明日については
悲しいことを知っているから
味方をしてあげない
自分のことくらい自分ですればいい
もし倒れたとき
誰かを道連れにしないなら
称賛を惜しみはしないだろうけど

川辺の木に ....
ひとくくりにされ
光が失われる
誰も知らないことがあるから
あきらめない

唇が開き息と声が出た
神秘が
鼓動にかかわる方法を関わらせながら切り開く

頭が黒く
顔は白い
どんな ....
遠くまでやって来た
この街に住み着いて
しばらく経つのに
こうして普通に暮らしているのに
いつまで異邦人なのだろう
思えば普通が一番遠い
わたしの笑いはだれかの笑いでは
どうもないらしい ....
物事はゆっくりと変化し続け
ふと気づいてみると以前とは違った自分がいる

いつか不毛の季節は終わりを告げて
また新しい子供の眼で世界に逢いに行こう

昨日の彷徨いの庭に朝の陽光がさすひと時 ....
ししいろの鉱物の腹のなかで
わたしは花を摘んだ


夜が瞬きをして
世界が縮小した
額にくる雫
遠くで鳴る花火
人混みのなかで掴まれた腕
こわばる肩と影が重なる先にみた
追いつ ....
炎がゆらりと揺れるよに
この全身をうねらせる
千切れてしまえと
左の腕に右を重ね
頭上高くに掲げては
「の」の字を描いて
腰を振り振り
黒髪までも振りかざし
声を喘いで轟かせ
右足の ....
浮かべる
もう、駄目になってしまいそうなときに
もう、何もかも嫌になってしまいそうなときに
もう、信じることができなくなってしまいそうなときに   



1つ、2つ、3つ
丁寧に ....
 驟雨の後の林道に僕の悲しみが溢れている。
 それは僕がそこにいない悲しみ。
 
 僕らが出会った薔薇園に憧れという名の薔薇が咲いている。
 憧れを持ち続ける勇気を見失わないように。

 ....
俯せで眠る無防備な背中が大きくて
つい頬ずりをしてしまった

爪を立てたくなる衝動を
必死に抑えてみた

喉から流れ出た撫で声は
自らにも気色悪く
化物のそれとさえ思われた

瞬き ....
いま歌っているのだろうか心から
誰かに伝える努力をしているだろうか

僕はソングライターではなかったのだろうか

きちんと生きているだろうか
きちんと本を読んでいるのだろうか

ドラッ ....
もう七二年も昔になりましたか
 第二次世界大戦が
 マスコミの話題になるとき
 浮かんでくる光景は

地方都市の国民学校3年生の教室
腕白な少年どもに囲まれて
おまえはスパイだと
小突 ....
涙がこぼれた。午前7時まえだった。レフォルマ通りを過ぎたところにある、緑の木々に囲まれた小さな公園を出て、教会前の、溝に空のペットボトルや食べ物 のかすが投棄された下水管の匂いのする路地を、歩いていた .... 夏の髪は濡れている


わたしの髪が揺れている
遠浅の海はそのなかで年老いていく
形態が機能に従い
それぞれの行為が所定の位置に置かれていく


気晴らしのような裁断の美しさ ....
{引用=コトバだけで世界をつないでいく、そんな嘘くさい指切りをして
あなたの色つきの夢の先に、私はいない。

コトバだけで生きる人は 骨の分量の重さを 世界と言い、
あなたは、夕陽を溺れ ....
恣意的にはなす術も無いがときに僕のマックが代弁してくれるだろう
僕のOSは古すぎてもうあたらしい言葉を紡げないから

内緒話しを夜通ししてみたいんだ       ケ ....
砂漠のど真ん中 ラクダで進む
蜃気楼ユラリリ 西に向かって
砂塵で視界ゼロ サソリが笑う

へそ曲がりのローレンス 井戸水は何処だい
ありがちなナチュラルムーン オアシスを照らして

の ....
幼い頃に頭を撫でてくれた手のひらたちは
引っ繰り返され 
彼女を叩たり、指さした

(公園で、一人、少女が濡れている)

常識の文字を見つけると丁寧に赤丸で囲みながら
恐る恐る ....
クレーンの星空にのぼる窓にちりばめられた
いくつかの人影に、僕はいつも奥へ奥へと手を引かれていく
人々の隙間に傷を負った無数のショルダーバッグが
日々を通り抜けて、朝日に焼かれ
サウンドマシン ....
おそらくそこは岩がちでやや閉鎖的な地形をしていて
そこに人物が配置されている
周囲には緑豊かな扇状の低地がひろがりその先には森が形成されていて、遠くに暗青色の山が連なり、冷たい尾根には白い ....
                           160724


カタンカタンカタンカタンカタン、快いリズムの風に乗り
お母さんは西瓜を半月形に切ってから4等分する
電車もご機嫌 ....
ベランダを覆いつくすケヤキの枝に
キジバトの巣がある
朝六時
キジバトの鳴き声で眼が醒める

ジュウイチジニキテクダサイ
ジュウイチジニキテクダサイ

十一時に?
どこへ?

夢 ....
浅い息の淵をたぐって、人混みのほどけた場所へ、同じハッピに同じサンダル、出場の順番を待って、盆踊りの夜は凍える。アルコールの傾斜を滑り、秩序や光が失われる場所へ、根源的な連帯が訪れる瞬間へと、 .... 砂浜の太陽は燃え上がり
空気の密度が上がって
我々を押し潰そうとする

一心不乱に水をかく
不細工に水面を蹴りつける
魂を少しでも前に押し出さなくちゃいけない
燃える炎を眺めていると
この瞳が燃えてしまうのではないかと
そんなことを想像してしまう

目蓋に感じる炎の熱は
愛惜しく
覚めないで
消えないで
と願う

この目の中に
その炎を ....
 自動販売機

 500円玉が手からこぼれる

 行くつく先は暗がりの中

 蹴りたい気持ちを抑える悲しさ

 転がる 転がる

 お金も 人も 人の心も

 行くつく先は ....
窓を閉じる音
主人の居ない蜘蛛の巣の夏
自ら内を選んだ羽
硝子のそばから離れない


骨の寺院
どこか低いところから来る雪
小さな本をめくる
風の夢の終わり


 ....
夏になると
私の中の情熱が少年のかたちになって
駆け出す
迸る光と熱のただ中へと

緑かがやく丘の上で
積乱雲の巨塔を見あげ
四方から降りそそぐ蝉の声を
またそれらがふと止んだときの静 ....
万年筆の血液が乾いてしまったようだ
無理もない
数年うっかりと放っておいたのだから
いちにち、はとても長いくせに
すうねん、は
あっという間に感じるのはなぜだろう
風、が通り過ぎていく
 ....
愛くるしい笑顔を振りまいて
罪の意識の欠片もなく
多くの人を虜にする

愛苦しい想いを人の心に育み
自らは微塵も苦しむことなく
魅惑の眼差しを投げかける

愛狂おしいほどに
堕ちてゆ ....
つかみそこねた声の粒が
まるで赤い宝石のように
風に舞って堕ちていく
はらはらと

ぬるっとした感情を持て余して
動けなくなった

なんで手に入らないんだろう
時空の歪みに心を寄 ....
ただのみきやさんのおすすめリスト(14211)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
外にあるものと胸中にあるもの- 黒髪自由詩2*16-7-31
魚を胸に抱いて- 黒髪自由詩3*16-7-31
エトランゼ- やまうち ...自由詩216-7-31
新しい朝に- 梅昆布茶自由詩816-7-31
カーセックス- DFW 自由詩4*16-7-31
いざない- 坂本瞳子自由詩1*16-7-30
3つの向日葵_- komasen333自由詩2*16-7-30
いつかの生活- ヒヤシン ...自由詩3*16-7-30
飼い猫- 坂本瞳子自由詩2*16-7-29
ソングライター- 梅昆布茶自由詩1116-7-29
八月の光景- イナエ自由詩4*16-7-29
メキシコ- 天才詩人自由詩316-7-28
切って縫う- DFW 自由詩4*16-7-27
生きた亡者- 為平 澪自由詩816-7-26
Hey__Joe- 梅昆布茶自由詩916-7-26
冷たい水を一杯下さい- 星丘涙自由詩2*16-7-25
ブロンズ少女- 為平 澪自由詩516-7-25
夏を塗れ- 天才詩人自由詩216-7-25
ランドスケープ- DFW 自由詩4*16-7-24
西瓜- あおば自由詩4*16-7-24
七月の忘れ物- たま自由詩16*16-7-24
表裏- 葉leaf自由詩316-7-24
海辺- 藤山 誠自由詩116-7-23
巡りて- 坂本瞳子自由詩1*16-7-23
転がる- 佐白光自由詩2*16-7-22
白と底(夜と昼)- 木立 悟自由詩516-7-21
夏の日々- 塔野夏子自由詩7*16-7-21
ふたたびの夏- そらの珊 ...自由詩15+*16-7-21
ロリータ- 坂本瞳子自由詩1*16-7-20
声の粒- もずず自由詩416-7-20

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