縦横無尽に うちのチャリ
それがすべてよ マイワールド
五里霧中なんかじゃないんだからね
あんなにも忙しくぼくの脚はうごいていたのに
それいじょうに
踏みしめていたものの方が素早いなんて
なので、いつまで此処にいられるか
ぼくはじっさい
心もとない気分です
....
消失に見えて 絶えず繰り返しているもの
見えなくなったと見せかけて
心には根深く残っている
が 全く其処になかった……或いはないものとして
処理されているもの
そう処理され続けて ....
あたしは
妊娠がわかると すぐ
あかちゃんのことを
愛称で呼ぶクセがある
あーちゃん
息子の病状が安定した頃
2番目の子供を授かった
今度はきっと
女の子だ
そう決め ....
通り沿いにガラス張り
湯島のちいさな洒落たカフェ ペグ
オーナーの娘だろうか店員女性にときめくわたしは
「おはようございます。玄関マットの交換です!」
の発声加減については役者なみだ
マ ....
湿った薄い乳白色をぶちまけた
希薄な空を透かして
柔らかで頼りない日差しが
射し込んできている
激しく荒れていた海は凪いで
波濤は遙か沖合に退いていった
濡れた砂浜に腰を下ろして
....
太古から続く深蒼
空は海を染め
海は空を映す
繰り返す命の歴史
繰り返す君の名前
空と海を結ぶドルフィンジャンプ
僕と君を繋ぐテレフォンコール
離れているようで
すぐそ ....
詩を読んだ日、
見上げると満月だった。
詩を聞いてもらって,
「いいね」と言われる。
詩を読んだ日、
見上げると満月だった。
今年最後の林檎もぎの日は晴れて
山に建つ我が家では霜が降り冷たかったけど
生まれた家の近くの林檎畑に長靴で行くと
陽気で 草露になっている
十月の葉取りから会社の休みには手伝い
雨の日は ....
人類は実に
新たな生命の存在を
吐き気でもって知るのだ
吐き気でもって
つわりは悪阻と書く
なるほど悪詛に違いない
ふしだらに股を開き快楽に耽溺した
メスザルへのささやかなる天罰か
....
行き過ぎた権利主義や個人主義
自己責任という名の帰属錯誤
民主主義に強い指導者を求めるは墜落の予兆
野を流離った苦行者たちや
石畳に血豆を潰した思想家たちが
一生を費やし学んだものはなん ....
群青に鏡のかがやき
月がさやかだ
どこかで
女のからだがたわめられている
せつない幻聴
かなしみを幻視
ただれている
むね疼かせる
透視?妄想?嫉妬?
泣きそうになりながら泣いてい ....
駅前のメインストリートには
すずかけの木を等間隔にはめ込んだ
ビルディングは高さをそろえて
白色と茶色と灰色に塗りわけた
踏切の遮断機は配線が切れているから
決して開くことはないけれ ....
毎日ドレスアップの君
太陽ばかり見つめて
恋文を鳥に運ばせている
片想いの僕は
君の肩に触れることも出来ず
届かない詩を綴って
ときおり零れる
君の涙を
掬ってみるだけだ
お兄ちゃんは アッキー
妹は あっちゅ
ふたりとも「あ」から はじまる
あっちゅの舌たらずを
利発で達者な女の子にかまわれて
いつのまにか ついていたあだ名
「あっちゅ」
語 ....
ももいろ
さようなら
バスで行った昨日
捨てられたももいろ
ゲージの底で
しずかに空を見ていた
ももいろ
さようなら
明日も晴れる?
雨はイヤ
わたしの体
....
どうして
秋の晩は
うらさみしいのだろう
年を重ねるごとに
どんどん
さみしがりに
なっていくように
思う
父と母と双子の兄
4人の食卓は
いつも話し声で
にぎやかだった ....
さかな色の、光が
夜の道を跳ねる
記憶にふる 蒼い雨の想い
街灯の光りは、やすらぎの
{ルビ七色=にじ}を生むこともない孤独に満ち
つめたい 明かりを揺らす
力尽き 腐植し始 ....
愛されていないから
悪ぶっているのだ
などとは
二股の枝が裂けてもいえないな
悪だから
ワルなんだよ
立ったままなのに
寝転んでいるような気がする
耳の奥で冬間近の電線が
風切る ....
中学の用務員パンパカは
第二グラウンド裏手の平屋に住んでいた
戦争中はラッパ手だったのでパンパカ
短気な爺さんでからかうと怒り出すのでパンパカ
上級生の一部男子は面白がってかまっていた
かば ....
はらはらと舞う葉の上に
私はいます
誰にも気付いてはもらえないけれど
私は葉に、落ちて欲しくはありません
ずっと、木の栄養分を吸って
木と一緒にいたいのです
ほうきで掃かれ ....
うちの主人の同僚が
姉さん女房でね
職場でも家庭でも
気を使うんだと
しょげてたそうな
ふむふむ
話を聞いてると
なんだか少し
同僚くんに共感してた
うちは彼とは逆で
主人 ....
天使を探して
ずいぶん経ったが
いまだ一人で
憂鬱に眠るよ
足は裸足で、
薄い毛布をかぶり
水の底の
魚みたいに
眠るよ
眠っているとね
体内の泥が
少しずつ
はみ出してきて、 ....
土屋さん
百日咳ではありませんでしたよ
あぁ
長引いた風邪は
大人の百日咳ではなかった
そう言われて
病院を出たとたん
おなかが空いてきた
朝 家をでるまで
ずう ....
勝手に流れる涙は止められない
産まれた頃から他の兄弟より
小さかったこいつは
産まれた時から皆より
命の灯も小さかった
懸命に生きて
....
梅雨の合間の蒸し暑い日に
祖母(はは)を見送った父は
背負い続けた重たい荷物を
漸く下ろす事を許されたようだ
まなざしが温和になり
急にやつれて見えた
初老の男であった
親 ....
{引用=
(あれもこれもそれもほしい)のは(なにもほしくない)と同義語だって(パパにもママにもムスメにもなりたい)と言ったら、誰もが口を揃えてムリだと笑ったの。
ちいさなわたし
ぬいぐるみに ....
どこかが漏れているらしい
だらしなく垂れ流しているらしい
絶縁したはずの友人に
性懲りもなくメールしてしまう
甘さが原因なのか
胸の奥が少し揺らいだだけで
塩辛い水を滲ませてし ....
下弦の月を軽やかに弾き
地球にメロディーを届けよう
月の響きは軽やかに
ぱんぽろりん
ぱんぽろりん
全ての人に平等に
全ての動物に平等に
全ての草木に平等に
病んだ雨の代わ ....
あたりまえのように
ふたりで
広い河をゆくように
空をわたってゆく
波にだれかをさがすように
おなじものを一緒に食べるということ
目で歯で
舌で喉で臓器で
からだで
あたらしい発見 ....
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