砂漠
  あなたの両の胸から
  月あかりの残り香



  ねえ、
  アスファルトに臥した
  さびしがりの虎もわらうよ
  口のはじにちいさな
  白い兎をくわえ ....
いっこいっこ
感情を取り出して風にさらせ
解体してルーペに乗せて
顕微鏡もっと下さい

いっこいっこ
欲望を取り出して陽にあてろ
白日の鑑賞会
羞恥で炎上

いっこいっこ
記憶を ....
未明。雨が降っている。殴り付けるような強い雨だ。風は森の木々
を蹂躙しながら北へと向かう。雨だれを引き連れて。しだいに厚い
黒雲がうっすらと明るくなっていく。森のあちこちには輪郭のぼや ....
バチバチ
ステージが変わるよね

「ババーの乳首が湯船をたゆたう」って言われても
萎んで来たけれどまだたゆたうほどじゃないし

てか、
ボーイ!
乳首がたゆたう湯船をどこで見た ....
そよ風が四月を渡ってゆく
ぼくの探し物は君に決まっているだろう
公園のブランコに座っていた
同じリズムで揺れていた
ツインテール

いつか大人になってゆくんだけれど
しろいブラウスの胸が ....
母さん

思いきって
芋焼酎を
ノンアルコールビールで
割って
飲んでみようと思います
母にあいにゆく 明日
なんとなく息苦しい
なんとなく憂鬱

母は
やっぱり母だろうな
そうであってほしいし
そうでないことも願っている

今日は鏡をみない
私の中の母をみたくないか ....
寒暖を繰り返しながらも 
季節は、僕等を乗せた舟のように 
羅針盤の指す方向へ 
今も流れているのでしょう 
季節の日がもう少し昇れば アイスコーヒーがやってくる
マグが夕日に帰ってゆく また今度と

今年もデビューを待つ 氷とブレンドされる濃いめのブラック

記憶の貯蔵が一色に目覚めるだろう
カ ....
黒いマントばかり羽織っていていいのかしらん。アイルランドの空みたいくるくるう天気に傘はいらないと思ったからなのですが。月曜日のうすら寒い朝には必ず道にサザエさんの頭が落ちていますし、ワカメSoupにい .... 窓から差し込む陽光に
そっと手を翳す
翳した指の透き間から
幾筋もの光が和音となって、響き渡る

部屋中に響き渡るそのハーモニーは
希望に満ちた朝の光
朝の空気の中、陽光が満ち溢れ
そ ....
この ちいさなガーデンには
色んな花が 咲いている
と 書けば
一見 華やかさをも
演出できるだろう

枝が枯れた ジン や
幹の枯れた シャリ さえも
愛しく 思えて く ....
はやく大人になりたいな
頬を薔薇色に染めて君は言った

子供のころに戻りたいわ
目の下に立派な隈をこさえて君は言う

いつどんな時
君は君の世界に満足するのだろう

僕は狂った時計の ....
日暮れが命を光らせる
うすい羽の滑空を
ぺらぺらぺらぺら遅らせる

何度もここで羽化をする
通り過ぎた残響を
鼻を湿らし数えてる

長い時間はプレパラートで
あたたかいのはたぶん届い ....
宝船から突き落とされる バイクで走っていると

その家は高野豆腐みたいな家

古くて四角くて緑がたくさん

黄土色の柔らかそうな壁こげ茶色の柱

赤いポストが錆びて擦れて鈍色に輝く

見た目は良くないけれ ....
人知れず
誰もが皆
哀しい背中を持つ

喧騒に背を向けて
明日に
愛に
夢に
破れて

人知れず
誰もが皆
闇底の住人

哀しい背中のそのままで
明日を
愛を
夢を
 ....
 
 
最近6なことが無いよ、
と7が言うので
6が無ければ7も無いんだよ
と言うと
7は5になって
軒下で雨宿りをする
押し出された5は
黙って雨に打たれている
水にも溶けないか ....
今宵もそこいた猫と
今宵もそこで会釈する
怒りも悲哀も肩こりも
わたしは淡く溶けてゆく

何度か変えてもみたけれど
帰りに飲むのはこのお店
過ち、不条理、肌荒れも
わたしは淡く溶けてゆ ....
爺のモットーは清廉潔白公明正大

姫のモットーは人生は遊び女盛りを飲み尽くせ
そう姫は酒豪でもある
一升二升はお茶がわり
姫とサシで勝負して死にかけた男は数しれず

だからいまだに嫁の貰 ....
何度振り返ってもあのタンポポ
踏まれる場所に咲いている
アスファルトから芽を出して
どうしてもそこが良かったんだね

風からの問いに頷くように
そよいでもみたそうな
けれど地に這って咲い ....
福袋の中でじっとしている さようなら を言えるのは
一人じゃないから
さようならを 言う時は
一人じゃなかったから
あなたは何を待っている?
誰と何を知って来た?

こんにちは は日和見ことば
人に投げておしま ....
低気圧と偏頭痛

雨降り土曜日 ぎこちなくスーツを着こなして
街の風景に いかにも溶け込んでいるふりをする
大通りはパレード 通り過ぎてく行列を
眺めながら頬張る 503kcalのハンバーガ ....
マニキュアを塗って

少し特別な気になっていた

真っ赤なマニキュア

小指だけは黒

趣味が悪いと笑われた

それでも

特別な気になっていた



あなたの ....
君と初めて
手をつないで歩いた
赤錆びた鉄橋の上の
線路づたいに
まるで世界のはじっこに
流れ着いた人のような気分だった
空は重く
カラスが頭上を何羽も
飛び交い
柱の上からこちらを ....
 
 
父は会社を辞めて
小さな薬局を経営していた
母は近くの
ガソリンスタンドで働いていた
僕が社会に出る頃には
薬局もガソリンスタンドもなくなって
父と母だけが残った
僕の仕事は ....
相変わらず僕は
たいていの場所へ
行けてしまう

羽ばたかない翼にしがみついて
南の島に不時着することだって
くねらない蛇に飲み込まれたまま
海峡の下に潜り込むことだって

軽過 ....
消したいのか取り戻したいのか
未来と言う名をつけたのは知らない
いくら石を投げつけても跳ね返ってくるのはわかっていた 。
それでも止められないのは閻魔と交わした契約だろう
予感と引きかえに ....
?公園に女の子が八人いました。
さらに後から男の子が何人か来ました。
全部で子供は十五人になりました。
公園に男の子は何人いますか??

レスリーは両手の指を曲げたり伸ばしたりしている

 ....
ただのみきやさんのおすすめリスト(14262)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
砂漠と虎と兎- 草野春心自由詩513-4-27
いっこ- 三田九郎自由詩213-4-27
pteron- 紅月自由詩313-4-27
16才と30才の同級生- 鵜飼千代 ...自由詩15*13-4-27
愛しのツインテール- 梅昆布茶自由詩1013-4-27
発明- 花形新次自由詩113-4-27
おんなの鏡- 朧月自由詩313-4-26
航路_- 服部 剛自由詩413-4-26
カウントダウンコーヒー- 朝焼彩茜 ...自由詩813-4-26
確かに、春は- 阿ト理恵自由詩8*13-4-26
コード2- ……とあ ...自由詩10*13-4-26
わたしワールド- 藤鈴呼自由詩2*13-4-26
ネジ巻男の憂鬱- 瑠依自由詩513-4-26
夜光虫たち- カマキリ自由詩313-4-26
宝船から突き落とされる- 北大路京 ...自由詩713-4-25
高野豆腐家- 灰泥軽茶自由詩5*13-4-25
哀しい背中- 三田九郎自由詩413-4-25
7,6,5- たもつ自由詩813-4-25
とろとろ- 三田九郎自由詩3*13-4-25
姫と爺の物語パート2- 梅昆布茶自由詩413-4-25
靴とタンポポ- もっぷ自由詩1313-4-25
福袋の中でじっとしている- 北大路京 ...自由詩1013-4-24
さようならの子守唄- salco自由詩5*13-4-24
低気圧と偏頭痛- itukamitanij ...自由詩2*13-4-24
マニキュア- 永乃ゆち自由詩8*13-4-24
ダイブ- Lucy自由詩8*13-4-24
家族の仕事- たもつ自由詩713-4-24
アシカセ- nonya自由詩16*13-4-24
月と哭け- アラガイ ...自由詩3*13-4-24
中庭のある小学校で- 夏美かを ...自由詩26*13-4-24

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