プロペラから
風が生まれる
その中心を
つかんで
風を止められるかどうか
幼いきょうだいが
度胸だめしをしている

扇風機の首振りボタンで
風を分けあって
涼と熱を共有していた
 ....
生きていてよかったとぬか喜びをするときはあるよね
それでがっかりして
自暴自棄になるんだ

でもね
かみさまはみてござるって言ってね
やっぱり
生きててよかったって
また ....
言葉には棘がある?
だから履いたら足が痛む

言葉には角がある?
だから当たれば胸が痛む

言葉には温もりがある?
だから抱けば涙が流れる

支えられて
傷つけられて
癒されて
 ....
これは 泡なんですよ
基本的に 空気ですから

その中へ 飛び込むって事は パラシュートの浮き輪無しで飛行機から地面へ飛び降りる様な事だったとは気がつきませんでした

浮いて来ませんよ
上 ....
忘れてしまった時がゆっくりと蘇る

もう鋭い片鱗も無い 優しく語り合ってゆく

巡り会うそして 慰めあって生きようとする者たち

そう僕たちは回遊魚なんだ 自由を酸素として 常に泳ぎ続け ....
堪忍袋は秘かに膨らんでゆく それはとある場所に隠匿されて 利用者を待ち続けているのだ

堪忍袋はいろいろな人間模様を呑み込んでいる 巨大な袋は今にも破裂しそうだが

秘かにその聲を聞いてみると ....
褒めた店がつぶれた 星からおちた小さな人が 走る
走れることが ただ 嬉しくて
他の子たちが小さな人を 追いかける
笑いながら走っているから 追いかけたくて

星だったころだって 走っていた
回れ ....
 ほら、たべものがよかったのかなわたし、おいしくできてるからわたし、ほら、軟骨はつやつやとしてみずみずしく、膝はつやつやとして夜に半月映るし、ほら、かわいい服とかかわいい靴とか、化粧品たち、小物たち、 .... 35000フィートの
高さで
時速580マイルの
速さで
華氏ー45度の
冷たさで
まっすぐ伸びていく
今日の航跡を

昨日の
何処かから転がり出て
一昨日の
坂道に置き去 ....
  煙突
  その柵のむこうに
  無数にうごめく夏の虫たち



  とうめいなシャツをぬいで
  ひとりきみは走りだした
  煙突
  イメージそれははかない
  イメ ....
ゆらめいている
薔薇沿線のかたわらで
白い女の子たちの
折り目正しい
プリーツの

祈りの姿勢はいつも
夏うまれの呼吸をついばんで
ひまわりの瞳の高さまで
つん と
背のびする
 ....
知らないうちに 誰かがかけた メガネ メガネ オイラのメガネ

偏向機能と色着きの 本当の見えない このメガネ

かわいいあのこがブスに見え 苦いお菓子が甘く見え

大事な事がつまらなく  ....
こどもが
しょくばにやってきた

こんにちはといって
やってきた

このくつのひといますかと
しょくばのひとにきいた

おこさんきてるよと
しょくばのひとがいった

 ....
      
    光と影が交差した
    あの日、
    蝉が死んだ               
    
    探し求めた、あの日から
    どこへ行ったのか
  ....
君と棲んだアパートを壊す重機の名前がわからない   夏には

夏に冬の寒さを思い出せたら
ク−ラ−はいらない

幸福感は不幸の中でも思い出せるから
経験と記憶は必要だ

自身を傷めずして
他者の痛みを知る事はできないが

他者 ....
僕はロボット 1953年生まれだ ガラクタを適当につなぎ合わせてできている
だが僕の父は天才科学者ではなかったので かなり杜撰な構造だがなんとか生きているさ

僕が生まれたのは三丁目の夕 ....
【ハイデガーのエス・ギプト】


存在は、あたえられたもの、である
存在がそれをあたえて
存在者、存在する物が
ある、に、なる

戦争が生死をわけ
生き残った人間に
よりそう人、よ ....
風が吹けば
裏返り 寝返る
白と黒 
どちらも表で
どちらも裏で

裏の中に表が潜み
はっきりさせないことが
生きる術
だというけれど
白 黒 × ○
二者択一を迫られる
意思 ....
【ロゼット風】


 両手両足は よく動く パペットマペットをつけたみたいに
 たんぽぽの根は 大地に動く
 たんぽぽの種は 空に動く
 いまは 雨で どこにもたどりつけないよう ....
ことばはとめどなく産まれるけれど
ひとつもどこにもとどかない
やわらかい壁がゆれる

わたしがあなたのそばに落ちるとき
きっとひとつも言葉をもたないで
まばたきだけでやりあうような
 ....
今日は月が邪魔しないから
夜更かしをしよう
暗闇に紛れてしまえば
溶ける感覚に目を閉じて
私はもう何者でもなくなる

誰かと何時でも繋がれる
人工的な明かりは
電源を断ってしまえば
 ....
覚えたてのシンカーの握りかたで
深く沈んでゆく
午睡

サイドハンドスローで
手渡された
ワンナウトランナー
八月二十日

野球帽のひさしの影に
そっと触れる
オーシツクツク
 ....
                   130717

無神論者はもちろんなんとも思わないよね
神様がいなけりゃ怖いものないと思っているんだもの
神は強い魂が生み出したものと ....
誰にも必要とされない仮面をかぶる 全裸じゃありません僕が考えたキャラクターのコスプレです 問【食べ物を残すと祟られるのだろうか】
答【ライオンに きいてみました】

ライオンとして 食べ残しは ハイエナにあげました
すてきな死肉でしたが ハイエナは かみさまに感謝したでしよう
先 ....
(波が、足もとで。)

うまれたばかりの波の子らが
ころころと笑いあう
くるぶしの
ちいさな砂が
星のかたちの足あとをつけながら
ひそやかにのぼってくる
ふくらはぎの

わすれてし ....
ま昼にうす闇の絶望をえがいて
えがききれずに筆を折るのはおよし
空はまいにち傾いて
だんだんに染まる木々や青を
眺めている場所がちがうってだけだろう

筆を折るのはおよし
ま昼にはま ....
ただのみきやさんのおすすめリスト(14211)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
【凪】詩人サークル「群青」七月のお題「風」から- そらの珊 ...自由詩2013-7-21
- 田園自由詩3*13-7-21
言葉- 朧月自由詩513-7-21
滝壺のなかで愚痴を言う仙人- ぎへいじ自由詩10*13-7-21
赤い靴- 梅昆布茶自由詩713-7-21
堪忍袋- 梅昆布茶自由詩613-7-21
褒めた店がつぶれた- 北大路京 ...自由詩613-7-20
星からおちた小さな人- るるりら自由詩17*13-7-20
ショッピングモール- 片野晃司自由詩19*13-7-20
飛行機雲- nonya自由詩19*13-7-20
煙突- 草野春心自由詩513-7-20
ゆらぎ/夏- 佐東自由詩10*13-7-20
me_ga_ne- ドクダミ ...自由詩513-7-20
- 小川 葉自由詩1213-7-20
白昼夢- 石田とわ自由詩13*13-7-20
君と棲んだアパートを壊す重機の名前がわからない- 北大路京 ...自由詩1013-7-19
夏には- 佑木自由詩3*13-7-19
昭和ロボット伝- 梅昆布茶自由詩1013-7-19
ハイデガーのエス・ギプト- はなもと ...自由詩513-7-19
オセロ- イナエ自由詩12*13-7-19
【風】夏風オムニバス- るるりら自由詩14*13-7-19
まばたき- はるな自由詩913-7-19
今日は月が邪魔しないから、夜更かしをしよう- ミツバチ自由詩5*13-7-19
クロスプレイ/八月の秒針- 佐東自由詩5*13-7-19
食べ物を残すと祟られるのだろうか- あおば自由詩17*13-7-18
誰にも必要とされない仮面をかぶる- 北大路京 ...自由詩613-7-18
全裸じゃありません僕が考えたキャラクターのコスプレです- 北大路京 ...自由詩413-7-18
食べ物を残すと祟られるのだろうか- るるりら自由詩11*13-7-18
七月砂丘- 佐東自由詩8*13-7-18
- はるな自由詩313-7-18

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