すべてのおすすめ
どうして
あなたは私じゃないのに私のことを決めるんだろう
どうして
当たり前って言葉はジョーカーなんだろう
どうして
年数に勝てないんだろう

こたえはありますか
ききたくなる朝に
 ....
文字はやかましくでしゃばりだ
強引に目にねじこまれ
目を閉じた後も暴れまわる

あなたの暴言なんかまだやさしい
文字にはかなわない
なのにどうしても文字がほしい

しるしのような
明 ....
真っ赤な花は
咲いたまま落ちた
だれもそれを見ようともしない

真っ赤な花は
落ちたまま咲いている
落ちたことなんてどうでもいいかのように

背筋を伸ばそう
空に引っ張られるようにし ....
いろいろなものが足りない子供をみました
それってどう思う?
母がきいたので
だますよりもだまされる側でまだよかった
私がいうと
そんなのきれいごとだ
母は怒ったようにいいました
その母も ....
朝の鳥はうるさい
昨夜のことを話し合っている
方向性をきめている

どっちの空が安全なのか
そんなことではない

朝の鳥はいそがしい
こどもが親の後ろを泳ぐ

どこにえさがあるのか ....
さがしものはいつでも
くだものの皮の中にある
とでもいうように慎重にむいている

生きているかのように
こわごわあつかっている
こわれもののように

うつむくのに
これほどつごうのよ ....
花粉だけは差別しないでよってくる
鼻から出る水に酔う

あなたも?わたしも に
すぐできる同盟は
すぐ壊れる季節とともに

なみだでゆれるひとみ
ゆがんでみえる世界はきれいですか

 ....
障害があるおまえと一緒にはなれない
それならそれでいいけれど

すきだけで泳げない
うみはふかくふかくどこまでもふかく
なにもかものみこんでゆく

そのせいでくらい部分も美しい

足 ....
あなたが死んでほしいと思ってきたけど
あなたがなかなか死なないから
早く自分が死ねたらいいと思うようになりました

だから
きれい好きになったし
いろんなものも捨てたし
死ぬまでにするこ ....
ドロドロした心で
うろうろしている

それがわたし
きえないわたし

おしえないで
ならうことがこわい
知らないうちに
わたしもあなたになる

秋色のはっぱ
だれにならったの? ....
ざくろのような憎しみを
胸の中に抱いている

綺麗にみえる実は
ひとつひとつ期を待って
はじける
はじける
赤い実は
少し甘くもありすっぱくもあり

私自身までもが
ぜんぶつぶ全 ....
トマトが赤くない
それだけでためらう
夏じゃないことを知る

売り場にて
おひとり様むけのパックをつかむ

日曜日に家族の群れの中を泳ぐ

ふいにこどもの泣き声がする
おかあさんの ....
部屋の片づけをするって
自分をバラバラにして
いっこいっこ捨てること

それってちょっと痛いし
それってちょっとしんどい

だから掃除ってきらい
でもしないと心が濁るよう

すてる ....
つばめがくるから猫もくる
ひながかえればへびもくる

うまれて
くわれて
私はただそこにいる

さくらがさいてよろこんで
花がちって人は去る
おなじ木をみる私だけ
毎日そこを通る
 ....
大型の薬を飲むように
少しコツがいる
今日のような夜は
落ちないように過ごそう

ちょっと得意になったんだよ
誤字らないように詩をかくときみたいに
慎重に歩けばいいの
ほんとだよ

 ....
橋の下に鳥がいた
みつけたことがうれしかった

春をつれて鳥が群れる
水面下で魚と戦う

風は冷たいけど花が咲いている

三月の子供たちは
少し背伸びしている
進級の魔法で

 ....
思い通りにいかないから
イライラして口の中をかむ
血の味をあじわって我にかえる

洗濯機のすきまから中をのぞく
ぐるぐるまわる今日をみる

おもしろくもないのに笑えないよな
とふっと笑 ....
こんぺいとうは
あまいけどとげとげしてる
さっちゃんは
やさしいけどとげとげしてる
しってるの

みんなをあまくきずつける
いいな
さっちゃんはいいな

どうして
みんなはちをな ....
悪口をいう人がいる
悪口をいっていたよと教える人がいる
そんなことがあったんだってと広める人がいる

なぜか目が光っている
私もそうなのだろうか

クラス委員はけむたくて
熱血先生はう ....
迷っているひとほどしをほしがる

おなかがすいたらしは遠くなる

絶望のとなりにしはある

しという文字はまがってる

それは釣るためひとを

私は釣られないぞ

そうおもった ....
なにかを聞き返すときの唇は
え という音のかたちがいい

あ という風にききかえすと
無用な風がまきおこるし
結んでしまうと唇は
意思を表明してしまう

え というかたちは平和のかたち ....
詩は虫だ
生きているしとても小さい虫だ

いっぱいあしがはえていて逃げ足がはやい
つかまえることや飼うことはできない

目は大きくて大きな触覚がある
なんでも知っている未来さえも

 ....
お鍋ばっかり作るのは
会話の無いのをごまかすため
互いの箸を受け入れる
それが暗黙の譲歩

冬はいいよね
寒いの一言でなんか言った気になるし
窓の水滴が答えに見えてくるし

外から見 ....
三日月の横に
ちょこんとほくろみたいで
セクシーね星

正月の仕事帰りの私
つまらない気持ちを
もてあます

月と星の関係に
あこがれてひとり
家はたくさんあるのに
その家の屋根にはたくさんの鳥が集まっていた
一列に並んで
まるで会議中のようであった
それぞれが首をかしげ
うなづきながら会議をしていた
ついと一羽がとびたつと
い ....
血管に流れているのは感情です
言えない言葉が澱になって
いつかその人を支配してしまうのです

だけど言葉を
出し過ぎてしまったら
枯れてしまうのです

ひとは
その皮膚のしたに
自 ....
うまい詩がかけなくて
詩の書き方をしらべようとしたら
詩の飼い方とうってしまって
なるほどなとおもった
もうそれでいいとおもった
一生なおらない病気であるならば
それは病気ではなくわたしの一部なのだろう

そう気づく秋の景色のなか
定期的に通う道の
木は色をかえて
それでも同じ木に安心して歩く
笑っている猫がいた
実際には笑っているようにみえる猫がいた
太陽を少しだけさけて
のんびりねそべっていた地球に

私はいやなことがあって
泣きたくてそこへいったのに
笑っているような顔の ....
本屋にこたえがあるとおもい
休日に探しにゆく

お金があればいいし
収納が得意になりたいし
料理もうまくなりたい

かけたものを補えるとおもっている
補えっこないともおもっている

 ....
ただのみきやさんの朧月さんおすすめリスト(337)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
母の声- 朧月自由詩218-6-16
でしゃばりな文字- 朧月自由詩318-6-3
椿- 朧月自由詩218-4-27
欠落- 朧月自由詩118-4-6
朝に忙しい鳥は- 朧月自由詩618-3-26
くだものの村- 朧月自由詩318-3-23
花粉同盟- 朧月自由詩318-3-17
貝の声- 朧月自由詩318-3-15
片付けじょうず- 朧月自由詩718-3-10
落ち葉- 朧月自由詩117-10-18
大嫌い- 朧月自由詩117-10-17
日曜特売- 朧月自由詩317-9-3
お片づけ- 朧月自由詩217-7-17
回想- 朧月自由詩217-4-22
透明なふたり- 朧月自由詩417-4-2
三月の景色- 朧月自由詩117-3-10
ねこじゃらし- 朧月自由詩417-2-20
こんぺいとう- 朧月自由詩417-2-20
妥協- 朧月自由詩517-2-12
しの病- 朧月自由詩517-1-29
ほほ笑みのかたち- 朧月自由詩317-1-28
詩という虫- 朧月自由詩217-1-25
冬の夜- 朧月自由詩617-1-11
月と星の関係- 朧月自由詩317-1-2
バードサミット- 朧月自由詩416-11-20
赤い感情- 朧月自由詩416-11-19
詩飼いびと- 朧月自由詩516-10-29
- 朧月自由詩716-10-11
しあわせな猫- 朧月自由詩316-9-30
休日の本屋- 朧月自由詩116-9-29

Home 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する