ジャガイモの皮を剥いたことある?

妻に尋ねられ
そういえば
記憶に残っていない

娘が小学校低学年のとき
いもの皮むき みんなでしたとき
血だらけになった男の子がいたらしいよ
娘が ....
いつの間にか
風は冷たく
木の葉が色づき
貴方の周りは
ひと足早い秋

この空と大地は繋がっているのに
貴方と私の心は
手を離れた風船の様

渇いた心、募る思いを
鞄に詰め込 ....
それは学校の帰り道
ふいに表れた入道雲のせいで
大きな大きなたまり水ができていた
ふとノゾいてみると
さかしまの街が映っていた
でもよく見ると
私もさかしまに映っていた
反 ....
さあ 耳を澄まして 心を静めて
金木犀の香りにだまされないで
こちらをじっと見つめて
あなたの手のひらにのっている
この罪は何の罪?


そう 口を噤んで 囀り止めて
秋桜の可憐さにま ....
友達が死んだ

まともな恋愛もしないまま

友達が死んだ

親孝行もしないまま

友達が死んだ

ペットの世話も途中で

友達が死んだ

食べかけのリンゴを残して

友 ....
僕の
頭の上で

機嫌を損ねた
灰色の空が

意地悪そうに
雨を降らせる瞬間を
見計らっている

僕は
被った帽子を
顔の半分まで引き下ろして
小さく
舌打ちをしたけれど
 ....
今日は学業がお休みだった為に少々頭を使ってみた。というわけでは無い。初っ端から申し訳ない。すいすい。あ、「すいすい」は「すいません、すいません」という意味で時々僕が使う言葉の一つです。すいすい。他にも .... 赤い部屋 鍵の束
黒い猫 稲光り
足音 足音 遠くなる
人影 人影 消え失せる

(君は知っているだろうか この感情が何かを)

禁じられた書 落ちる窓
目隠し鬼 白痴の横顔
雨音  ....
逃げ場所は どこだ
酒かタバコか 男か女か

逃げ場所は どこだ
週末か未来か 妄想の中か


声をかけて張られるバリア
視線そらさないで ホント凹むから

そんなに僕が嫌いか ....
ひとりで
回転寿司に行きますと
何周もしている
モンゴイカにふと
周回遅れのじぶんじしんを重ねて
真向かいの
ホスト風の男が
うにいくらと注文しているのを
同じ色の皿ばかり積む私は
 ....
駅へ向かう道すがら
はいいろをした四本足の生き物が
とぼとぼと歩いていた

(   )駅では
列車が遅れていることをみんな知っていて
でも
みんな口をつぐんでいた

恋人たちは
別 ....
あの日
いつもより10分早く起きた

あの日
朝食はトーストとポテトサラダを食べた

あの日
うお座の運勢は第三位だった

あの日
重要な会議があるからと
君は三 ....
風に
揺られる
けして
折れることはなく
風に揺られる

しなって
しなって
狂ったみたいに
しなって

風のないとき
やわらかな光に
輝けば

大昔から伝わる
 ....
それはきっと

お月様
木漏れ日
嵐の夜の海
森深くにある空気
金木犀の薫り
我が子の寝息
君と触れ合う指先の
ぬくもり

当たり前にあるすべて

当たり前じゃない

す ....
灰色のコンクリートには
ない、ない
としか書かれていなくて

薄紫色の夕暮れには
さあ、さあ
としか書かれていなくて

茶色の地面には
まあ、まあ
としか書かれていなくて

青 ....
建築中で骨組みの
家の前で 
彼はぼうっと立っています 

皆それぞれ忙しそうに 
柱の上や足元で 
とんとん釘を打ってたり
しゅっしゅとカンナで削ったり 
重いバケツを運んだり 
 ....
{ルビ呑気=のんき}な仮面を被っていても 
ほんとうは 
わたしもあなたとおんなじように 
ひとつの大きい影を背負って 
流浪の旅路を歩いています 

木造校舎の開いた窓に 
手を振って ....
巡り来る時が
交錯する瞬間
ゆっくり、たおやかに
観覧車が宙に弧を描きはじめる

小さな箱の中では
あたしとあたしの中の永遠のこどもが
膝と膝をくっつきあって

   回る…ね
  ....
予感する、
みどりの枝葉は
たわわなきんを孕み
ひとときの甘い溜息や戸惑いを
その足元に散りばめる

枇杷色の、
おぼろなる気配は
風の匂いに神無月の宵闇を語り
遠くなった声の記 ....
ロクに眠れない夜を過ごす内に
頭の中に小さなモンスターが生まれた
ヤツは俺に囁きかけてくる
やってしまえ
気持ち良くなれるぜ
ドロドロした渦に抗うのは止めて
身を任せて狂気を解き放て

 ....
一生懸命マスカラ塗って

暖めたビューラーで扇状にカールさせて

鏡の前で何度も角度を変えてチェックした


なのに このありさま


ここ一番て時に下まぶたは黒ずんで

至近 ....
明日教会に行くよ

澤田さんという牧師さんに
挨拶をするのだ

「アーメン」と
(誰に?)
言ってもらうために

「アーメン」と
(わたしたちに)
言ってもらうた ....
降り出した季節のはじめのひとしずく 僕は知らずに踏みつける夜


おぼえてるもうわすれてる ふりだしではじめにふったさいころのめは


泣き出した君の最初の一滴を 知って知らずか{ルビ宇宙 ....
   胸をはだけた まどろみの昼下がり
   エロチシズムの逆光が
   夢を遮って あなたの愛撫の手が止まる

   なぜ、なぜ、なぜを
   くちびるに言い含めてから
   ゆ ....
夢のように細い骨で
ぼくたちは生きてきたんだね




愛についてを乞うたのならば

骨と枯れても

幾千

幾憶


そこには声があった、と
想う

 ....
また一つ 秋が深まった
日々 透明な大気が 澄んで

また 今日の思い出は彼方へ
遠く 降り積もるのですね

桜の葉は 紅葉しているのでしょうか
あの 岡へ 登らなくては
人気のない
 ....
大塚駅北口の商店街は薄汚れていて風切って歩くチンピラが絶え間なく行ったり来たりしていて、角のゲーセンの二階の奥の、使い古された脱衣マージャンに相変わらず俺は百円玉を山積みにしてる。もう何度裸にしたか分 .... 『海の中で時計は止まる』

そっと手をつなぎながら
僕ら海に泳ごう
ひと足とびに歌を口ずさんで
思い出の波にゆらぎながら
毎日君に話せなかった言葉を話そう


『羊が手を振る』

 ....
恋をしてしまった

あぁ 恋だ  これが恋なのだ

恋をしてしまった
ドキドキしてる

恋をしてしまった
えらいこっちゃ
僕には妻もいるというのに

恋をしてしまった
君じゃな ....
きみの
笑顔の理由を
そっと教えてくれないか

ぼくらはそれを
上手に広げてゆける
知らないうちに
新しくする


ささいな物を
拾い集めてゆくことが
ぼくらを作り
 ....
恋月 ぴのさんのおすすめリスト(17882)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
じゃがいも- 乱太郎自由詩17*07-10-9
冬が来る前に…- @ショコ ...自由詩207-10-9
たまり水- 麻生ゆり自由詩4*07-10-9
林檎の刹那- 渡 ひろ ...自由詩11*07-10-9
死ぬということ- 森下 流 ...自由詩4*07-10-9
気ままな散歩- Porter自由詩2007-10-9
僕はこんな事を考えている。- プル式散文(批評 ...1*07-10-9
羅re:覩- 朽木 裕自由詩4*07-10-9
どこに手を伸ばせば繋がる手があるんだろう- 北大路京 ...未詩・独白10*07-10-8
おひとりさま- ふぁんバ ...自由詩22*07-10-8
again- ふるる自由詩16*07-10-8
あの日- 1486 106自由詩6*07-10-8
ススキよ、ススキ- 美砂未詩・独白3*07-10-7
kamisama- こころゆ ...自由詩7*07-10-7
人生ノート- 小原あき自由詩24*07-10-7
うつろな大工_- 服部 剛自由詩107-10-7
山下_清_- 服部 剛自由詩7*07-10-7
からっぽの観覧車 - 九鬼ゑ女自由詩307-10-7
金木犀_2- 銀猫自由詩12*07-10-7
頭の中の小さなモンスター- 鋼鉄漢自由詩207-10-7
バリア- まりも自由詩2*07-10-7
教会に行きます- むらさき自由詩1*07-10-7
仮称_流星雨- たりぽん ...短歌10*07-10-6
逆光- 九鬼ゑ女自由詩207-10-6
ぼくのかなしみが骨に似ていても- わら自由詩36*07-10-5
また_一つ_秋が深まる- アハウ自由詩207-10-5
マグダラ- rabbitfighte ...自由詩8*07-10-5
宵闇気取りでコンニチハ- プル式自由詩12*07-10-5
恋をしてしまった- 北大路京 ...未詩・独白6*07-10-4
小粒な実- 千波 一� ...自由詩6*07-10-4

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