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「原初の姉妹」
木の若芽
東雲の空をわたしの原初の姉妹が舞い駆ける
紫の長い髪をなびかせて
しなやかな脚大きくひらいて
かもしかや野の馬のように
....
「月光魚」
木の若芽
鳥と木と宇宙を愛しながら
魚のように生きるのもいいな
ああ
今夜月の光をあびたい
月明りの森を泳ぐ魚になって
....
「散歩」
木の若芽
秋の清冽な青空に
高い木のてっぺんが
威儀を正して並んだ
あそこへ行こう
セコイアだった
大好きなやわらかい緑はすっかりなく ....
「ないしょだけど」
木の若芽
草木や鳥が好きで好きで…
空と雲が好きで好きで…
こういう話を始めると
わたしの目は緑色になり
髪から葉のついた蔓がのびてくるの ....
「なだらかな丘の草おおう地面にすわりたい」
木の若芽
木の葉と鳥の羽に映し出された
微妙な彩りの恵みが
等しく幸いの象徴なことを
なによりうれし ....
「月光文字」
木の若芽
秋の月に照らされて
月光だけで詩を書きましょう
人は寝静まり
虫の声のほか聞こえるのは
時計の音
遠い風の音 それから
だん ....
「宇宙樹の秋」
木の若芽
やわらかな陽の入ってくる林の道
耳をすまそう
耳に手をそえて
鳥の声がひとつひとつ
きわだって聞こえてくる
高い声 低い声
陽 ....
「つばめ」
木の若芽
雲の流れる川が少し明るんだ正午
雨がすむその奥から小さな点があらわれ近づいてくる
あれぞ 勇気の鳥 つばめは
雨ぎらう空をみごとな滑空 また上昇 ....
「いつも自然の声を」
木の若芽
涼しい空気に
手を小さな魚のように泳がせて
遠くの鳥の声をたぐりよせる
いつも自然の声を心の中で真似して遊ぶ
ハトや ....
「きっと見える」
木の若芽
見たかったものが
あんまり当り前のようにあるので
ゆっくりゆっくり歩いたり
ふとしゃがみこんだり
また遠くを見やったり
ゆっ ....
「言葉を洗う雨」
木の若芽
雨よ わたしの中に降ってきて
雨音で雨を詩えるように
この雨は言葉をみがき洗う雨
雨が土に降る音で 雨が土を歌ってる
雨 ....
「森の雨音」
木の若芽
木が雨に拍手している
それは雨が万物に降るように
万物に贈られる拍手
「アンコール アンコール!
つづけて、やめないで!
万物はつづ ....
「祝福」 木の若芽
晴れ晴れ 光り光り 朝朝
あいさつするものがいっぱいで
うれしい忙しさ
私より大きなものたち
私より小さなものたち
そのままに生きている
晴れ光 ....
「つばめ」 木の若芽
雲の流れる川が少し明るんだ正午
雨がすむその奥から小さな点があらわれ近づいてくる
あれぞ 勇気の鳥 つばめは
雨ぎらう空をみごとな滑空 また上昇
大きな転向 ....
生病老死のことなど考える年齢になり、そんなことなど考えようとしなかった若気の
頃の詩を読み返しました。その頃のわたしだけのストレートな言葉が、いい表現に
なっているものもあれば、恥ずかしさに耐えか ....
蝶燃える
木の若芽
蝶が 蝶が 落ちていく
焼けた道の上 燃えつきたように
むくげの咲く下 焦げたように
わたしも こうなってもいい
だが
わたしは こうなら ....
真夏の子供が笑ってる
真夏の空に自然な笑いがひびいてる
自然な笑顔がいちばんいいね
花と木と太陽と風と
空と海と山と
もしも自然が笑ったら
しぜんが笑ったら
わたしが自然になった ....
「新しい生きものになったように」
木の若芽
土に生えたい
かたばみ、ひるがおのように
土の養分を吸いたい
みみずのように
光を浴びたい すずめ、 ....
「越境するとき」 木の若芽
鳥たちの最も自由なのは夏の朝5時だ
雲も人もなく光満ちるばかりの時よ
もしも魚が鳥のようにさえずり歌えるなら
どんな音色を響かせるだろう
....
「砂浜にて」
木の若芽
海はにぎやかに人に満ちた
ビール 浮輪 潮風
波打ち際を走ってみた
かもめになる準備のように体が軽く
潮の匂いが強くただよう ....
歌祭りのうた
木の若芽
朝風に揺れながら目覚めてゆく
そちこちに大きな蜘蛛の城ができあがった
破れそうな飛んでいきそうな薄い紗に
澄んだ水滴の玉飾 ....
鳥が 来ては去りをくり返し
歌うメロディーとついばむリズムを
とぎれなくくり返す
生きているかぎり鳥は音楽そのもの
自然はすべてをくり返していく
朝夕 春秋 晴雨 生死
いろいろなリズ ....
ただのみきやさんの木の若芽さんおすすめリスト
(22)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
原初の姉妹
-
木の若芽
自由詩
2
12-10-27
月光魚
-
木の若芽
自由詩
4
12-10-15
散歩
-
木の若芽
自由詩
3
12-10-15
ないしょだけど
-
木の若芽
自由詩
3
12-10-13
なだらかな丘の草おおう地面にすわりたい
-
木の若芽
自由詩
4
12-10-8
月光文字
-
木の若芽
自由詩
3
12-10-6
宇宙樹の秋
-
木の若芽
自由詩
3+
12-9-9
つばめ
-
木の若芽
自由詩
3
12-9-4
いつも自然の声を
-
木の若芽
自由詩
2
12-8-21
きっと_見える
-
木の若芽
自由詩
2
12-8-21
言葉を洗う雨
-
木の若芽
自由詩
4
12-8-11
森の雨音
-
木の若芽
自由詩
1+
12-8-11
祝福
-
木の若芽
自由詩
3
12-8-5
つばめ
-
木の若芽
自由詩
2
12-8-5
青い叫び
-
木の若芽
自由詩
2
12-8-2
蝶燃える
-
木の若芽
自由詩
3
12-7-30
真夏の笑顔
-
木の若芽
自由詩
3
12-7-28
新しい生きものになったように
-
木の若芽
自由詩
4
12-7-27
越境するとき
-
木の若芽
自由詩
2
12-7-27
砂浜にて
-
木の若芽
自由詩
2
12-7-25
歌祭りのうた
-
木の若芽
自由詩
2
12-7-25
心の鳥
-
木の若芽
自由詩
1
12-7-22
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