燃やされた
おじいちゃん
体じゅう
今までもらった愛
にじみ出ていって骨
死ぬ前
愛するおばあちゃんに言った
「愛してるよ」
愛してる
これからも
死ぬ間際の
現在形 ....
ゆふぐれ
ふみきり
みずたまり
おむかえの
はは、したがへて
黄いろいぼうし
せおう赤
あたらしいくつ
よごさずに
じょうずに
とべた、よ
はがいっぽん
....
頰杖でまどろむ窓辺何もかも
透き通ってゆく水晶夜にて
草のゆめ針の夢またむらさきの
時のうつろい夜は傾き
果敢ないと花びら時に散るならば
....
自分の娘が二人の娘を連れて実家に戻ってきたら、どんな気持ちがするだろうか。三人の娘も無事に結婚したし、そろそろ引退でもするかな、と思っていた頃に、また娘と小学生の孫娘2人を扶養しなければならなくなった ....
時は昼を告ぐ
車にのりて
街角にあり
見上ぐれば
欠け電球柱上にあり
冷や汗がでる
鉱夫石を掘る
広い野原
風がふく
材もなく
夕食こしらえる
女二人
蝉がささやく ....
霧雨で
全部言ったら霧雨で
それは何千日っていう僅かな
俺たちの
永遠で
霧雨に緑は映えて
おまえの瞳の緑は映えて
そんなに静かに
生まれたての春の花々のように ....
聞こえる 冬の声 広がる 雪の色
涙どれだけこぼしても 愛されたときは戻らない
ふたりで描いた夢だけど 色がつく前に消え失せた
いつまでも 君を忘れられない
沈みゆく 太陽追 ....
星のない空です
花冷えの風が吹いています
胸のうちで風車が回ります
からからと心の臓に触れながら
淋しいのです 淋しいのです
神様 私の弱さをご存知でしょう
私にもう一度 愛を教えてく ....
空の青にぽとり
鮮血でした
ゆっくりと赤だけの虹をわたって
足の指の少しのつめたさで
春は訪れ
きみとの
どうしようもない部分をぽくぽくと
桜を食べて埋めた
おなかからの魔法、 ....
なんとなく嫌な気持ちで一週間を終えて
なんとかかんとかリフレッシュして
気分直してよし行くぞ、明日も頑張ろう なんて
思ってはいたけど
朝起きてみるとどうしても
どうしてもどうしてもしん ....
いっしょに
空を飛ばない?という声に
ぼくは怯えた
だけど
あの雲のうえには
どんな花が咲いてるのか
ちょっと知りたかった
そういえば
この ....
{引用
=上からの目線は脅迫です
同じ目線は安心です
下からの目線は甘えです}
小さな枝の陰に、
小さな巣を作った、
小さな鳥が、
小さな卵を温めて、
....
春を嫌いな理由をつらつらと、
書き連ねてみようとしたが、
一行もつらとも書けない。
なので、
もしかしたら、
春が嫌いではないのかもしれない。
との思いに至 ....
そのとき、検出された過剰な信号がフィルターを通過し、
離散値として処理されたデータが神経線維を走りつづける
肢体の切断、もしくは破損された細胞への速やかな対応
つまり力学的にもたらされたダメージ ....
あなたの想いが
心の中からあふれ出てきて
自分では止められない
やがて想いは
噴水となり
未だにあふれている
噴水の水が綺麗な形をつくるのは
私の妄想のせい? ....
君のその白い腕に
ふれたいよ
君のその首すじに
髪の薫りを
かぎたいよ
瞳と瞳を一つに重ね
すべての世界を
溶かしたい
*
( 車窓はいつ ....
崩れたものがあったのだとして
その日まではこうみょうに
わたしを生かしていた
みじかいはさみで
木工用ボンドで
十二色の絵の具で
ただつくる時間を愛する少年が
思いあたるのは
....
干乾びたあたしに雨は降らない
必要とする者には
与えられない不条理
でも知ってた?
幸福って 身の丈に合った分しか
与えられないんだって
つまりあたしは
干乾びて ....
一人ぼっちの家
タンポポと向き合い
1人笑った。
タバコに火をつけた
手は冷たく
涙が止まらない。
カップラーメンを食べ
セーターを着た。
外は雨
話し相手はいない
歯を磨 ....
今まで空だったところに
建物がどんどんつくられて
空が狭くなってゆく
青くてやわらかい空が
暗くてかたいものに
覆われてゆく
辛いときに空を見上げても
もっと悲しくなるだけで
この弱さ ....
水の匂いが燃えてゆく
漆黒は
うるおいのいろ
こぼれてはじまる
灯りにけむる、
波のいろ
疎遠になれない花の名に
ひれ伏すともなく
かしづく儀礼は、 ....
思い出の隙間からあの人は消えて
荒涼たる未来には誰も待ってはいない
吹きすさぶ風は淋しさを歌うけれど
何も聞こえないよりはいい
何のために誰のためにそんなことわからない
嫉妬で顔を洗い嘆きで ....
頭の中につまっているよ
つららのように出来たんだろうねこの
目にうつるものたち
首の後ろがちりちりしてるんだ
太陽にあきらかにされた
急勾配の斜面の野原を
こわれかけているしずくがたくさん ....
鯨が大きなあくびをしていたから
試しに中に入ってみたんだ
そこはピンク色で
もごもごした物がたくさんいて
うん、なかなか悪くなかった
僕はせっかくのことだから
しばらくここに住んで ....
もしこの命が
明日燃え尽きるなら
今日の私は何をしたらいいのだろう
時計の針は容赦なく音を立て時を刻む
大切な人に手紙を書いて
身の回りを片付ける
こ ....
月が光っています
机の向こうに窓の向こうに
夜の上のほうに月が
丸い月が光っています
こんな夜に何があれば
CDと焼酎と紙と鉛筆
それ以外と ....
夜にまぎれて
雨をみちびく雲の波
朧気に月は
触れてはいけないものがある
ということを諭すように
輪郭を無くし遠退いてゆく
深く、
深く息をして
雨の降りる前の
湿った空気の匂い ....
ゆっくりと足元に転げ落ちた
フォークのカランという音
君はすぐにそれを拾い上げ
照れ隠しのようにしゃべりだす
あのね、あのときね、それでね、それからね
それから、それから
君に会うたび ....
{引用=誰が哀しくて 雨が降るのか}
水面には 先祖様が揺れています
海底では 光こそが恋しいのです
海のキャンパスを塗りつぶす 雨
それはまことに私達の涙です
天の彼方 水 ....
これは、あなたがくれたもの
あなたは栞と言ったけど、
これはわたしのおまもりです
すきと言ってくれた時、くれたもの
生きてきて、あなたに会えた
わたし、知ってるんです
わたしがこの世に生 ....
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