その昔
まだ名前も与えられなかった頃
僕に
綺麗なモノの綺麗さは届かなかった
1
深い山の奥底で
熊の子供が眠っていた時
その兄は僕が殺したのだった
子供の寝顔に銃声は似合 ....
今日もまた
灰色の空から一日が始まる
青い空は心の中に閉じたまま
銀色の光が大地を支配し
赤い光は記憶の中に収められる
今日もまた
紐でかたく結ばれた一日が始まる
網の中に入れられた ....
{引用=あたいはあの人がほしいんだ}
ぼこ ぼこ ぼこっ
ゆらめく光の波動
何千もの泡、泡
誰も訪れる者はない森の湖水
光すら通さない水底には
主が住んでいる
{引用 ....
ちょっと遠くまで 一人旅してきます
行き先はブルゴーニュ地方 はじめて行きます
街の真ん中にある ノートルダム聖堂の
ケルト信仰と錬金術に関係があるって噂の 漆黒のマリア像に
....
雨を辿り歩く夜
立ち上る想いはもう何処か紛れてしまって
あの日も、あの日も数えてみれば
多くの願いは晴天に、叶っていたのだと知る
そして今は温もりだけ
笑顔も泣き顔も打ち消されて
ひと ....
細い糸のような雨が上がった
日が変ると同時に止んだ
慌しく過ぎて行く日々に
ひび割れていく心
解こうとすればするほど
拗れていく魂
腐るほど希望の詩を書いたけど
....
それは本当の真実だといえば
疑いが生まれる
それは本当の虚言だといえば
肯定が生まれる
否定は肯定へ肯定は否定へ
無限のループ
ただただ其れは多数の意見が ....
赤い陽が窓を照らし
光りに満ちた僕の部屋で、
君の頬は
はじめてキスをしたあ ....
文章が
飛行してゆく
文章が飛行した後を見上げる
たなびく理の跡
ボーイングの羽の撓みのような
少しきょうふ感のある
右上がりの字を気にしながら
ぼくは帽子を深々と被り直す
い ....
夢の国に囚われた
彼の名前はミッキーマウス
どこにも行けない
ワンダーランドの迷い人
ミニーに身代わり赤子を生ませ
排水溝から脱出さ
ここが彼のねぐら
本来いるべき
....
固く固く閉ざしていた扉
私はその重々しく閉ざされていた扉を
大きく開け放った
中では幼い私が暗闇の中で縮こまってうずくまっている
大丈夫だよ、出ておいで
幼い私 ....
ち ひかす ひも くれ
も ふせて ゆく やみ
けどらせ
いけどる
くらがり
ぬけていく
かげ
とげ にぎり
さし もどす
めんたま に
うつすな
かがやき
....
私は貴方と3ヶ月ぶりに会うことに安堵していた。
お互いの生活も知らない時々ふらっと会う仲
その貴方が家に来るのを待っていた。
あまりお互いを知らないのに家に入れたのは貴方だけで、
そんなこ ....
悲しみの向うには喜びが待っている
苦しみの向うには楽しみが待っている
嘆きの向うには笑いが待っている
転んだ先には支えがある
傷ついた先には癒しがある
....
{引用=
ニーチェ著「ツァラトゥストラはかく語りき」より 一部、内容抜粋
}
深淵の世界には 誰もが行き着く門があり
門の傍に一人の人間がいて僕は彼に誓った
「求道の門を抜ける」
彼 ....
僕の賞味期限はいつまでだろう?
本当は知らない間に過ぎてしまっていて
もう味も鮮度もすっかり落ちてしまって
いやいやまだまだ青二才で青臭く
まだまだ未熟で食べられなくて
誰からも本当は相 ....
●Crash!
loading jikai system....
TBTOR Jikai System [version 1992 0503]
TOD:1992/05/03 ....
踊ろう君の手が空いたなら
人生をかけてゆっくりと
時にはクイックやジャンプも入れて
疲れたならスローテンポで
踊ろう手と手をつないで
恥じらいながら大胆に
時にはゆっくりおしゃべりしな ....
冬の中に
君の白い息が眩しくて
なぜか視線をそらしてしまう
ぼくがいる
冬の中に
君の凍える姿が悲しくて
なぜか空を見上げてしまう
ぼくがいる
冬の中に
ぼくの凍える姿に手を ....
都市
その足元は黒に染まる
灼けては、また凍える
現代の 大地とでも呼べるだろう
黒くなった三億の悠久
忘れられて
尊くも足下 誰も
誰も、考えはしないで
あんまり痛くて、裸足 ....
私の道を阻むもの
それは
私を嫌う人か
それは
私を憎む人か
それは
私を恨む人か
否
それは
私
私の道を遮るもの
それは
環境か
それは
欠乏か
それは
....
さらさらと、枯れ落ちた葉が
校庭を這う風に追われ
やがて空へと逃げてゆく放課後
音楽室のピアノはショパンを奏で
窓からのかよわい陽射しと
僕を汚す、黒板のひどい落書き
鞄を逆さにす ....
鍵はすぐになくなって誰かが拾った
落とし物は行ってしまった
落とし物は鍵を拾って
彼らもどこかへ行ってしまった
落とし物は落とされなくなって
後ろ姿は落とされた
彼らはここに残 ....
{引用=
クラヴィ・ヴィエイヤールは小さかった
どのくらい小さいかというと あなたのまぁ 半分くらいで
俗に 小人と呼ばれる 種類の人間だったのかもしれなかった
けれど
....
銀色の穂波は
斜陽に映える芒の原
光と戯れ
丘の向こう側まで
続いている
風は止むことを知らない
運ばれる匂いは
ひとつの季節の終止符
あるいは序曲として
わたしに交わるけれど
....
わたしのなかにも
ちいさな子どもがいて、
大人になってしまったわたしを
おおらかに抱きしめているのだろう。
それに気づかせてくれたのが
あなただった。
小学校の先生をしていたという ....
あなたが
余りにも
輝いているので ....
北へ向かえば
沙羅(しゃら)と響く、雪の羽音―――
心地いいほどに
絡まる、しらべ
高みにずれてゆく、音階
いつだって夢から、さめたら
君が立っていた
両の手に
....
あなたを待つ部屋で
私は時々シチューを作ります
その時は月桂樹の葉を
一枚入れておくのです
入れると入れないでは
香りもずいぶん違うのですが
あなたのいない部屋で
私は夢を見るのです ....
遅刻すれすれの電車に駆け込み
腰を下ろしてほっと一息
気がつくと
握りしめた手のひらにささる
いつの間に伸びた爪
ふいに
携帯電話を取り出し
日付を見る
( ....
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