観葉植物に電子レンジのアース突っ込むエレキテル彼女。


ベッドの下からイノキの銅像!謎は深まるイノキテル彼女。


シルクのドレスはインド製でフェアトレー ....
東口を出た歩道橋に 
一人立つ 
目の見えない 
フルート吹きの奏でる 
あめーじんぐぐれいすの 
音色を前に 

手押し車の老婆は通りすぎ 
土産袋を持ったサラリーマンは通りすぎ 
 ....
陽だまりの中で
広い野原を
子猫たちが
とびまわっている

草や
花を
口にしながら
じゃれている

まるで
会話を
しているかのように
迷子になった
子猫たちは
鳴きな ....
きみが少し元気なときに
庭に植えた白梅に
真珠の粒がころころと
それは春の序章とも言える

きみが好きだった春の 前髪が見えて
それはきみの季節とも言えるが
メディアから塗りつけられる春 ....
傷ついたこころに きれいな夢
ひしゃげた気持ちに あしたの光


うたぐった
あなたにひざまずく



命に似せた「愛してる」
風向きは南
飲み込まれ ....
  婚約式が終了した。

  かたおもいではじまったわたしの恋が、

  あなたには不本意ではじまった、わたしたちの関係が、

  結婚へと向けて後戻りはできなくなった。

  あなた ....
窓際 春のはじめの陽に
鉢植えの花が咲いてゆく
緑の葉が孔雀のようだ
朝と昼と夜が流れている

その少し離れた台所の隅に
チューリップの造花がある
流し台のガスコンロの近く
ひそりと赤 ....
雨が降る
重く沈む大地
佇む電柱のむこうに
荒れた風景がひそんでいる
降り続く雨に
思い出が
霞む
やむことのない
雨音の隙間で
ひっそりと
時が無言でいる
今が幻のようだ。
 ....
その色
スカンジナビアの薔薇より
もっと赤い
沈み込むように
夜な夜な世界の果てまで
私のつま先から髪の毛の先まで
何も残さず
燃やしつくす



夢の砂漠は
いつか辿り着くと ....
いたむのも
ごはんを食べていれば
まぎれるのでないかなあ と
考えて
なんだかいつもよりも
かみ
かみ
かみ と
ウインクするように噛んだのです

  たいせつなウインクは奥歯です ....
先日、とある催しで、夏野雨さんという方のリーディングを聞く機会があった。

普段ネット上のテキストでしかお会いしたことのない人が、実際にしゃべったり、うごいたり、はにかんだりしている様を見るのは、 ....
春めいてまいりました お元気ですか

雨が降るこちらです お元気ですか

会いたくありませんが お元気ですか

私が元気な事は教える気はありませんが

君は元気ですか

抽き出しに ....
裸のまま
まぶしそうな仕草で
月明かりに浮かぶ
広場の青銅像の影が
焦点を化石の姿に結ぶとき
恐竜の骨、それが
今日のあなたの言葉

  騙し絵は嘘もつかずにごまかしてきた
  勘違 ....
そこは、海だったかもしれない
砂漠だったかもしれない
眩む赤に息をしたとき
空っぽに鳴いた
 
 
ざわめきを愛ととらえて
神様から定数を与えられる
 
 
わたしは、魚だったかも ....
井戸水を拾って
足音をしのばせて
どうか誰にも
誰にも気づかれませんように    想いを、想いを、想いを
つるべを握って         しのばせて
雨よ、雨           降るのは花 ....
オリオンのまばたきが
霞んで見える
蒼い夜の隙間から

一通の手紙が粉雪のように

宛先が書かれていない
差出人の名も書かれていない
薄い肌色の封筒

糊づけもされていないので ....
やわらかいサクラ木のチップを踏みしめるとつんとして春

子犬の茶色い足首が白くかすむ雲の春


おとーさんは今日も仕事です

わたしはキレイを集めて花束にします


オツカレサマ
 ....
ずっと

強い人がスーパーマンだと思ってた

後に

困ったときに助けてくれる人だと思い直した

そして

大切な人を守れる人こそスーパーマンだと知った

でも

守る優し ....
新宿の高層ビル群のすぐ裏手
ありふれた住宅街が広がる

(歩いている)

かつては丘陵地帯だったであろう
上り坂そして下り坂また上り坂

(立ち止まる)

雀の声烏の声
ヘリコプ ....
スニーカーオタクで

イヤホンつけたまま

大声で歌う

そんなあんたに


自分の意思

全く曲げなくて

やりすぎて 頑張りすぎて

身体壊す

そんなあんたに
 ....
青灰いろの街が夕暮れ

赤がひときわ輝きだすころ

東の低きにそれは座っていた

なんびゃく万マイルその先の


     ○


ラブホイヤーに会いに行こう!

リオデジ ....
春はそっとやってくる
毎年必ずやってくる
まるで地球からの約束のように

だから 私は放り出される
野原の真ん中に
「春の嵐」
真っ白な頭に昨夜の天気予報がよぎっていく

私は冬 ....
{ルビ縁=ゆかり}ない土地で始まった新婚生活

陽に映され灯る若葉

満ちて空と青で繋がるまるい海

遠くと結ぶ虹

夕日の滲む朱い山

足下に松茸がつるり 頭上にさるのこしかけ
 ....
今まで歩いてきた道のりは
華々しいことなんか
なんにもなくて

ずっと思い描いていた
理想の自分
それは、もっと


でも
そうやって歩いてきた道のりが
わたしそのものなんだ、と ....
私の身体は
ブリキのようにきしみ
もう一人の私が
背中にしがみついて離れない
心を
闇の鎖がしばり
壁の見えない
洞窟の中に立つ私には
消えかけたたいまつの照らす
貧しい灯りしか見え ....
庭に植えた橙(だいだい)を
隣のいい年頃の娘が じぃと見ていた
熱視線で家が燃えるわい・・・
と小声で冗談を言いながら
剪定ばさみを手に持って
「家のは少し酸っぱいんだけどねぇ」
と呼 ....
雲になった少年は
涙を流して
誰に何を
知っていてもらいたいのだろう


詩人になりたかったのは昨日のこと
今は風に流されるだけ
それだけのことに
満たされている
嬉し泣きしかでき ....
分かる範囲に囲まれて
安心の輪郭重ねて
もういいかなって思うんだ

人生を旅にたとえた人がいたね
豪雨の中ホームから降りて
道なりに進んだ大使館
絵を描いて
ちっちゃい駅作って
絵の ....
灯りを消して
毛布に包まりながら
朝、からいちばん遠い眠りについて
意識の上澄みに漂う

屋根を叩く雨は
僅かずつ肌に迫って
やがて水の中に
わたしを浸してゆく


雨音は
美 ....
三月とはいえ まだ雪の残る駐車場から
会社の玄関に入ると 大きなスーツケース
今日 帰国する中国の人達の荷物
十名の三年間 勤めた生活がまとめられてある

タイム・カードをおしてロッカーに行 ....
恋月 ぴのさんのおすすめリスト(17884)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「_エレキテル彼女。_」- PULL.短歌6*08-3-25
五線譜の橋__- 服部 剛自由詩17*08-3-24
陽だまりの中で- 妖刀紅桜自由詩6*08-3-24
さくら_さよら_さら_さら- たちばな ...自由詩37*08-3-24
そら- caleha自由詩12*08-3-23
婚約式の覚書- 逢坂桜散文(批評 ...808-3-23
花人形と陽- 砂木自由詩15*08-3-23
- Etuj ...自由詩508-3-23
君に見せたい赤い花- さき自由詩1008-3-23
きりんのみるゆめ- 縞田みや ...自由詩6*08-3-23
夏野雨論_〜撃ち抜くのは、つよいことばなんかじゃないよ〜_- umineko散文(批評 ...12*08-3-23
拝啓- 藤原有絵自由詩108-3-23
夜の散歩道- たりぽん ...自由詩6*08-3-23
- 倉持 雛自由詩808-3-22
しのばせて- ふるる自由詩18*08-3-22
オリオン- 乱太郎自由詩20*08-3-22
キレイな春- 西日 茜自由詩9*08-3-22
スーパーマンになりたくて- 短角牛自由詩208-3-22
西新宿四丁目界隈- kauz ...自由詩8*08-3-22
はちみつパイ- 愛心自由詩8*08-3-21
天体の誘惑- 吉岡ペペ ...自由詩608-3-21
春の約束- ましろ自由詩3*08-3-21
みちのくのまち- ましろ自由詩1+*08-3-21
わたし歴史館- こゆり自由詩6*08-3-21
帰還- ここ自由詩808-3-20
ご挨拶- 千月 話 ...自由詩10*08-3-20
手をつないで- 小原あき自由詩12*08-3-20
中断- 佐々木妖 ...自由詩11*08-3-20
雨のセレモニー- 銀猫自由詩10*08-3-20
シェイシェニィソンウォッダリーウー- 砂木自由詩3*08-3-20

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