とんこつラーメン屋のにおいが 
真昼の生ぬるい風に運ばれる 
新宿の雑踏を歩いていたら 
ポルノ映画館の看板下で 
自転車に乗ったおばちゃんが転んだ 

どうしていいかわからずに
ぼくは ....
 6月の雨の中の森
 1ヶ月だけ君は生きていた
 風に任せて森の葉の匂いを僕へ漂わせる
 僕は自分の涙の中に沈んでいたよ 夜も朝も
 これじゃあ「今 会いに行きます」と被っちゃうけど その頃は ....
再生



何もない荒野に
芽が吹き雨が降り

もう一度すべては
はじまってゆく


空は青いよ
海も青だよ

新しいいのちが
生まれる場所


燃え上がる、
緑 ....
札幌発・北斗星4号
B寝台で向かい合わせた
働き盛りの会社員の
聞こえそうで
聞こえない
独り言を呟く癖が
あまりに父に似ていたせいで
初めて上野に行くというのに
考えるのは父のことば ....
         2007/04/29


空飛ぶ独楽を回してる
空を飛ぶなんて
嘘でしょ
嘘!
嘘おっしゃい
ごちゃごちゃと言われて
紐が絡んで回らない
回らない独楽が
困った ....
街を焼き尽くした大空襲の後
一人の男と一人の女だけが生き残った
それは奇跡だった
すぐに二人は恋愛した
やがて銃剣が二人を引き裂いた

それから十年後、男と女は
都会の片隅で再び出会った ....
実家の道を辿った
小学校と中学校とそして高校までの道も
いつも会社に行く道も
家の中もくまなく探した
必ず何処かに私のねじはあるはず
たまたま落としてしまっただけだ

はたと ....
青空の下に
大きな穴が並んでいる

列車が来て停まる
線路の端に
白い雲が湧いていておそろしい
時間になると汽笛がひびき
車両に載せられた人と財布を
地番外にできた
あたらしい穴まで ....
空が揺れている
だから
風が吹いている
その風はとても暖かい
どこまでも翔けて行けそうだ

空が揺れている
だから
心が浮いている
その心はとても明るい
どこまでも飛んで行けそうだ ....
  朝露の潤んだ瞳
  嘘ではないこの時を渡り

  遠浅の君の素振りに

  これまでの痛みを
  眠らせたかったあたし

  一花涙に浮び
  まとった波紋心の
  ....
    くびする糸者
     冷れみて    児
かなさり住に
    おへよっておへよって
              らびが爺ね

東北新幹線の空洞を貫く抒情性を少しも吸収することが ....
トライアングルの音
角で音を出す。
ミュートをかける
カチカチチーン!

体力がなくなった。
ゆっくりと体を休め
いねむりをする
紙飛行機が飛んでゆく

らんらんらん
猫が来た
 ....
やな事があったなら

小鳥の囀りをBGMに

朝日の中で

おもいっきり背伸びしてごらん


ほら今日もまた世界が始まったよ
ちゃりんちゃりんりん
とベルを鳴らしてカーチェイスの様に
すり抜けていく自転車に憧れて

朝のすっと染み込む
水の匂いの濃い晴れた日の風に流れて
ジャっとタイヤを鳴らして

僕にはそん ....
夜のアゲハ蝶の行き先は、決まって、
忘れられた夢のなかの王国の紫色の書架がもえている、
焼却炉のなかを通る。
くぐりぬけて、
グローバル・スタンダードのみずが曳航する午後、
雨の遊園地で、イ ....
焼けていくその空は
思ったより高くなかった

天に伸ばした手が燃え染まる
風が私と空をつなぎ
とけていく境界線

明け方の雨が露のごとく
草にとどまっている
匂い立つ今 ....
春色の街 新緑の芽が
朝露に 光る朝

山の目覚める 春の光に
雪どけ
ながれる
川の 音色は
せせらぎ‥

新しい空気に 深呼吸
風に ゆれる
新緑の葉

雪割草が  ....
母さん、がんばれ

僕は背中をさすることしか
できないけれど
苦しい 苦しい
と言っているのに

母さん、がんばれ

それしか言えない
けれど

今になって初めて
言えること ....
あんなに降っていた桜は
何処へ流れていったのだろう
夜の手がそっと集めて
すこし北の、
山並みを越えたところへ
風に溶かして運んだのだろうか


翠を湛えた葉桜は
それはもう、
ひ ....
まず蕗の薹
雪が溶けて、側溝に水が流れたら大根を
切干しに干せるのは寒のうち
あとは塩して、漬けものの樽

味噌を仕込むのは
麹菌が繁殖するほどにぬるく
雑カビがさほどには混 ....
努力していると
人は寄ってくる
涙していると
人は逃げてゆく

苦労と共に
太って禿て行く
映画館で涙をする
いつまでも孤独

ペンギンの目が見えない
原子爆弾が怖い
何が欲し ....
桜の咲かない四月が終わろうとしている。

 風の強い朝、ひんやりとする外気に体がきゅっとこわばる。先月買ったばかりの白いトレンチコートの前を抑え点滅を始めた交差点を足早にわたる。
 ふと見上げれ ....
もう
どこにも帰れない

そんな気がした夕暮れは
どんなことばも
風にした



 ながれる雲の
 行き先はしらない

 突きとめずにおくことが
 しあわせだとは
 ....
人は時を渡り行く渡り鳥

出会いと別れを繰り返して

寂しくなんかないと

頬をつたうのは涙か雨粒か

風にかき消された言葉

微かに耳に届いた
この太陽は 若く 
光が とっても 透明で
退廃や 停滞を 知らない

月と太陽が 見かけ上
同じ大きさに 見える 
神秘を 理解して

たおやかな 青空を 仰ぎ見る

光を 両の ....
電車過ぎやがて月食はじまりぬ夜風静かにうぶ毛を揺らす

噴水も止まり後には静寂と夢なきわれの影はゆらめく

他郷での海岸にでて小鳥らにここも故郷と言ひてはばかる
おちんちんが歩いていた。

ここは、
公衆の面前なので、
さすがにそれはないだろうと、
ひとこと注意すると。
「みんなやってますよぉ。」
と返された。
 ....
まずは色金山で軍議だね
そして首塚
次は血の池で
槍ではないけれど
互いの刀を洗いっこしよう
その後に
足湯でご機嫌になってから
あの大きな観覧車に乗ろうか
ほねがおれた

はやく なおるように
にぼし たくさん たべてる
いつも たべてる にぼし にぼし

ねるとき
いきが にぼし くさくて

ぼくは
そう
まんぞくな ねこ。
シュルレアリズムの沈む浴槽
蛇口をひねれば あの子の首は捩れて切れる
瞳のね、綺麗な子だよ 可哀想に
真紅のね、似合う柔肌だよ 気の毒に

美は死と補い合って時に共倒れするから
三月から五 ....
恋月 ぴのさんのおすすめリスト(17875)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
新宿小景_- 服部 剛自由詩8*07-4-29
終わりなき詩- はじめ自由詩3*07-4-29
再生- ソティロ自由詩5*07-4-29
父から学んだのはネクタイの結び方とバナナシュートだけ- たいにぃ ...自由詩707-4-29
独楽の台詞- あおば自由詩8*07-4-29
奇跡と恋愛- 楢山孝介自由詩7*07-4-28
ねじを探して- 茉莉香自由詩1*07-4-28
低地- 「ま」の ...自由詩10*07-4-28
空が揺れている- ぽえむ君自由詩8*07-4-28
窓際にて雨は降り走る君- 鯨 勇魚自由詩3*07-4-28
- 葉leaf自由詩17*07-4-28
今日は雨- ペポパン ...自由詩4*07-4-28
リセット- 優飛自由詩2*07-4-28
自転車をかくんだ- プル式自由詩4*07-4-28
落丁した夏- 前田ふむ ...自由詩28*07-4-27
いつもの朝に- さくらほ自由詩14*07-4-27
春の居眠り- 鈴鈴自由詩5*07-4-27
母さん、がんばれ- 乱太郎未詩・独白10*07-4-27
みどりのスケッチ- 銀猫自由詩15*07-4-27
春の食卓- リーフレ ...自由詩1107-4-27
日々徒然なるままに- ペポパン ...自由詩4*07-4-27
春に降る雨- ku-mi散文(批評 ...3*07-4-27
はぐれ水- 千波 一 ...自由詩26*07-4-27
「バイバイサンキュー」- 優飛自由詩6*07-4-27
この_太陽が- アハウ自由詩907-4-27
月食- 村木正成短歌5*07-4-27
「_みんなおちんちん。_」- PULL.自由詩6*07-4-27
長頸烏喙- FUBAR自由詩5*07-4-27
にぼし_たべて- 日朗歩野自由詩707-4-26
五月病発症日時- 朽木 裕自由詩2*07-4-26

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