幼い頃からいつも一緒でした
わたしとあなたは
いつしか
あなたの右の指に花が咲くようになり
わたしの左の頬に花が咲くようになり
わたしたちは
その花を愛でたり食べたりするよ ....
そこはいつも夕暮れで
暗く沈んだ花園
ある時
一匹の鮮やかな蝶が生まれて
その上を軽やかに舞い始めたのです
私は長いこと
絡み合う植物でした
痩せた葉は光合成を忘れ
さりとて枯れる ....
夏にして 君と出会い
秋にして 君を想い
冬にして 君と結ばれ
春にして 君を愛す
{ルビ季節=とき}を越えて 我が心
奪いし君の その{ルビ未来=さき}に
{ルビ永遠=とわ}の二人を ....
うさぎの
みみが
ぐんぐんのびて
ふしぎになるのを
だまってみてた
ぼくは、
そんなに
できたオトコ
じゃない
しっと
に
むねやけして
かおの ....
風呂の中で
足を伸ばして
長風呂で
くつろぐ
入浴剤をいれ
ユズの香り
すべすべの肌
湯を熱くする
シャンプーは楽しい
泡をたくさんたて
きれいに洗い流す
心の垢も取れる ....
機械でさえ泣き笑う
ハイテク先進し心の豊かさ後進するこの世
この太陽系の
青い星に産まれて
月の模様が兎に見える
島国で育って
アスファルトジャングルの
この街で生きて ....
小さな子供たちは
小指で誓う
幼稚園の無花果の樹の下で
色づく頬はうふふと笑う
遠くで鳴るオルガンはメヌエット
大きな子供たちは
唇で誓う
通学路を外れ孤独を埋めるものは二人以外には ....
近所の小さな公園で
いっぽんの桜を見つけた
去年のいまごろ
この場所の地名すら
知らずに生きてたの
縁あって、ここで生きる
貴女を知りました
今後とも
どうぞよろしくお願いします
ちくわのてれすこーぷ覗いて想うあの星ひとつ囓ってみたい。
土星くんはきれい好き今夜もシャンプーハットで入浴宇宙。
でっかい目玉を ....
今宵も偽りの服を着て 裏の門をくぐる
嘘を吐くクチビル 罪悪感はない
ムズカシイ言葉を喋りだす テレビの音を消して
砂漠への時間を 優雅に楽しむ
タバコに火をつけないで 白い煙を吐かな ....
淡紅が揺れるから心が騒ぐ
フェンス越しの桜並木
隙間から覗くと学び舎が重なって
霞む
春の魔法にかかった
お別れはずいぶん昔に済ませたのに
世界が淡紅一色に染まる頃
すれ違った昇 ....
「ダンス特集-BIGLOBEストリーム」
http://broadband.biglobe.ne.jp/sp_prg_info/index_dance2006.html
このBIGLOBE ....
小枝の先に小さな緑が現れる頃
もう何度も使ってきた
「新しい」という言葉は
やはり新しいのだと不思議に感じる
今まで使ってきた言葉に
何かが足され
何かが積み重ねられ
今までにはない感動 ....
君に対する僕の心は
ほとんど愛で
蝋燭たてとか
傘たてとか
ドアノブとか
靴べらとか
そういうものに
僕はなりたい
....
さんびどおもってらば
まだ ゆぎっこ ふってくるおだおの
まぢの たんぼだば すてっときえで
ながぐつなば はずがしして
みせっこさ よ ....
下肢の無い僕はサーカスのピエロになりたくて 物心ついた時から 毎日車椅子を動かせて街に出て大道芸人の先輩の隣で滑稽なメーキャップとお母さんが作ってくれた服装でパフォーマンスの練習をしている
車椅 ....
「好き」だけじゃ
片付かない事も多いけど
「好き」だけで
片付く事もいっぱいあるんだよ
「好き」だけじゃ
許し合えない事も多いけど
「好き」 ....
うすいろの
はなびらが
はらはらと
散りゆくよう
なきぬれた
おもいでも
この春に
見初められ
ねもとから
べにがさす
わすれない
あなたのこと
....
換気扇の音が気になって眠れないよ。
そういう君のいびきは換気扇の音よりはるかに大きかったけど。
僕は換気扇を止めてベランダで煙草を吸ったんだ。
角を取るなんてズルイ。
そういう君には一 ....
2007/04/03
同人に
駄作と言われ
項垂れて
今晩寝ないで書き直そうと
とぼとぼと帰宅する
明日の朝
早く起きて書き直しても良いのだ ....
遠くの月が淡く光を放ち
少し風の強い街の中を
一人歩いた
僕はもう
この街をあとにして
君のいない街に行かなくてはならないよ
さっきの君の涙に
しばらくは縛ら ....
刀折れ矢が尽きても
倒れられないことがある
身は魂魄に成り果てても
走り続けなければならないことがある
愚かなことよと罵られても
信じるということは疑わないということだ
たとえばそれ ....
いつもの公園を
いつもの様に通り抜ける
春のやさしい風が
耳元を摺り抜け
急ぐ足を止めた
宙を舞う花びらが
諦めかけた夢
明日への希望
冷めかけた愛
失くした情熱
....
ねえ 私
2歳半でお姉さんになったんだ
何も出来ないくせにおかしいね
私なんにも変わってないのにね
飢えて乾いた私
トゲトゲ虫
痛いんじゃない
ただただ悲しかった
泣いたなら ....
楽しいのか
いま
楽しい
いま
楽しいとき
うん
楽しい
楽しいよ!
と言って楽しがる
ような楽しさがふと晩ご飯の後なんかにあって
またはそれは昼ご ....
明星が
響いて
眉間から
無邪気さだけが
踊りだす
畦道から
蓮華の色彩だけを
怯えながら
手折るように
ことばを
間引くと
やっと
....
春 山を見つめる
西の国から旅して来た
黄色い流れが 静かにたゆたい
ゆっくりと全てを覆い隠す
優しさだけを探して
ほかの事には目を瞑り
握りあった手と手を伝わる温もり ....
夜はぴちょん。
月はぬくぬく眠りこけ、
ぽっかりお口を大きく開けて、
しずくを垂らして、
ぴっちょんぴっ。
月のしずくはほろほろほろろ、
夜をすべって、 ....
胸を開け
空を飛び
口をあけ
飯を食う
貴方を失う
山は連なり
思いは残り
心は切ない
靴音が哀愁を
君は振り返り
一層苦しめた
愛に渇望した
あたしはピエロなの
皆の前では
さも楽しそうに踊って
ルンタ,ルンタ
嘘の仮面を被って
今日も踊ります
ルンタ,ルンタ
明日はあなたのもとへ、
ピエロは休業
足取り軽く、
ルンタ,ルンタ ....
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