・あいじん
 
雨の色に濡れる
言わば、瞳にも似たひと
 
歌うように憂うものだから
永久という箱に
追いやられてしまった
 
 隠れる、ようにして
 
 ....
 来なくてもいいのに勝手に来たあいつ
 まるで私をあざ笑うかのように


あの日あの時あの場所に
あいつらのもとに
現れなきゃ
見なくて済んだ
知らずに済んだ
どこか別のと ....
昼下がり
太陽が暖かい
散歩に行こう
ウトウトこくこく

6拍子の曲
気持ちがいい
髪を洗って
ドライアーかけて

買い物行って
料理を作って
そよ風になって
貴方の元に届け ....
星降る夜にちいさな灯りがぽつん
ちいさなお家で
窓の外にも聞こえてくる
若夫婦が楽しそうにおしゃべりしているよ

プチプチリルレ
プチリルレ

ここは とってもおいしい と
評判のち ....
もうすぐ
閉館の時間です

あなたは
閉鎖してく放課後
お気に入りの本の隙間で
いつまでも
時間旅行に
行ったきり、
ライトノベルみたいな
軽やかなリズム
があったなら
言えた ....
いつだって人は小さい頃

誰でもその赤い服を着た

もじゃもじゃの白い髭のはやした老人に

夢を乗せてとばしてたけど

今は一人雪降る道でたばこに火をつけ

ぽろりぽろり落ちては重 ....
自分には何もないと思っていた
中身がないんだ

惹かれるまま あっちこっちへ 手を伸ばす
特別なものを 自分は知っている
そう装いたいだけ だったよね

自分には 特別なものなんて 一つ ....
ガラスを吸って
墜落した
ひな雪

ブランと降りた
眼が
かかと見上げてる

時を割る氷
血脈に浮かべて

月の光に
波とかざす
赤く染まる唇に 君は何をあげようか
鮮やかな髪で 顔を隠して
その笑みは僕以外 見せないで
揺れる瞳に映る 牙が眩しい
狼だって恋をする 愛を知る
束縛の熱に己を奪われる
その相手が君だっただけ
死ぬ ....
頬を強く叩くために
雨は雪になったのです
賀露港にたたずむ
漁船のランプを揺らして
海を越えて雪が来ます

  耳をふさぎ目を閉じると
  遮蔽しきれないものが
  肌の上でぴりぴりと ....

雨にたたずむひとがいた種を蒔き。
私は今どうしようもなく空虚な心
境だ。空の暗さにただ身を沈めた
い。恐ろしく空虚だ。しかし、こ
の恐ろしさもまた 空虚。
生存して居るうちに云えば時は ....
無意味と独創
のあいだに立っている

冬の小鳥の
さえずりを演繹したら
おだやかなわたしがいた

ひとりで
ひとりの救いを確立するための
戦いがはじまる

寒くなる
寒くなれば ....
今年娘が
中学を卒業する
生まれたときに
そばにいてやれなかった娘だ
海がめの背に乗って
海中のテーマパークに行くお話を書いてやろうと思う

今年娘が
中学を卒業する
俺に似て
出 ....
最近、体が重くなった
癖がひとつ増えたから




街中では
がちゃがちゃと
大人たちが
癖を重たそうに
引きずりながら
歩いている


誕生日にひとつ
プレゼントされる ....
               081226




1939年製の並四ラジオをレストアし
ケータイ化も出来たので
朗読イベントの小道具に試用した
お客様は好意的で
耳を澄まして聴いて ....
狭庭の片隅に

妻のみつけた

秋海棠


病院の片隅に

ひそと咲いてた

秋海棠


あのころは幸せの

風が吹いてた

秋海棠に
風が強くて

きみがくれたシュシュと共にあたしの長い髪を揺らした。



新宿のイルミネーションは

前を歩くふたりを包んでいた。




つい今まで

別れ話をしていた ....
ベットの上で外の様子をうかがった
街は未だにクリスマスムードが漂っている

サンタさん
今年はこんな高価なものは入りませんでした
私が欲しいかったものは
街のイルミネーションより温かく輝く ....
冬の匂いがする
そんな日は
ひとり
あの日の曇り空を思い出す

車のクラクションが
現実を連れてきたら
どうしようもなくて
心が泣く

ねえねえ
ねぇ…


街角に立っ ....
今日は水族園の定休日
清掃はぼくの仕事だ
すっかり水の抜けた巨大水槽の中
頭上に燃える太陽
遠くジェット機が白い尾をひいて空を行く
濡れたコンクリの地面に空から落ちた星のように
 ....
冬枯れの木立のつづく泥濘の道、
小さな水溜りに爽やかな青空を映して
名も知れぬ誰かの、
虚しく残した懸命な足跡を
突然、山の麓から軋む音ともに登ってきた
四角張った黄色い一匹の獣が、
鋼鉄 ....
大きな水槽の中に入ってしまったのは、
久しぶりだった。


そこは、ゆらゆらうごめいていて、
別々の世界が水素と酸素を融合させている。


やさしみの泡は、その中をぷくぷくと
漂って ....
冬の辞書には
牙が満ちている

燃えようとして
生きようと、
して

裏も表もなく
ただ、それゆえに
いたわりがたい
鋭さが
ある

つめたさに似た
熱量、として
 ....
黙っている時間が増えた
質問が上手になった
よく相手の話を聞くようになった
相手は話しすぎてしまう

体重が4kg減った。
腹筋を毎日する
Walkingをする
音楽を聞く

空の ....
電話のベルが鳴り響き
今日も結局ドアがひらく

面と向かってきらいという
あなた
三島みたい
笑みをこらえきれない
わたし
太宰みたい

近親憎悪が絡み合い
今日も結局床がきしむ
甘い嘘は
かすかに苦味を含んでいて
残酷な現実を連れてくる
優しさのつもりで吐いた嘘で
崩れていく 守りたかったもの
すべてを背負うことが出来ないと
分かっていたのだから
崩壊していく有 ....
幼き者 か弱き者たちよ
休む前に ここに集まり
静かに頭をたれ 心の重荷を降ろしなさい
今日一日 多くの出来事にあい
喜びや悲しみ 希望や不安に
心おののいたことでしょう


今日一日 ....
おんなの子はクリスマスに弱い
街じゅうのカッポルが幸せと思いこむ
じぶん一人だけ不幸に見える
そーゆー日

もしキミに気になる女子がいるなら
 「ラーメン食べに行こうか」でも
 「コンビ ....
街は赤や緑の華やかな祭り
誰もが今夜の楽しいひとときのために
いくつもの贈り物を抱えている
せわしく行きかう人の群れ
皆それぞれ待っている人がいる

どこかで流れてるクリスマスソング
僕 ....
空に果てが無いって嘘
事実、キミは薄暗い部屋で
泣いているじゃない、
僕には判る
キミは失望しているんだ

発狂しそうな青
  沈静を望む赤
 抗えない紫
    (その終着は)
 ....
恋月 ぴのさんのおすすめリスト(17882)
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