物音に ビクリとする癖と
心臓が バクンとする音が
交互に揺れる 真夜中に

どうか 迷わずに 生きろと
背を 押されているようだと

安心できるような
不安も有るけれど
安 ....
黄泉の国へ亡命 協議の末に混浴温泉で茹でた卵  
秋の夜長

逃げては追いかけ、追いかけては逃げ、

今宵もひとり鬼ごっこ




 
ぎゅっと握った二十円
お小遣い帳にお菓子と
日曜日の午後の事です
小高い古墳群頂上から
平野を走る鉄道の線路
市道沿いの駄菓子屋へ
優しいおじいちゃんと
少し怖いばあちゃんが
樽に入っ ....
待ちに待った夜が来て
冷たい風が触れ回る
枯葉を転がし踊り出す
{ルビカリアッハ・ベーラ=冬女王}の布告だよぅ
ゥゥゥウウー カラカラカラ…
南の御座には{ルビケリドウェン=冥府魔女}
出 ....
人間が好き人間が嫌いもう若くない {引用=―ルシーの物語を読んだ時、私は十四歳だった。物語のルシーは死んでしまったので、私はルシーの続きを生きなくてはならなかった。―}


     *

僕たちは何度もすれちがい
そして ....
氷砂糖に雨が降る

静かに静かに雨が降る

溶けることに救いを求め
消えることに躊躇する

氷砂糖に雨が降る

静かに静かに雨が降る

甘い夢が濃くなって
白い結晶が視界を ....
瞳の奥の天使
闇を手繰り寄せて紐解く

脱獄囚の烙印
死刑囚の歴史観
寄せ集めの笑顔で凌ぐ

論理のない戦い
爪を折られた指で
崖を登る

登攀者の緩み
大地という母の目論み
 ....
やまびこが返ってくるまで叫ぶつもり 夾竹桃 馬酔木 ダチュラ
それぞれ煎じてアルカロイド毒を
成分からして苦いものだ
1?も飲んでみ給え
すなわちめまいや嘔吐悪心
意識は混濁し幻覚幻聴
「ああ、死ぬんだな」と感じる
精神は ....
暮らしとは

あさ 水を手にとる温度

きしむバスを降り

しんじつみのない歩幅に合わせる

三拍子

あまりにもたくさん

尽きてまた始まる靴音のなかに

ようや ....
  積まれた雑誌のうえに
  毒茸がひとつ置かれていたはずだが
  きょうは、かげもかたちもない
  隠したのが彼女だということはわかるが
  肝心の方法がわからないから憤懣やるかたな ....
ITTANMOMEN (一反木綿)


薄っぺらな奴だと蔑まれても
捉えどころがないと疎まれても
何処吹く風を自在に乗りこなして
へらへらと今をすり抜けてやる

旗のように風をくら ....
雨上がりのテラスで飲むレモネードが喉に優しい。
ぼんやりと周りを囲む白樺の林にはうっすらと霧が出て、
まるで夢の中に現れたクロード・モネの傑作みたいだ。
静かな幸せが辺りを包んでいる。

 ....
傍らにつづくきみの面影に
いつか忘れようとした秋のいのちを
頑なに重ねることを覚えた日もあった

掬いあげた水溜まりの渇きに
助けられずにないた小鳥のさえずりを
音符に変えることも ....
ピッチャーが2人に見える鞄からアブサン 酔うて足を探す幽霊 さかなの匂うまちから
黒い袋を抱えて
私は電車の席に座っている
黒い袋をおさえて
乗客の視線が私の膝の上に集まっている
おさえても おさえても 黒い袋が動くのだ
死にたくはないと跳ねるのだ ....
最近の私はからっぽだ
文字は浮かんでは消えてゆく
綺麗にだとかうまくだとか
とにかくそんなことばかり願った

ひとのきこえない言葉を
必死にききとろうと身をのりだしては
からぶりになって ....
じっと見つめる白いディスプレイ
画面の深淵に広がる混沌
ぼんやりとした影がふるえているのだが
コーヒーを一口 指先で机を叩き
たばこを一本 目を閉じ頭に爪を立て  
五分 十分・・・
一瞬 ....


僕は貝になって 深い深い海の底へ沈んでいった
クラゲの群れをよけて 大きなクジラに驚いて
どれくらい時間が経っただろう 一瞬にも永遠にも感じる
ごつんと音がして どうやら一番底まで辿り ....
空がどこまでもどこまでも蒼いように
人はどこまでもどこまでも哀しい
朝焼けがどこまでもどこまでも赤いように
人はどこまでもどこまでもいとおしい
僕は生きますか?
僕は生きますか?
今日も僕 ....
お前らなあー
山がいつも大人しく
鎮座してると思ったら
大間違いだ!

俺様のハラワタは
いつだって煮え滾ってる
怒らせたら
熱いのをぶちまけるぞっ!

よーく聴け人間ども
山を ....
寝返りして ぶーぶぶ おならも出るよ
首をぐーんして でへへ よだれも出るよ

一日うんちくんが出なかったら 次の日

 グション!ってママ音にびっくりしてたよ

寝返りして パリ子をパ ....
四つの幸せ見つけたら
四つの苦い悲しみ捨ててみる
四つの微笑み拾ったら
四つの辛い思い出包んで仕舞っておこう


三つの白い花は銘銘にそよぎ
三つの国でそれぞれの春が終わろうとしている
 ....
秋雨のそぼ降る小道
杖つきたどるただ一人
遥かなる山を駆け下り
もみじの色の
潤い光る鮮やかに
憂いの心も染めてゆく
頬をつたうは涙か雨か
もはや過ぎ去りし事など
思うは愚かと
覆い ....
1.

朝、ベランダで
立ちんぼのまま夜をすする

まだこーんとした空を
盛りのついた飛行機が
西へ、西へといそいでいる

髪をかきあげる
色の抜けた毛先を透かしながら
42リッ ....
焼いたクッキーひとりで食べきってハロウイン終わる
ただのみきやさんのおすすめリスト(14211)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
心の騒音- 藤鈴呼自由詩1*14-10-27
黄泉の国へ亡命- 北大路京 ...自由詩414-10-26
協議の末に混浴温泉で茹でた卵- 北大路京 ...自由詩114-10-26
鬼ごっこ- 殿上 童自由詩17*14-10-26
二十円- ドクダミ ...自由詩614-10-26
大人の国- salco自由詩914-10-25
人間が好き人間が嫌いもう若くない- 北大路京 ...自由詩214-10-25
誕生- Lucy自由詩10*14-10-25
氷砂糖- mayaco自由詩314-10-25
脱獄囚- 梅昆布茶自由詩1014-10-25
やまびこが返ってくるまで叫ぶつもり- 北大路京 ...自由詩614-10-24
服毒- ドクダミ ...自由詩214-10-24
暮らし- かかり自由詩514-10-24
硝子の音- 草野春心自由詩414-10-23
百鬼繚乱_<_3_>- nonya自由詩19*14-10-23
モネの庭- ヒヤシン ...自由詩8*14-10-23
たまきはる- かんな自由詩9*14-10-23
ピッチャーが2人に見える鞄からアブサン- 北大路京 ...自由詩314-10-23
酔うて足を探す幽霊- 北大路京 ...自由詩514-10-23
_かぶと- 島中 充自由詩6*14-10-23
ことばさがし- 朧月自由詩614-10-23
神様とぼく- イナエ自由詩16*14-10-23
- itukamitanij ...自由詩3*14-10-22
問い- 渡辺亘自由詩814-10-22
【_山の神様__】- 泡沫恋歌自由詩16*14-10-22
おならとよだれとうんちくん_クフフッ- 朝焼彩茜 ...自由詩13*14-10-22
〇、記号を超えて_(四行連詩)- もっぷ自由詩4*14-10-22
憂い- ドクダミ ...自由詩114-10-22
SOUP- 平井容子自由詩914-10-22
焼いたクッキーひとりで食べきってハロウイン終わる- 北大路京 ...自由詩514-10-22

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