心を落ち着かせるのは
難しいようで
意外と簡単
マニキュアを塗ればいい
ていねいに

今の気分はターコイズブルー
夏休みの空
伊豆の海
ブルーハワイ味のかき氷
私の爪にうつし出した ....
愛し方など忘れてしまった
僕は少しばかり
酔っ払ってしまった

君がもしも困っていても
僕はもう
笑って大丈夫だよなんて言えない

僕は君に何か伝えられただろうか
君はいつだって
 ....
ひまはりは
駝鳥のやうな脚をして
太陽電池を支へてゐる
もう花びらは一つもないが
悲観などしてゐない


ぢりぢりと
ゆるぎない正義のいのちを
蓄電して
飽和に達すると
過去 現 ....
今日は まあ
なんとなく すごして
夜には たっぷり寝て
明日 がんばることにする

というふうに
毎日を過ごしていく

にっこりしたり
ほろりと泣いたり
なんにもできないけれど
 ....
もし君が。


僕の形をまだ 君の中に残しておいてくれるなら

僕は今、ここで、あの夏のまんま凝り固まった君のあどけない笑顔を思いっきり叩き壊して
僕の知ることのない大人びた君の今を創り直 ....
はじまりは
突然ではなくて
地面に染み込んでいく
雨の速さに似ている

背後に潜む
稲妻と雷鳴の予感
と、その準備に追われる頃
夏の気配はすでに
私の踵を浮かせ始めていた

色濃 ....
「もうすぐお別れです」

夏の妖精があいさつに来た

金色に輝いていた姿は
うすく半透明になっている
それでも確かな輝きを放ちながら
小さな湖のほとりへと帰っていく


素敵な夏を ....
男の子は今のうちよ
ちょっと大きくなったら
なかなか話もしてくれないの
うんと大きくなった今は優しいけどね
うちの子にもこんな時期があったんだわ

なくした宝を
手の届かない場所に見つけ ....
1.
長い
髪の
毛を 
梳かす 梳かす
あなたへの
気持ち
梳かす 梳かす
長い
髪の

絡まる 絡まる
梳かす 梳かす
胸のした
まで 
伸びた
絡まる 絡まる
 ....
私は夢月の家に
棲むことになりました

夢月の親は
共働きでほとんど家におらず
独り暮らしの状態でした

ちなみに私の棲んでいたのは
『水槽』というもので
今では空っぽで
綺麗な水 ....
びいどろ瓶の海の中
蒼い泡がひしめきあって
じょあっと波を繰り返す

青藍 群青 紺碧の水
いろんな青がひしめきあって
じょあっと波を繰り返す

びいどろ瓶の海の中
ラムネの匂いを漂 ....
彼がいる。
此処彼処に彼がいるので、
落ち着いて眠れない。

彼は日暮れになると満ち満ちてくる。
丑の刻を迎える頃には、
遙か彼方まで彼で満たされる。
此 ....
おのれの呼吸が
一つの音であるということ
それは
あまりにも気づき難くて
ともすれば
日々の暮らしの意味さえも忘れてしまう


月の満ち欠けは
暦の通りに
全く正しく空に映るの ....
どんどんと
仲間が殺されて
一匹の子豚は恐怖心を抱く
だから
食べて
食べて
気を紛らわす
食べれば食べるほど
「おいしい豚」になることを知らずに

私もなんだか最近は
どんなに ....
 小さな体に大きな生命力
 
 まだ話すことも歩くこともできないのね

 起きてる間は常に泣いてるか体のどこかを動かしてる

 人は弱いもの

 母の父の愛がなければ生きていけない
 ....
あたしの居場所はどこなんやろ?
学校にいるのわな
虐められてるわけちゃうねんけど
ちょっとな
居にくいねん

あたしの居場所はどこなんやろ?
外におってもな
いつだって独りやから
虚 ....
ああ旅はわれと列車の脈拍をクレシェンドして空へみちびく


山走る車窓をよぎる飛魚のキラリ跳ねるような木漏れ日


つり革のとなりでうかぶたんぽぽの綿毛もうみをめざしているの?


 ....
いつもいつもいつも自分に非があると思って生きてきて
悪くなんかないよ、って不意に頭撫でられたら泣いてしまうでしょう?

どうして君はそんなにも優しいのだろう。
綺麗になりたいと思うよ。
はや ....
夕暮れの 空を見上げて ただ一人
らららと唄えば ただ一人

お星さま 夕焼け空に ただ一つ
きらりと光れば ただ一つ

田の蛙 蜩の声 ただ一つ
いつの間にやら ただ一つ
いつの間にやら ただ一人
痛みで目が覚めた。
耳が痛い。
耳の中が痛くて、
くしゃくしゃ音がする。
指を突っ込んで掻き出すと、
耳から蟻がこぼれ落ちた。

まだ音がする。
さらに ....
山麓の寂しい町に

月はかうかうと照つてゐた

すべての人が

月を見たわけではないけれど

みんな

ボールを胸に抱へるやうにして

眠つてゐた
陽ざかりに
影がゆれる
塀の上に
白樫が緑の枝をのばし


陽ざかりに
光がゆれる
そこに咲いている
荒地野菊の花


寡黙な額に
風が吹き


みつめる心も
そっと ....
 道すがら、死体に出会う。
 何か不思議なことがありそうだ。

 虫どもの蝟集して、離散する
 万華鏡。

 夏の大気は、夕暮れの香水。
 その{ルビ路傍=ミチバタ}のあかい華。
 ....
遥か悠久の昔、空と海と陸がまだ混沌としていた頃
全ての命は気ままに泳いで飛んで
果てもない混沌を駆け回るのは楽しかった

亀はいつの時代も競争に駆り出される性分なのか
ある時、亀と鯨が
 ....
排気口に 流れて行くために
従っている 繰り返し

とられた息
ためた息

去れば野にささやくものが



噛み締めるものに 寄り添って

信じそうなあぶなくないと信じそう ....
今日一日の食事を得るために
精を出して働くことは
意味のあること

今日一日の家族を養うために
無理をして働くことも
意味のあること

それらは生きてゆくための
目的なのだから

 ....
お酒を飲んだのがまずかった
初めて会った男に処女を奪われてしまった

「きれいだね」と言い
男は私を抱く

タイムマシンに乗ってしまったみたい

目を閉じると
お母さんのおなかの中に ....
Gのベクトルを探してきて
今すぐに
わたしは ここで うたをうたっている

Fのサイレン拾ってきて
今すぐに
わたしは ここで うたをうたっている


Aのワルツ踊ってみせて
 ....
あれ、
この花火どうしたの
おかあさん もらったの

今日はけんちゃんの命日だからね
買ってきてもらったんです

こんな暑い日だったの

戦死公報に載ってただけ
亡くなった ....
ぽつぽつと落ちてくる水滴が
汗と一緒に芝生に染み渡ってく

うなり声を上げて
宙を舞う砂


きらきら光る砂埃の向こうからは
止まることなく産声を上げるメロディー


この音は
 ....
恋月 ぴのさんのおすすめリスト(17883)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
マニキュア- 壺内モモ ...自由詩2*06-8-31
僕は愛し方など忘れてしまった- プル式自由詩7*06-8-31
ひまはり- 杉菜 晃自由詩6*06-8-31
日々- 日朗歩野自由詩406-8-30
- ウデラコ ...自由詩1*06-8-30
きみといた夏- LEO自由詩13*06-8-30
小さな湖のほとりで- ささやま ...自由詩2*06-8-30
男の子- 下門鮎子自由詩3*06-8-30
髪の毛- 田中眞人自由詩406-8-30
金魚の時間(二日目)- 愛心自由詩206-8-30
びいどろ瓶の海の中- 未有花自由詩11*06-8-30
「_彼。_」- PULL.自由詩13*06-8-30
ノクターンには逆らえない- 千波 一 ...自由詩19*06-8-30
おいしくない豚- 壺内モモ ...自由詩4*06-8-30
姪っこの笑顔- 山崎 風 ...自由詩406-8-29
どこなんやろ?- 愛心自由詩206-8-29
Like_a_rolling_stone…Go!_Go!- まほし短歌14*06-8-29
赤い雨メスシリンダー- 朽木 裕自由詩5*06-8-29
らららとウタウ- プル式携帯写真+ ...11*06-8-29
「_りありぃ。_」- PULL.自由詩5*06-8-29
- 杉菜 晃自由詩12*06-8-29
ゆれる- 石瀬琳々自由詩16*06-8-29
- 白雨自由詩3*06-8-29
*黒い大地*- かおる自由詩10*06-8-29
草の行方- 砂木自由詩8*06-8-29
生きてゆくために無駄なもの- ぽえむ君自由詩10*06-8-29
大人になった日- 壺内モモ ...自由詩6*06-8-29
金糸雀のうた- 藤原有絵自由詩5*06-8-29
花火- あおば自由詩16*06-8-29
サマーフェスティバル- Keico自由詩5*06-8-28

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