大好きだったあなた

まだまだ幼い恋心だったけど
ずっと忘れられないひとになるって知っていた。

片思いだから愛じゃないっていわれても
それでも愛してた

大好きだったあなた ....
そして石橋さんは
いつまででも女だった

組んだ足から少し見えちゃった
レースのシミーズは
夕方飲まれるべき紅茶の色をしていて

まるで時間なんて関係ないわ 

というばかりに

 ....
知ってた。

ぁたぃのくちぐせが
「どーでもいい」ってこと。

知ってた。

そうやって
すべてのものから逃げようとしていたこと。

今も、逃げようとしていること。
私をかたちつくる
わたしのかたち
私はわたしのなかにあって
手を持ち指を持ち唇を持って
君を抱きしめる

でも
私を入れたわたしを
あたしが包み隠して
誰かとの距離を調節もする

 ....
今日も何にもなく

サプライズが来るわけでもなく

いつもの風景を見て

いつもの夢を見て

ぼくはまた明日の朝日と

挨拶を交わした

マフラーを首に巻いて

パーカーを ....
指先の凍えるのも忘れ
口唇の乾くのも忘れ
午前二時は月明かり

爪先はいつしか
その方へと向かい
消えて浮かんで
また消えて
巡らす想いは
蒼白い夜の膜を
揺らしながらも
冷たさ ....
ふと 家並みが途切れると
東の空に かの旅人が姿を現した
美しい金の灯りの燈る
いつも変わらぬ 微笑みをたたえて

毎晩毎晩 同じ時刻に
太陽の沈むのを待ってから 現れる
謙虚な旅人
 ....
恋とは
 自分にないものを
 求めることなら

愛とは
 自分にあるものを
 抱きしめることでしょうか


「愛し合う」とは
 言うけど

「恋し合う」とは
 ....
ある人が君に言った
愛というものはダイヤの原石
諦めずに磨き上げなさい
今投げ出せば
唯の石ころ


そして君は
僕にこう言った
愛は綺麗で美しくなければ
誰も価値を見出さない ....
陽炎ゆらめく金の砂子
彩雲は海風に吹き乱れ
てのひらに燃え立つストレリッチア
放った水際 横なぎにさらわれる

あの辺を転がってく
サクラ紙みたいな柔らかいの
さっき2人で食べた
カッ ....
永遠の愛、が
刻まれていた
赤い鉱物顔料で飾られて
二千年の地層の中
地中にしみこんだ月の光で
風化した言葉だったから
秘密が解かれるまでそれは
王の名
呪い
花の名前
祈り
そ ....
キミを見つけた。

あの時、ふんわり笑ったキミにボクの胸はときめいたんだ。

確かにボクに笑ってくれたね。

でもボクは知っているんだ。

キミの瞳がいつも前を向いていたことを ....
何も考えられません
何もわかりません
何もしたくありません
何も思い出せません

きっと私は健全で
きっと世間は穏やかで

何も考えずとも
生きられるからなのですが
 ....
雪が降る道で

ぼくは初めて孤独を知った

いつもならぼくのすぐ横に

肩を並べていた君は

いまはぼくじゃない

男と肩を並べて歩いているのかな

しょうがないね

ぼく ....
人間は生まれてきて一番最初になにを覚えるかしってる?
それはね、
泣くことなんだ。

赤ちゃんは生まれてすぐに泣くんだ。

それはね、
人生の中で、涙が大事なんだって、
赤 ....
悲しみを慈しむ
それは

生きてあることを悲しみ
老いてゆくことを悲しみ
病に倒れることを悲しみ
死に別れることを悲しむ

その悲しみに
打ち震える人を
慈しむこと

そして
 ....
宵闇は
切り子細工の紅茶に透けて
紫紺も琥珀の半ばでとまる
グラスの中では
流氷が時おり
かちり
ひび割れて
薄い檸檬の向こうから
閑かに海を連れてくる


壁の時計は
ゆるり ....
あぁ、なんて小さいのか

拳一つ分の命は
ワンポンドにも満たないと

その儚さに反する温もりと
ズシンとくる重さにおののきながら

まばゆいばかりに輝く微笑みに癒され
見守る ....
君のすべすべとしたほっぺたに触れると
僕のとがった気持ちが滑らかになる

君のきれいなひとみを見つめると
僕のよごれた気持ちが透明になる

君は何もしなくても
僕の嫌いなところをいつの間 ....
高架下のトンネルで
埃かぶってた
このまま処分を待つんだなって時に
無理矢理 目を覚まされた
そいつは鍵を乱暴にぶっ壊したんだ

そして助走つけて 
まだ暗い街に走り出した
風のように ....
yes

すべての始まりはyesからなんだよ

noから始まる世界には光はないんだ。

受け入れることってむずかしいかい?

大丈夫だよ。

ムリしたり、強がったりしなけ ....
あぁ、一人を恐れてはいけない
群れの中では
草の声も
月の声も聞こえまい

あぁ、一人を愛してはいけない
風の歌も
小雨の歌も
苦しくさせる時がくるだろう

あぁ、 ....
すきとおったものを重ねていくと
届かなくなる
幾重にも屈折率をいいわけに

すきとおった君を重ねていくと
届かなくなる
思い出が赤方変位に拡散して

すきとおった偏光を重ねていくと
 ....
空は 気まぐれに姿を変えていく。

雲は人それぞれの想像を掻き立てるように 形を変えていく。

美しい形になったり いびつになったり。

でも 空を全く見らず 何の想像もしない人間なんて居 ....
陽だまりの底
君は積み木を重ねる

覚えたての唄
あやふやな旋律が
転びながら流れゆく
楽しげに

また ひとつ

舌足らずで
まちがいだらけの詞は
君に届いた色
そのままに ....
なんかもうどうでも良くなった

15歳のぼくは今受験戦争のまっただなか

ほんとに灰色の空が拡がっていた

推薦は僕だけ落とされ

私立も片方落とされ

そして今ぼくはインフルエン ....
なつかしい歌を
久しぶりに聴いたから

あの頃読んだ詩の一節を
ふっと思い出したから

永遠だと信じてた時間が
いつの間にか
過ぎ去ったことに気付いたから

絶え間なく変わり続ける ....
何処へ行こうか
何処へでも
何処までも

ひらかれた未来は
少し顔を上げて ほほえむ人の
涙も隠さずに生ききろうと する人の
幸せを 高くかかげて
見守っている

夢見る自由は
 ....
おかえりなさい と
響いていた
泣きながら 来た時も
微笑んで 来た時も
胸にしまった たくさんの色も もう
知っているよ と
さあ おいで と
両手を広げて
命を 抱きしめる
寛容 ....
私の父は沖縄生まれだから
血の半分は南国のものなのよ
と、言ったら
君は目を丸くして色々聞いてきたね
東京の凍りつきそうな夜に
白い息をふっと吐き出して
私は記憶をたどって常夏の話をする
 ....
恋月 ぴのさんのおすすめリスト(17882)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
大好きなあなた- スモモ自由詩3*06-2-12
そして石橋さんは- むらさき自由詩3*06-2-12
くちぐせ- まなみ未詩・独白2*06-2-12
銘菓マトリョーシカ- たりぽん ...自由詩8*06-2-12
小さな春- こめ自由詩10*06-2-12
今日のおわりに- LEO自由詩8*06-2-12
金色の旅人- 秋月 笑自由詩206-2-12
恋愛- まほし自由詩9*06-2-12
対話篇- アマル・ ...自由詩8*06-2-12
汗の匂い- とうどう ...自由詩19*06-2-11
記念碑、月に埋もれて- たりぽん ...自由詩8*06-2-11
ふんわり風がふいて- スモモ自由詩206-2-11
絨毯- 燕(ツバ ...自由詩4*06-2-11
むなしさだけ- こめ自由詩406-2-11
涙の場所- スモモ自由詩2*06-2-10
慈悲の白蓮- アマル・ ...自由詩5*06-2-10
早春- 銀猫自由詩18*06-2-10
*きろ、つきはなし*- かおる自由詩6*06-2-10
今よりも多くの- とびまる ...自由詩1*06-2-10
自転車泥棒- KazMi自由詩506-2-10
Yes- スモモ自由詩1*06-2-10
一人を愛する人- 麒麟自由詩106-2-10
透明を重ねた、届かない- たりぽん ...自由詩7*06-2-9
- renchu自由詩2*06-2-9
陽だまりの唄- 佐野権太自由詩9*06-2-9
受験戦争- こめ自由詩7*06-2-9
心の色- さち自由詩16*06-2-9
空の色- さち自由詩9*06-2-9
海の色- さち自由詩9*06-2-9
てぃんさぐの花- まほし自由詩11*06-2-9

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 362 363 364 365 366 367 368 369 370 371 372 373 374 375 376 377 378 379 380 381 382 383 384 385 386 387 388 389 390 391 392 393 394 395 396 397 398 399 400 401 402 403 404 405 406 407 408 409 410 411 412 413 414 415 416 417 418 419 420 421 422 423 424 425 426 427 428 429 430 431 432 433 434 435 436 437 438 439 440 441 442 443 444 445 446 447 448 449 450 451 452 453 454 455 456 457 458 459 460 461 462 463 464 465 466 467 468 469 470 471 472 473 474 475 476 477 478 479 480 481 482 483 484 485 486 487 488 489 490 491 492 493 494 495 496 497 498 499 500 501 502 503 504 505 506 507 508 509 510 511 512 513 514 515 516 517 518 519 520 521 522 523 524 525 526 527 528 529 530 531 532 533 534 535 536 537 538 539 540 541 542 543 544 545 546 547 548 549 550 551 552 553 554 555 556 557 558 559 560 561 562 563 564 565 566 567 568 569 570 571 572 573 574 575 576 577 578 579 580 581 582 583 584 585 586 587 588 589 590 591 592 593 594 595 596 597