街にほどかれて

悲しみがほころんで

ふらついていた


悲しまない

悲しむまい


どこかで僕らは

計られ

見守られ

さやかな風が運ぶ

なにを見た ....
 赤紫の記憶は消せないみたい
 でも時は流れていて
 曇り空が晴れて今日神聖な今日晴れていて
 
 囲いから出たなら
 監視が怒るのは無理もない
 望みを絶つ言葉を塗りかえる言葉
  ....
檻の中で過ごしていたようです
どうやら僕はあの頃のまま
で、居たかったのかも知れません

さようならが言えない僕が
鏡の中で嘲笑しても
あの頃の季節を覚えています
愛が憎しみに変わる前に ....
?
エロティックな関係プラトニックな関係
浮気をされたとしてどちらが辛いだろうと
問われてエロティックな関係と答える

そんな青くさくて即物的な僕は
人の心の機微を分かっていなかったと
 ....
またもや不意打ちに
なげこまれたアクシデント
水面がざわざわ騒ぎだす
バリケードをはりめぐらせたつもりが
いつもほんの一瞬のスキをついて
とびこんでくる



ズン と重く腹にしずん ....
その川の子供の神様が
いつからそこに居たのかは
神様自身にも分かりません
気づいた時にはもうそこに居て
そのほかの子供の神様や
村の子供たちと楽しく遊んで暮していました
村の子供たちが夕方 ....
お疲れ様
お仕事ご苦労様です。
夕食の用意ができています。
今食べますか?後ですか?

今日は何かありましたか?
誉められましたか?
叱られましたか?
お客様は喜んでいましたか?

 ....
山の背中にあるものは
いたずらからすの
帰る家

山の背中にあるものは
遊びつかれたきつねの寝ぐら


山の背中にないものは
枯れ葉やつぼみを
こばむもの

折れた枝に ....
夕陽が綺麗

明日も きっと 良い天気だから

明日も きっと 夕陽が綺麗

 いっしょに 夕陽を見ませんか

 それとも 朝陽を見ましょうか

 やっぱり 夕陽にしませんか

朝陽も 夕陽も見ません ....
花は決して人間に
美しいと思われたくて
咲いていない



種を残すため
命を賭して
周りの誰よりも美しく



とは思っていないであろう
自分の姿を知る術がないのだから
 ....
灰皿で休む煙草
立ちのぼる一筋の紫煙
画になっていた時代を懐かしむ
それがロクサーヌのものではないことに
いつもより饒舌なあなたは気づかない
田舎の駅の階段を 
せーらー服の少女は軽やかに上り 
ひらひたと舞うすかーとのふくらみに 
地上と逆さの重力が働いて 
自ずと顎が上がってく 

まったくいくつになっても 
男って奴ぁい ....
青い髪のターヤと、今もふたり虹の入り江で暮らす

ロック歌手であった過去の名声を捨て、女となった私にとって、砂に覆われたこの素晴らしい死の世界では、レゴリス――月の砂――は敵であり、また味方でもあ ....
感動のない
人生なんて
太陽のない
ソーラーカーの様だ

より多く、より深く
知る事だ
時々魔法をかける
おじさんがいる。

一生懸命
真面目に
平々凡々と
生きる楽しさ
 ....
夜風を、友よ、

ぼくは、青春と呼ぼう、


黒の日だまりのなかで

ひとりを抱えて

自転車をこいでいる

いくつか光を過ぎて

セルロイドみたいな

外灯のそばの新緑 ....
傷が癒えていきます
でも
いろいろな声が遠くなっていきます
いろいろな景色が霞んでいきます
嬉しいのでしょうか
悲しいのでしょうか
少し涙が滲んできます
蜂蜜を舐めたらキミを思い出した
夢でも会いたいと願うよ
同じベットで並んで眠れば
まどろみはまるで薔薇の香
心に差す一筋の光

この思いは今にも壊れそうな
飴で作り上げた甘味の花
貴方 ....
ふらふらと 
京都から帰ってきた
 

またウイスキーを一瓶、
一気に飲み干して 

そうだな 
俺は俺を殺したいのだと思う 

今はそんな夜 


また見たいな ....
心の中では頑張れって言っている
でも言うだけで
無意味な質問を繰り返しては
自分を嫌いになっていく
 
鏡に写った自分は
いつかの自分よりも歳をとっていて
素直さだけ忘れてきたかのように ....
?
まだ柔らかな朝の光を受けた街は
サッパリした顔で無防備に佇んでいる

夜に息をひそめていた澄んだ空気を
胸いっぱいに吸い込みながら歩きだす

あらゆる事が起こり得る一日の始まり
だ ....
ちょっと時間がかかりますよ と言われて
会社の休みの日を 指定した歯医者
歯を抜くなんて 何年ぶりだろう
朝から麻酔注射の痛みを思い出した

テレビでは オリンピックの火が来るため
商店街 ....
目眩を起こし
手摺りを捜す右手
宙を荒らした左手

しゃがみこめば
目の前に広がる鏡の世界

鏡は
私をうつす
私は嘲笑っている
その異様なほどに三日月を象る口が告げる

かわいそうに。
あわれよのう ....
軽く結ぶ靴紐と同じ今日の意味握り締めたくて離してしまう

ベランダのまだ乾かないシャツの袖つまんで頷くその顎の先

三両の電車に揺られあくびする瞬間のあなた私のものかも

玄関をそっと開け ....
手を繋げるほどの距離でもなく
見つめあえるほどの、位置でもない
でも、思いあえるほどの湿度や時間が
僕たちの間に満ちている

言葉が、雨みたいに降り注いで
それは数列の大地を黒く湿らす
 ....
見上げた空から
はらはら 葉が
ながれていた

なみだ、かと思った
それは
落ちていたのではなく
夕暮れの空
まっすぐいちれつに
ならんで昇っていた


りょうてから
ふわり ....
( 駅を降りてあなたに会いに行く
  草切れだらけの細い道を )


石に刻まれた文字は失っている
それは削り取られた石屑の体積
こなごなに飛散した言葉の
名残のように鋭く尖って傷付ける ....
あの、ね

  君の語りの中にはいつも海があって
  壊れた砂時計が海岸線を塗りつぶしている
  波はいつの間にか言葉になって
  こだまする、喉の奥

赤いうさぎを抱いた少 ....
{画像=080426092028.jpg}
さあさ みなさん
手を繋ぎ、
夜の踊りを踊りましょ。
赤いライトの輪の内は、
ヘモグロビンのタンゴです。
蒼いライトの輪の内は、
黴びた膚肌( ....
「卵」という文字が 
何故か哀しく歪んだ 
誰かの顔に見える 

「卵」という文字が 
何故か背中合わせに俯く 
ふたりの人に見える 

「卵」という文字が 
何故かずっと倒れずに  ....
雨の降る夜は
無口になって
過ぎるときと
訪れるときを
見つめるばかり
触れるのは
雨の音と
薫る灯り
窓辺においた影を
揺らした

あなたの夜も独り
何を見つめているの
た ....
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