知りたかった
僕を
取り巻く
空気の中に

どれだけの
水の粒子が
溶けているのか

手と手
心と心
乾燥地帯で
ぶつかるたびに
静電気が起き
そこに生まれるのは
青白 ....
膝 様様。

私の日に日に重くなる体重を支えて頂き感謝申し上げます
妊婦が一番感謝しているのは 膝 様様です

よっこらせが呼吸なのです
それでも努力は怠っていませんよ 

毎日きちん ....
地平線の彼方も
ここと同じ地面が続いているだけって
ことは分かっていても
認めたくない自分がいる

夢とか希望とか
そんな言葉で未来を飾ってみても
今日の続きでしかない
明日に期待して ....
静寂が横たわり球体の葬列 老いた人魚が打ち上がって紫の港 今日の肉体は
昨日の肉体より
確実に
死へ近づいているのに
今日の傷は
昨日の傷よりも
命をうたっている
ふしぎな
からくり

はがれていった
皮の下から
赤く湿った
細胞が ....
独りの道に一方通行の標識 時が降りしきっていた

黄昏の公園にはベンチが一つあり
そこにずっと座る
一人の老人の頭の上にも
白く降りつもる


飛んできた蛍が、
燃え尽きてその膝で眠ったときにも 
 ずっと ....
線路沿いの黄色が日に日に

仲間を呼んで

背伸びをうんとして

集まって

つげる どうにも麗しい春

まるで園児たちの黄色の帽子のよう

元気だけを呼び覚ます

どうし ....
九官鳥の鳴き声知っているかい
真似しすぎて
とうとう自分の声を忘れてしまった
めすをよんでも相手にされない

そんな人も居たな
人まねしていて自分の姿を失った
そんな人になるには
白紙 ....
ゆっくりと
頁をめくる
それは
何かを
惜しむような
誰かを
見送るような
こころもちで
結末を
知ってしまえば
この手の中の
物語が終わってしまうから

桜は咲いて散る
 ....
【修羅】

へいわ とか
あい とかが
こわれることは
いとも かんたん だ

 三年前の みぞうが
 かんたんだ わすれるな と きいてくる 
 あんなに頻繁に目にした ゛みぞう゛ ....
窓辺に三月が
腰掛けているのだが
まだあまりにも曖昧にあおいままなので
そのままにしておいた

冷える未明
ヒーターをつけた
あたたかな紅茶もほしいな
マグで、ミルクも一緒に

布 ....
 
今朝もお寒いですね

いつものあいさつに笑みが見えかくれ

春に、また一歩



 
螺鈿細工は複雑な表面構造が生んだ
いくつもの光が干渉して美しく輝く

池に落ちるいくつもの雨粒の波紋は複雑に
ぶつかり合い互いに干渉して広がり解け合う

この世は複雑に絡み合い
干渉 ....
素直な言葉で 伝えたい

小さな旅の中で気付いた 僅かなこと

置き忘れられた 小さな輝きを

踏み潰されても 起き上がろうとする健気さ

暗闇の中で 小さくつぶやかれた誓いを

 ....
朝顔が凍えている君のいない夏 見上げた向日葵の息が止まっている 一馬はボールを天井に放る

それを手でキャッチする

そのとき彼はピッチャーであり、バッターであり、キャッチーであり、審判であり、実況席のアナウンサーであり、試合を見つめる恋人だった

ツ ....
もうカーテンは暖かいよ

朝の日差しは
ひっきりなしにカーテンを暖めてるから
カーテンは暖かいよ

カーテンをさわってごらん
とっても暖かいから

暖かいカーテンは
冷たい指に ....
  首すじの まるい砂に
  あまい夢が 今日のしずくを落とす
  夕いろの、せまい、部屋のような瞳を
  ころがしてあなたは とかげの顔で笑う
  いつも 恋は速すぎるし、
  と ....
シッポを切って逃げる
簡単…でも必死

自発的な変化
エントロピーは常に増大する
生き延びるのだから場合の数は増える…
当たり前のこと

こわい夢/現実から
すんでのところで逃げ出せ ....
 親戚の家に行く時は蒸気機関車に乗り、二つ目の駅で下車した。ひたすら砂利道を歩き、途中で山道に分け入った。薄暗い山道を息を切らして登っていくと、大きな杉林のある地獄坂と呼ばれる場所があり、そこ .... どうしたら高く上がるかですか

風を読むことです
どんな風が 
どのようにふいているか
知ることです

人の顔色をうかがう風には
誠意がありません
風に乗って
高く上持ち上げら ....
言葉が実らないまま葉を落とした樹を
じっと立ち尽くして眺めていた
夕日が心を刺すかのように沈んでゆく

会いたい
、出かかったため息すら失い気味に
ひたすらに泣いている自分に気がついていた ....
長すぎるツッコミの間に話が次へ行った 草木萌動
そうもくめばえいずる


厳しい季節を越えて
蓄えられてきた力が
和らぎ始めた光と風の中へ
堪え切れずにはみ出す

樹皮を突き破って
凍土を持ち上げて
命のベクトル ....
   気象予報士は淡々と予報する
    北風は円舞曲を奏でるのか
千切れ雲は遁走曲を追いかけるのか

    亀背の心細いかげを作って
   サンルームは舐められている
    おとなし ....
 1

目を瞑って
灰の砂漠を
食べていると 
こころは徐々に
ひからびて 
ちっぽけな
雲塊になって 
コトコト笑う
鳥の頭蓋に
埋め込まれる 

鳥のくさめ
いや、くし ....
鳥の姿の失せた空には
鳥のかたちの欠落がある

影が消え
言葉は失われても
羽ばたいてゆく記憶が
風車をまわす

失われた鳥の形の
風が舞う


私は
声を出せるだろうか
 ....
ただのみきやさんのおすすめリスト(14211)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
湿度計のある部屋- そらの珊 ...自由詩16*14-3-12
膝_様様。- 朝焼彩茜 ...自由詩21+*14-3-12
【_垂直思考_】- 泡沫恋歌自由詩16*14-3-12
静寂が横たわり球体の葬列- 北大路京 ...自由詩614-3-11
老いた人魚が打ち上がって紫の港- 北大路京 ...自由詩714-3-11
- そらの珊 ...自由詩11*14-3-11
独りの道に一方通行の標識- 北大路京 ...自由詩514-3-10
降りしきる時の肖像- ハァモニ ...自由詩3*14-3-10
春の子供- 朝焼彩茜 ...自由詩13*14-3-10
Who_are_you_?_- イナエ自由詩14*14-3-10
桜百景- そらの珊 ...自由詩1314-3-10
修羅- るるりら自由詩18*14-3-10
きのう- もっぷ自由詩414-3-10
また一歩- 殿上 童自由詩12*14-3-9
干渉- ichirou自由詩7*14-3-9
言葉に託した- いねむり ...自由詩214-3-9
朝顔が凍えている君のいない夏- 北大路京 ...自由詩714-3-9
見上げた向日葵の息が止まっている- 北大路京 ...自由詩414-3-9
一馬の夜- 吉岡ペペ ...自由詩214-3-9
もうカーテンは暖かいよ- ichirou自由詩17*14-3-8
あまいゆめ- 草野春心自由詩814-3-8
トカゲ- 藤原絵理 ...自由詩6*14-3-8
親戚のひと- 山人自由詩3*14-3-8
凧2- イナエ自由詩10*14-3-8
夕日は- もっぷ自由詩10*14-3-8
長すぎるツッコミの間に話が次へ行った- 北大路京 ...自由詩914-3-8
草木萌動- nonya自由詩20*14-3-7
白いロウカス③- 信天翁自由詩214-3-7
遠く暗い街- 壮佑自由詩20*14-3-7
鳥の影- Lucy自由詩26*14-3-7

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