人生に放火して黒焦げになった

うつろな影をひっつけてずるずる歩く

酸いも甘いもあいまいだ

夢も希望もあいまいだ

焦げた歴史がべりべりと剥がれ落ち

心の暗黒だけが確固として ....
君が気に入ってくれるような変人になれるよう、努力するよ 月よ お前様は 自ら輝く事も出来ない身の上だと言うのに

借り物の服を着て

ものまねの明かりの下に 私を座らせて この めくるめぐる思いを

ただ 寂しいよ と一言だけ 言わせて 癒 ....
ななめ45℃に体かたむけて空を見る

とんびがくるくっるとんでゆく

仕事がえり

足が大根になってゆく

シンドイナってつぶやいて

ちかちかと電信柱に灯がともる

いいこと ....
光の届かない場所で
大切なものを手放す準備をする

秋は

顔を見せないままゆきそうだ

あの枯れた手は
僕の届かないところで誰かを救っている

それが唯一
僕の悲しみを和らげて ....
青ざめた空を
 透けた羽が、昇っていき
 影となる
明日の朝は
風色もしなやかに、声も無く
 さけんでいる

( 、この一瞬を
   ずっと  )

青い果実を
   ....
これまでも
世界の秩序が狂ったことはあった

その結果
それまで うまく棲み分けられていた人々がまじわることで
多くの不都合が生まれたのだった

紙の民の一人であるミス ドリアンは気象の ....
仄暗い真夜中の階段
それらは裸足で降りると
冷たくなめらかな
黒猫の尻尾みたいで
よく畝っている



そう考えると
なんと愉快な夜なんだろうと
わたしはおもうのだ


 ....
花だったら
きちんと枯れたのに

人でいて
笑顔で腐れている

あなたを撫でると
わたしの花が枯れるようで
それだけが救いだった
それは
いつも夜でした

横たえたただしさに水をそそぎ
愛や嘘が流れる扉を背に

あきらめるように
また
生きることを決めるのは
{画像=121001012943.jpg}




小学生になった子供の頃
よく新聞に挟まれてくるチラシの裏に地下世界を書いた。

それは壮大な地図で
地上世界の下にもう一つの世界が ....
高い所や高級な場所が好きになれなくて

そんなところに行くことはなかった

それはぼくのわがままで

そんなわがままに象徴されるぼく自身が

宇宙レベルのまちがいでもあったのだ!

 ....
書けないので

書けない と書く

窓の外の嵐のように

こころは散り散り

渦巻いていて なのに

何ひとつ浮かばない夜

言葉を失って

無言のままにのたうちまわる
 ....
雨と風が共謀して
世界を動かそうとしていた
食いちぎられそうな木々が耐えていた

ヒトがつくったものたちは
ごめんなさいとたおれてた

そこへ小さな四輪が
ふらふらふらふら走ってた
 ....
 単純な方法に慣れて親しんでいたおれには、この街の未来がありありと見えていた。ありとあらゆる工場は廃墟と化す前に打ち壊されて、その代わりに実体のない紙幣に踊らされたモラリストたちが残飯を食ったりするレ .... ねぇ あなたは柿好き?

わたしは嫌いだったんだよ
むかし 田舎から送られてきた
柿を ひとりで食べ過ぎて…
おなか壊して 三日寝込んだ

たかが柿って あなどれないよ

それ ....
道路の真ん中で寝転ぶ事に
こんなに開放感があるなんて
知らなかったよ

何かを見たり見なかったりで
ぼうっとしてる私を
見知らぬ誰かが続々とまたいでいく


この歩行者天国は一方 ....
マカロンをもらった
もらいたくもない奴からもらった
カラフルでやわらかくてかわいらしいマカロン
もらいたくもない奴からもらったのに
カラフルでやわらかくてかわいらしいマカロン
そして俺は負か ....
  幼い男児が
  朝、
  一匹の蜥蜴を手に捕らえる
  厚い辞書に差し込んだ
  すみれ色の栞のような朝
秒針に隠れ 見えなかったものが
少しずつ少しずつ見えてきて
たくさんのすがたかたちが
ひとつになろうとしている


窓の外を
泳ぐ熱
誰かの静かな
内臓の熱


 ....
ハムスターは耳がいい
ささいな音も知っている

がじがじ がじがじケージをかんで
えさよこせ
えさよこせ

飼い主はねむってる
飼い主は怒ってる
飼い主は ナイテイル

やれやれ ....
肉を食う

うまい!

なるほど
これが生きるってことか

肉がうまいという驚愕の事実

生死について論じる前に
なぜ肉がうまいのかについて考える必要がある

生に関する考察も ....
鎌を持ち稲を刈る
コンバインが入れるように
田んぼの四隅を 大きく刈る
いろんな形の田んぼ
とにかく 鎌で刈る

雨が降りそうなので
ブルーシートも 持って行く
雨にぬれたら 機械の中 ....
西洋では日曜日には
教会の鐘が町中に鳴り響く
皆子供達が出かける。
私たち幼児は特別な部屋で
面倒を見てくれる。
そして甘くないまずいブドウジュースを貰う。

礼拝中は小さい子はうるさい ....
かみさま
ねえかみさま
こちらへいらして
お食事ご一緒しませんか
あなたの哀しみと
ぼくの哀しみ
詩は暇つぶしだと言ったら
あなたは怒るだろうか?

だけど 考えてもみてくれよ
暇のない人生というものを?


詩のなかで

説教を垂れるのもいい
悪態をつくのもいい
泣き崩れる ....
一枚の紙の軽さを想う
一冊の本の紙の重さを想う
数冊の本の紙の重さをさらに想う
いつしか私自身の重さを軽々と超えていく


一枚の紙の厚みの薄さを想う
一冊の本の束ねられた紙の背表紙の厚 ....
連れられて来て
放たれて

追いかけられて
追いかけられて

すくわれて

入れられ

揺すられ
揺すられて

閉じ込められ
名前を付けられ

見つめられ
見つめられ ....
潮騒
の果てに
祈り御達の呪文
あなたになっていく
沈黙

海辺
風化した
軌跡や誰かの舞踏
あなたになっていく
海風


どこまでも、空
果てを描かなければならない ....
お相撲さんとシュークリームを天秤にかけて

どちらか連れて帰ってと言われたら

シュークリームは美味しい

お相撲さんは食べれないけれど

美味しそうではある

冬部屋にいたら暖か ....
ただのみきやさんのおすすめリスト(14211)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
黒焦げ- 三田九郎自由詩7*12-10-1
努力- まーつん自由詩6+*12-10-1
仲秋の夜に- ぎへいじ自由詩17*12-10-1
あしたはあしたの風がふく。- じじ自由詩25*12-10-1
いくら待っても- 徘徊メガ ...自由詩312-10-1
青果- こしごえ自由詩3*12-10-1
砂の民- そらの珊 ...自由詩11+*12-10-1
黒猫しっぽと白猫の腹- マーブル自由詩612-10-1
撫でる- はるな自由詩512-10-1
水びたしの夜- はるな自由詩612-10-1
地下世界の大地図__/_鉛筆を握りしめて- beebee自由詩29*12-10-1
ぼくのわがまま- 吉岡ペペ ...自由詩1012-10-1
慟哭- 三田九郎自由詩212-9-30
暴風雨- 朧月自由詩512-9-30
別れの詩- ……とあ ...自由詩9*12-9-30
【_柿_】- 泡沫恋歌自由詩7*12-9-30
歩行者天国- Seia自由詩312-9-30
マカロンにまかされて- 新守山ダ ...自由詩812-9-29
- 草野春心自由詩7*12-9-29
ひかり_めぐり_Ⅲ- 木立 悟自由詩212-9-29
ハムスターは耳がいい- 朧月自由詩912-9-29
食べる- 多木元  ...自由詩612-9-29
とってるぞー- 砂木自由詩12*12-9-28
日曜日には- ペポパン ...自由詩6*12-9-28
晩餐- 三田九郎自由詩212-9-28
暇つぶし(あるいは、暇のない人生)- まーつん自由詩11*12-9-28
紙の民- そらの珊 ...自由詩17*12-9-28
金魚の命- 夏美かを ...自由詩26*12-9-28
海辺にて- うめぜき自由詩812-9-28
似て非なるモノ- 灰泥軽茶自由詩2*12-9-28

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