あてもなく歩くには

新宿か公園か帰り道か

女子をスカウトする

大小の横断歩道の標示

雑誌を投げ俺を叩け

泣きながら歩くな道を

軽く一億を超えてる

屋上からつま ....
天皇陛下が
なんか
自分の考えを(生前退位とか)
言っていた
すげえな
天皇陛下は
天皇陛下っていう
日本の今の
役職を
やっているんだけど
その役職をやっていて
ああいう発言を ....
わたしはすきだった
ひずんだ道路に影が伸びるの

事実の寄せあつめっていうだけの現実で
出来の良すぎる絵みたいな空気のなかで
混乱したパレットみたいに素敵な部屋で
きみはひとりだっ ....
月が地球の影で

欠けているように見える

地球に住むぼくには

それあまりにもは遠い実感だ

命も宇宙もスケールが大きすぎるから

じぶんが世界に

どんな影響を与えているか ....
【紙屋町界隈】

ここには来れないあなたを
さがしています
わかりやすい たいどで
わかりやすいことばで
さがしてみます

街のあちこちにカメラを設置し
あなたの陰を
さがしてみま ....
貴方の声が
虫のように耳もとにささやき
私の皮膚を穿孔して
血管の中に染み込むと
私の血流はさざめき
体の奥に蝋燭を灯すのです
貴方のだらしのない頬杖も
まとわりつく体臭も
すべてが私 ....
黒い、毛の長いねこを飼っていた

みんなもらわれて
のこった一匹は
白くないしオスじゃなかったけど

玄関に出てきて見上げた
ママに「飼おうよ」って言った

味付け海苔がだいすきで
 ....
ふゆ
まっ白い雲のうかぶ空は
あおじろい怒りの気配
をたたえ そ

下を
煮えきらず
あるいていた
手に
侃々とたぎり
鳴る鍋は なく
白い白い
雲は浮かぶのが
「自由」と ....
光の傷 埃の羽
蜘蛛の巣の雨 風を鳴らし
昼に沈み
夜に揺れる


つぎはぎの声
低空に満ち
矢継ぎ早の虹
径を濡らす


止まっていた渦が動き出し
老いを増 ....
 西の空に希望を背負った夕日が消えてゆく。
 黄昏た公園で私は老人を見た。
 ベンチに腰掛け自分の両手を見つめている。
 その時初めて私にも皺だらけの掌があることに気が付いた。
 
 深 ....
番号


まとわりつく、鉛色の
番号たちを集めて燃す儀式
ながい鎖が一筋、見あげて残る
個の人に成れ

番号に生まれたわけではない
番号になりたいわけでもないだろう?
番号は美しく ....
哀しみと共に来り
哀しみと共に去っていく
あの人は誰?

夏の暑い日
爽やかな哀しみと共に
私に涼を与えてくれた
あの人は誰?

苦しみも痛みも
爽やかに消し去ってくれた
あの人 ....
演繹と帰納
対象化と止揚
ナボコフとアンヌ・ヴィアゼムスキー

ダーウィンとジグムント・フロイト
様々な世界観が駆け巡る

数学者は数理に没頭して
あまり感情の処理に脳の活動を割かない ....
時の過ぎるのを忘れ
畦道にしゃがみ
ひらく瞬間を待っていた
山の向こうに月が姿を現すころ
何かが限界をむかえるように
耐えていたがくが
プツリと裂けて
薄黄色い花びらが
ふるふる ....
目を閉じることに慣れきってて
目を閉じたことにすら気づかなくなってた



まだ光しかない
わたしの瞳の夜明けの香り
そこには勇気しか必要じゃないから

誰もがどうしよもなく ....
Letter

一枚にまとめられなくて
用意した二枚目の便箋
会えない期間に起きた出来事は 
旅行中に郵便受けに貯まっていた広告のように
整理がつかず   
君に何を伝えるべきかわから ....
燦く高音のトリル

壮麗な神殿のようなユニゾン

万華鏡が廻るようなアルペジオ

溶けるような
にじむような
甘やかな旋律 またその変奏

水のように澄明な和音

それ ....
僕は毎朝オニオンサラダを食べ続ける
家庭菜園で作った玉葱をもらったから

いつものスーパーの袋入りコンビネーションサラダではなく
ドレッシングは胡麻ときどき和風ときにはゆずポン酢がいい

 ....
 雨の雫が涙のように乾いた私の頬を伝う。
 黒、もしくは赤の色彩の中に、そう、それは夜だ。
 魅惑的な静まりの中でガラスの心を持つ者は
 人知れず暗闇に安堵し、一時の安らぎを得るのだ。
  ....
ムックリの音色響き渡る
岸辺に
流れ着く緑の毬
湖水に

浮かぶ金の毬からも
滴る
粉々の
月の欠片が奏でた
ユーカラ
変奏される
血脈
封印された神々の記憶
「サン」

ありったけの善意が
満ちていた画面
だれもがいいヒト
でいようと必死だった
みんな
自分自身の状態に
満足し
あきらめが蔓延し
死の匂いは充満した
吃音症の弟が
ぼ ....
〈ふつふつと煮えたぎる〉孤独の中で、
〈爆発と偉業の準備〉をするために帰る
  「夜の屋根裏部屋」には、
 過去を殺したナイフが、
 心臓に 突き刺さっている。

盲目の壁を背に野うさぎの ....
「食べる」

早朝から釣りに行った夫が、すずきを一匹釣ってきた。
君は大喜びして、おさかな、おさかな、と言った。
水面をパシャパシャとのたうち回った姿はまだ想像できないかもしれない ....
けだものに引きずられ
遠くも近くもないところへゆく
何かを諦めたような
朝と目が合う


布に覆われた空がぼそぼそとたなびき
まなじりは冷たく足は軽い
虫はおらず  ....
突き刺さりの星だ
海までの距離をはかりかねて
人間が足を踏み入れたことのない
地上の浜辺に行き着く
袖を垂らしている木々
鳥の見回り時
沖への呼び声が耳元で鳴るのも
呼び声と言えるのか
 ....
 星空が高く
 何処までも高く開ける時
 朝になると、谷地田は靄に埋まり
 私は小さな海獣になる

 息を止めて、靄の中を泳ぎ渡り
 畦道に惑う農夫の傍らをすり抜け
 草蔭に潜む雉の飢え ....
【百合】


昨夜の薪が
まだ ほんのわずか ちろちろと している
寝る前に見た 夜光虫のまたたきと
星々とのまたたきとの
違いがわからなくなくなってしまった
ほんとう ....
髪の生え際から
肩へかけて滴る
汗の粒が止まらない

負けたくなくて
暑いという一言を
口にしないで
我慢している

ため息が出る
腕を掲げて
陽射しを避ける

熱の篭った空 ....
ふたたびの青い扉
を開けると一瞬で模型となる街
のふちに腰かけている灰色の詩人
の帽子を奪ってゆく軽快な風
に揺れるかがやくデイジーの群れ
の上を舞う愁い顔の緑の天使
を忘れて立ち去るマン ....
朝起きる。
新聞配達のバイクがハーモニィを奏でて
ポストに投げ込まれる
合図はわたしをきちんとコーヒーへと導く。
隣でしっかり布団に収まる夫に
声をかけるとううーんとうめいて夢に戻ってしまっ ....
ただのみきやさんのおすすめリスト(14211)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
人ってたぶん- 吉岡ペペ ...自由詩116-8-15
ええと2- オイタル自由詩216-8-15
- はるな自由詩716-8-14
魔法- 吉岡ペペ ...自由詩416-8-13
紙屋町界隈- るるりら自由詩10*16-8-13
あな_二篇- 山人自由詩16*16-8-13
友だちのねこはどこ?- ともちゃ ...自由詩716-8-11
(なべ)- 「ま」の ...自由詩3*16-8-10
なごり_ひびき- 木立 悟自由詩516-8-10
黄昏時の老人- ヒヤシン ...自由詩8*16-8-10
番号は予感に眠れ- 乾 加津 ...自由詩6*16-8-9
暑い日- 渡辺亘自由詩216-8-9
原始のままに- 梅昆布茶自由詩716-8-9
待宵草_- Lucy自由詩17*16-8-8
わたしジェダイ- DFW 自由詩2*16-8-8
Letter- 自由詩216-8-7
真夏のピアノ- 塔野夏子自由詩2*16-8-7
オニオンサラダ- 梅昆布茶自由詩8*16-8-6
黒と赤- ヒヤシン ...自由詩4*16-8-6
阿寒の記憶- Lucy自由詩3*16-8-5
サン- モリマサ ...自由詩216-8-5
_灰の肖像- ハァモニ ...自由詩3*16-8-4
息子という君- かんな自由詩9*16-8-4
ノート(はざま_歯車)- 木立 悟自由詩316-8-4
脳の浜- 春日線香自由詩216-8-3
光の海へ- 夜雨自由詩116-8-2
百合- るるりら自由詩12*16-8-2
失神- 坂本瞳子自由詩3*16-8-1
ふたたびの青い扉- 塔野夏子自由詩3*16-8-1
ハピネス- かんな自由詩7*16-8-1

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