一方的な騒がしい工事の後、
ようやく、
今夜の男は達した。
イケコのすごいおちんちんの男は、
結局のところ、
工事の手際の悪い、
クリトリスの舐め方もろくに知 ....
Ser immortal es baladi;
menos el hombre, todas las criaturas lo son, pues ignoran la muerte;
lo ....
初夏の夕焼ブルー
窓から見えるのは
憂鬱色に染め上がった
人の群れ
{引用=
病室はうなり続ける
おーんおん
}
咲き誇る雨の花火
パチパチと
たたきつけられ
消えてゆき ....
夏日を更新するはずの五月晴れが連れてきたのは
冬の残滓のような冷たさで
渺々と吹き荒れる毎に世間を震撼させている
鉄板を舞い上げてしまう風は
それでも人を飛翔させたりはせず
降下する ....
遠くを見すぎて
近くも見えないの
あなたでいっぱいで
いつもキュウキュウ言ってるわ
心がいっぱい見えて
苦しいから 自分が見えなくなるのかな
このごろ苦しいのは
....
ウニを食べながら
酒を飲む至極の時
構って貰っている内が
花
ジャズバーでくつろぐ
ブランデーを飲み
お金がなくなり
風
ダンスホールで
蝶のようにエスコートして
我が身を ....
はじめて
こころのなかに
さいた
たんぽぽのはな
かぜにからだを
ばらまいて
ぶんしのように
げんしのように
そりゅうしのように
たびにでるたび
....
お日様の顔が上気しているのは
一日の仕事を終えて
お酒を飲んだからでしょうか
赤い赤いお日様に中てられて
おじいさんとおばあさんも
僕を残してお家に帰ります
「今日もよく働いた ....
秘められて
冷ややかな 驟雨に
浄化の断片は 陽性を示す
振幅の激しさは
吉祥の香
雨の甘き 音
又 驟雨 来ぬ
ヒイラギの曲線 美に
閉じ込まれた 世界 雫
垂れて ....
ここだけの話って言うから
僕はここに置いておくつもりだった
あなたの大きな目を信じて
たいして大きくはないと思ってはいたけど
そう言うから
嵐が去って
野原を見渡せば
あそこに
....
風が
砂の上に言葉を残していく
見えない指先が作り出す
美しい波
足跡を残すこと が
躊躇われる日に
その言葉の意味を知りえたなら
どんなに救われるだろう
....
やる気ない定期考査の勉強に机に向かえば夢へと向かう
始業ベル鳴って五分は頑張ったけれど眠気は容赦がなくて
取り敢えず解けるものだけ答えたら夢の世界へいざ参らんや
終業のベルでよ ....
朝、部屋の窓を開けると
鳥がさえずっている
実はあなた
この鳥ではないですか
朝、食卓につくと
あじの干物がでている
実はあなた
この、あらわに開きにされた
あじではないですか
....
街では禁煙が溢れ、僕は葉巻とスタッキングカップにコーヒーという
持ち運ぶには少々不便な代物を近所の空き地へ持っていってゆっくりと
たしなむのが好きだ。
かっこいいと言う人もいるが、実際はそん ....
古びた大学ノート
色褪せたページに
静かに眠る
言葉たち
何年も前に
走り書いた
ほとばしる
想いの数々
作品と呼ぶのには
あまりにも
ふぞろいで
できそ ....
猫が
寝そべっている
にゃーん。
彼らはすごい
まるでかなわない
そのポテンシャルに
その存在価値に
それに比べて私はどうだ
大したこともできず
ぐしゃぐしゃとした ....
夜が季節の名前ならば
今夜は惜春
雷雨が迫る黒雲
まだらに明るい空を映して
海が水銀のように揺れる
指先の温度が融点の
あなたという液体
わたしという液体
いつまでも
満たさ ....
1
ひかりは、不思議な佇まいをしている。
向かい合うと、わたしを拒絶して、
鮮血のにおいを焚いて、
茨のような白い闇にいざなう。
反対に、背を向ければ、向けるほど、
やわ ....
みあげると
君はまた
頂上にいて
ぴかぴか光りながら
もう
そこからおりることしか
考えていない
君は
太陽の冠を
いともあっさりと
ぬぎすてる
なにがいいの?
風 ....
1.I
それは私。
汚くて綺麗で
不恰好で可愛くて…
矛盾した心を抱えているけれど
ある意味では愚かしく
個性的で平凡な人間。
2.哀
それは哀しみ。
心が痛んで
辛くてあえい ....
ぱらぱらと降っていた雨の間に
少しだけ見えた
澄んだあおいろ
絵の具屋さんには売っていませんでした
とぼとぼと帰る道
水たまりの中に
もう一度そのあおいろを
見つけました
漆を塗り
さらに金箔を張った
豪華なわたしの部屋には
窓がありません
窓際無いのトットちゃん
トホホ
髪が伸びる
ゴムのように伸びる
オホホ
扉を窓にかえようよ! ....
鈍い 実直な たゆたう
深紅の古びた 出血のような太陽光
陰華の花
その厚い 花弁
暖かな 風に 涙 こぼす
原生の森
分け入る 先の広野
極楽鳥の お導き
しっとりとした ....
疾走す十六の夏が跳ね上げる飛沫に眩み光に濡れて
夢よりも大事なものもきっと夢何追エバイイ遣る瀬ないまま
迷うのは間違っているからじゃない 信じたいのはたったそれだけ
傷つけるばかりの ....
飴玉を噛み砕くように
その{ルビ皹=ひび}のはいりかたのように
割れてしまうのは
誰で
何故なの
五月だ
熱くも冷たくもない
こんなふうにあるだけの季節に
遠いからうつくしい
空はそ ....
月に咲く花は
彩をもたないの
透明は何にも
染まりはしないから
儚げで
それでいて凛として
月の花は
誰にも見られずに
ひっそり咲き誇り
ひっそり散っていくの ....
帰り道を歩いていたら
ぽとん
となにかが落ちたので
ふりかえった地面には
電池が一つ落ちていた
( 塀越しの小窓から
( 夕暮れの風に運ばれる
( 焼魚の匂 ....
世界は忙しく陰口をささやくので
僕は今日もさりげなく諭してやる
満月の夜
聞き飽きた音楽を流しながら
冴えない毎日にバイバイ
魔法使いは大変だ
お母さんに内緒でほうき ....
僕は振り返らないつもりだから
はぐれないようについてらっしゃい
迷路のような路地裏すいすいと
君はわたしを連れ去ろうとしている
銀色の猫とすれ違い
「にゃー」
は、どうやら「やぁ ....
君はどうして台所で食事しているのか、幼心に不可解だったが、幼心に聞いてはならないと、私は、知って、いた。
雪の降った日、病弱な私は靴を隠され外に出れなくされていた。
家の者 ....
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