露草- るるりら自由詩14*13-10-19

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