を、ありがとう。ね。
浜崎あゆみの声って伸びないなあ、なんて今更言ってみてさ、
君の手の平をそっと齧ってみる。君の肘をそっと舐めてみる。
ぺろぺろ。ね。
鳥たちが冬を支えて帰ってくる。 ....
071223
考える人のポーズで休んでいたら
さぼるなと先輩にどやされた
先輩はそのまた先輩にどやされて
休むことはさぼることだと信じている
生きている ....
くろぶた君が もどれない せかきからの お手紙。
題 さんま
かわらない日が過ぎ くだらない非常識
ゆくえを 教えてよ かわらない メロディー
....
普遍的に
狂ってる
繰り返している
日常って
なぜか陳腐
ビン詰めの心
同じラベルを
綺麗に陳列
あ あ あ
叫びたい
歌いたい
感情って
どこか傲慢
ひっそりと
願 ....
こよりのむすびめ
ねじってつないだ
どこにもいけない
かみの おれめ
かくしたことで
かなうというもの
しんじたよるゆび
まだ いきをしている
あめに ゆきに
やぶれておちる ....
老人たちの寝息が 午後を 静かに揺らす 時折
声にならない声が 響いてくる 痩せた腕で
眠らない彼女は 本を 差し出す
名前を呼んで
私の名前
忘れえないでいるものを
彼女の眼 ....
ヴォルデモート・・・
神に憎まれ 神に呪われ
鼻が削げ
淀んだまなこで 何 望む
奴の叫び声
読経 焼香 魔の式典
ここいら辺りじゃ 娑婆世界
ヴォルデモートは袈裟着て歩く
....
くみこは空を見なかった。青い空は。
猫の匂いのする赤いカーペットの部屋で
AKAIのオープンリール回しながら
見なかった。僕の肩越しの青い空は。
みかと星空を見た。オリオンだけではなく。
....
16年経って動かなくなった壁の
パチンコ屋の景品の
時計の匂いがする
雪が屋根を揺する日に
凍えた足を挟んでくれた
シワシワの両脚の
安心の匂いがする
肝臓をやられ
病室で孫の ....
クリスマスローズは薔薇じゃない
電飾まみれの、トウカエデが、
アオ、とミドリに照らされた、
噴水の、プールにも、映る。
ラッパを吹く天使たち、と、幼く
小さなトナカイたち、 ....
あの日の君は それはたいそう 笑顔で
真冬だというのに
黒いシャツ1枚で立っていた
いや〜 寒いですね よく考えたら12月でしたね
って へらへら笑って言うから そのときわたしは
こ ....
「当時」「杜氏」「東寺」「湯治」「答辞」
本日の"NGワード"
そんな設定がされているのにもかかわらず
あなたはNGワードを連射する
しかも「東尋坊」まで重 ....
雑踏で喫煙をしていると
衛生的な感じの服を着て
酸素マスクを付けた人たちが
群れを成してやって来て
あなたはどうして煙草を吸うのか
と言う
くちごもっていると
健康の為に今すぐにやめ ....
好きだよ 君の言葉が空っぽの心を満たしていく
でも間に合わない
この乾ききった星は潤うはずの心を何処までも吸収し還元する
サイクルが足りない
駆け足で通り過ぎる日常を横目に ....
静かな水面を犯す
色あせた小船
風に運ばれ
流れ
中ほどで止まり
つっと少女が生え
東雲の空を仰ぎ
湖に
か細い背を預け
ざばん
透明なほのお飛び散り
幾多の波紋 ....
聴こえるかい? プーチン、
/////(ノイズ)。
私は詩人たちの口をとおして
今も尚、歴史を変えることが出来る・・・・
ウラジーミルは一九二四年一月二十一日に死んだ、
旧い日 ....
どうしようもなく
傷ついちゃったら
しばらく
休もう
何もせず
じっとしてるのもいい
やりたいことだけを
考える
何ができるか
考える
苦しいんだ
誰だって
君1人じゃ ....
ひとにぎりの世界しか生きていなくて
端と端が繋がって
わたしからは
到底、端が見えない
いつの間にか
周りには繋がりだらけで
端にいないわたしたちは
宇宙の端が見えなくて
....
{引用=クリスマススター
どうかあの子を助けて
クリスマススター
炎ですべてを燃やして
クリスマススター
クリスマススター
この聖なる夜に 神様!}
雪の降る寒い夜
あの子は裸足で ....
ましろい壁に伏せた顔を
100数えて振り向くと
そこは360°静まり返った
今日という日の地平だった
いつのまにか鬼になっていたぼくは
今から探さなきゃならない
閉ざさ ....
ティースプーン2本が
彼の人生の全てだった
安いアルミで出来たそれは
既に古ぼけ
2本重ねてもぴったり合う事は無く
カチカチと無機質な音を鳴らした
男はそれが好きだったし
いつもポケット ....
ファンに囲まれた彼が私と二人でその場を離れる…
二人がいる場所は車の中…
こんなチャンス滅多にないので私はサインをしてもらおうと色紙を探す…
いつも、とりあえず持っているはずの色紙が見つから ....
1
嗚呼、私が死んだときは
どうかその骨を散骨してください
海でも山でもいいから
散骨してください
海に溶けた私は
きっと儚いクラゲになることでしょう
山に埋もれた私は
きっと密か ....
2007/12/15
白々と初夏の短い夜が明けて
東の空にも
シロナガスクジラを思わす雲が
ゆっくりと背中を持ち上げる
美しく光ったりして ....
黒い道がのびている
静かな{ルビ轍=わだち}が寄りそうように走り
道の上には白い雪が
粉砂糖のようにやさしく降り置いて
灰色の空には切り裂く翼もなく
肌を刺す冷たい空気ばかりが動く
....
切なさと手を繋ぎたがる秋に囚われる前に
それら足下の落ち葉と一緒に踏みしだく
弱気なため息より早く決心をして
カケラになど成ると煌めいて厄介なので
塵に変わるまで粒子に還るまで ....
12 靴
身体が自然に
階段の上から二段目に座った
靴箱にずっと押し込んだままだった
ジョギングシューズ
しっかりと紐を結びなおす
....
ことばを交わしたい人がそばにいるのに
壁に貼られたメニュー表ばかり見ている
生ビール550円
横顔を見るタイミングだけうまくなる
「いい人」になんかなりたくない
「大切な人」になりたいの ....
「気楽」を抱き締めた
精一杯に、一生懸命に
「矛盾」が貼りついてきたので
えいや、と払い落としてごみ袋に入れる
これはもえるごみだろうか、と
湿った「疑い」が落ちてきたので
とりあえず床を ....
五条通に輝く街路樹 手招きしてる
クリスマス間近 ロマンティックなシーズン
初デートに選んでしまったのは ロームのイルミネーション
60万の電球達に 見下ろされたり 見上げられたり
君を愛 ....
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