眠れ
 眠れ
いまは
亡き者よ
 眠れ

遠くへ
遠くへ
行って
そこで
 眠れ
 もう
 帰る
ことの
 ない
遠くで

 眠れ
 眠れ
 ....
藍色など
群青色などと言って
壊れないで下さい

星が点滅する
或は惑星、
と言うか

全ては夜の表に光っている

私は私の肌色を光らせて
草原の上
月の下、
或は上

 ....
はるののでツクシをつんでいるとき
かんぼくのあいだを とおりすぎるかげ
そいつはイタチだ

かんぼくのなかをのぞくと
なくしたスーパーボールや
ミニカーがみつかるにちがいない
イタチのこ ....
湿度を感じ 曇り空を此処に降らし
その灰色に害されない豊かな今の心を嬉しく思う

なんとものんびりとした時間を過ごすのだろうか
感謝は想うだけでは罪 そのようにも感じる

世の中に何が出来 ....
目が覚めて
隣に寝ていたはずの
ひとがいないと
私はひとりではないと知る

しなければならないことがあって
私が私に着陸したことに
感謝する
魂がからだに

少し今朝は
自分を気 ....
開け放った窓からカーテンがあふれだしたからオルガンを弾いてともだちと身体を絡ませておどる/まだ子供なのになつかしくなるような錯覚/点滴があと少しでおわるから看護師さんを呼んで/丸い体の看護師さ .... 通夜を終えたタバコの煙が月まで昇っている 私の顔は古い写真のようだ
いや
私の顔は古い

このアパートに来たときにトイレの棚に置いた手鏡は
ほこりまみれで
何の役目があったのやら

ほこりまみれであること以外
何も特徴の ....
小さいころ、春になると
ばあちゃんと手をつないで
つくしを摘みにいった
いつも風が強くて
河川敷にはいっぱい
つくしが伸びていた
シャツにてんとう虫をつけて
ビニール袋につくしとタンポポ ....
よく晴れた朝
新しい職場へ向かう
昨日の特訓で疲れているけど
今日も頑張れる
覚えなくてはならないことがありすぎて
頭がぱんぱんになる
あまり眠れなかったけど
ちょうどいい緊張感だ

 ....
【いとおしい 石】


真新しい制服をきて
さあ これから はじまりますよという玄関で
籠の鳥が けたたましくないていたから 鳥にも 
ありがとう 入学してくるねって 声をかけ
ただいま ....
町の壁には落書き
薄く消された悲しみから 死んだ目の子供達に言葉を与える

町の壁には落書き
遥か彼方の鉄橋から 殺された目の子供達に言葉を与える

気がついたら私に落書き
瞼を閉じたと ....
あなたの重心が蛍のように揺れ動く度
私は喉の渇きを覚え、疾駆しては立ち止まる

世界が傾き星空は額縁を脱ぎ捨てる
遠い地平から、心臓を灯火に祈りを捧ぐ一群が
集合無意識の亀裂を修復しようと{ ....
よくしゃべる星空に相槌を打つ 寝てる間に僕は
バージョンアップされているらしい
知らないうちに新情報がインストールされている
過去と未来の脈絡もなく
誰かと入れ替わったことにも気づかず
昼夜を問わず
意識にのぼる暇もな ....
短い夢の中で
大声で泣いた
会いたかった
探した
追いかけた
夢の中では
心が息を吹き返す

例えば
一日の疲労にゆらゆら身をまかせ
バス停まで歩く道
夕焼けでもない
うす曇り ....
げんこつ出してと
子等に言えば
なんと可愛い手が三つ
両手で六つ
げんこつの大きさに握った
おにぎりを一つずつ

パーを出してと
子等に言えば
なんと可愛い手が三つ
両手で六つ
 ....
激しい頭痛に酔って
電柱に頭突きして
奥歯がカチって鳴った

目の前には
泥まみれの天使
泥まみれの天使が私を見上げている
泥水溜まりの中から
泥まみれの天使が私を見上げている
泥ま ....
娘の手帳に、平和になりたいと書いてあった
忙しい生活の31日の隣に小さく

彼女はもう
眠ってしまったのかもしれない

冷めたコーヒーと乾いたマフィンが
ずっと手つかずのまま

 ....
エルニーニョで死んだ
イグアナの尾
きみは追いかける

ぼくは受け容れることができない

魚は
タンパク質と脂肪を
全世界に提供する

電流の仕事は熱するだけではないばずだ
 ....
海の近くに本が落ちている
頁をめくると
漁師町の屋根はどこまでも続き
伝えたいことは
すべて終わっている
誰に叱られることもなく
海鳥が飛び方を記憶している
言葉の繊維で細い白く光る糸を紡いでゆく
ゆっくりと一日かけて語彙と語感とを撚り合わせて
染色を施して様々な色の糸に仕上げてゆく
それはやがて布地に織り上げられ
誰かの肌を覆い隠してその人自身の ....
人の波を組織していく厳密な力学
かつて敵として対峙していた大きな炎
俺はあんたの姿を瞳の中に閉じ込めることができず
あんたは人との軋轢や制度との不適合を介して
俺の冴え渡った体に凍 ....
たまねぎの
ちゃいろの
うすかわを剥く
のり、で
はったわけでもないのに
なかみのかたちに
ぴたりとはりついて
かわいてしまった
うすかわは
もう
うすかわ以外の
何者でもない
 ....
初めておばさんと呼ばれたのは
娘を保育園に預けて働き始めた頃だった
仕事が終わって迎えにいくと
小さな子どもたちが
今度は自分の親の番かと
わくわくしながら遊んでいる

時間外保育の部屋 ....
夕闇の部屋 風がカーテンをそよいだ時

その影から 一人の白い女が突然あらわれると

英詩の邦訳は興を削ぐから嫌いなの

そう語りかけて まるで意味あり気に 背中を見せて振り向きざま 消え ....
今日は日曜日だから
病院の屋上で
ふんわりかすんだ景色と
ゆったり過ぎていく一日を
眺めていよう

近くを流れる川岸で
竿振る人がいて
逆さになった山の
頂上をめがけて振り降ろし ....
表通りはこんなにも穏やかなのに
私の心は悲しみの連鎖に怯えている。
残された時の歩みの中で、
一体何が出来ると言うのだろう。

愛する木々のさざめき、予感の連続。
ひと月。永遠のひと月 ....
盗聴器に子守唄聴かせている  
ご近所 ご隠居 ご挨拶

暑さ 寒さも 彼岸まで

春だ うたえや おどれ YO!



 
ただのみきやさんのおすすめリスト(14211)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
三月の子守唄- 岡部淳太 ...自由詩914-3-26
エンジン- 水衣自由詩614-3-26
イタチ- イナエ自由詩18*14-3-26
他愛のないかけがえのない- 朝焼彩茜 ...自由詩13*14-3-26
今朝の気分- 朧月自由詩414-3-26
ミルク色の病院ダンス- ざらざら ...自由詩1314-3-26
通夜を終えたタバコの煙が月まで昇っている- 北大路京 ...自由詩814-3-26
私の顔- ichirou自由詩12*14-3-25
つくしの佃煮- 末下りょ ...自由詩12*14-3-25
バイオリンを弾く猫の絵のついたマグカップ- Lucy自由詩22*14-3-25
いとおしい_石- るるりら自由詩18*14-3-25
分からず屋の落書き- 臀部と昆 ...自由詩214-3-25
◎インソムニア- 由木名緒 ...自由詩9*14-3-25
よくしゃべる星空に相槌を打つ- 北大路京 ...自由詩814-3-25
更新- Lucy自由詩11*14-3-24
短い夢- Lucy自由詩11*14-3-24
おにぎりとおいなりさん- 岸かの子自由詩8*14-3-24
泥まみれの天使- ichirou自由詩8*14-3-24
undefined_sign- mizunomadoka自由詩714-3-24
イグアナ- 藤原絵理 ...自由詩6*14-3-24
simple_plan2- たもつ自由詩1214-3-24
紡ぐ- 梅昆布茶自由詩1714-3-24
再会- 葉leaf自由詩514-3-24
うすかわ- そらの珊 ...自由詩20*14-3-24
【_おばさんラプソディー_】- 泡沫恋歌自由詩22*14-3-24
果てしなき鼓動- ハァモニ ...自由詩2*14-3-24
仙人- イナエ自由詩14*14-3-24
岩手の父へ- ヒヤシン ...自由詩11*14-3-24
盗聴器に子守唄聴かせている- 北大路京 ...自由詩1114-3-24
うかれ気分で- 殿上 童自由詩11*14-3-23

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