涙が流れて色になる
どんなことであれ
何か一つのことができるまで
寒くて凍えそうになっても
暑くて動けなくなりかけても
泣くことを我慢して
ようやく成し遂げる
その時になって
自然 ....
一行が零れてきそうな
静けさに
眠りなさい と
夜は耳元でささやく
白い羽を揺らす誘惑に
応えようとする肉体
沼地の底に落とされるかもしれない
そんな不安は
片顔隠した月が
煙草 ....
朝の太陽が 岩陰の
涼しげな 水に
ポツリポツリとたまる
水壺に光を差し
彩る
オーロラ色が
右左へと
飛び散る水面が 綺麗
竹筒より 流れる水が
乾く喉を誘い
手をす ....
夏の夜
かなわない恋に
何を期待しているの
ゆかた姿のあなたが
花火の色に染まったとき
私が背伸びをしたって
届かないとわかった
打ち上げ花火のよ ....
深い底に揺れる魚
泡に守られ音も遮り
悲しい夢は見ないのと
とっぷり沈んで眠りについて
真珠に珊瑚にキラキラと
底に輝く宝石の中
涙だけが浮き上がり
日の光を反射する
全て忘れ ....
奪われた約束までの昇階段 枷を片{ルビ瞳=め}に数え続ける
君の名を叫ぶ周波にふらついて砕けた硝子は星の模細工
慰めで引き剥がされた青のフェイク{ルビ鎖状=さじょう ....
トンネルを抜けると
そこは火の玉の中だった。
ドラゴンの怒りは
熱かった。
アイスを頬張り
扇風機に当たり
汗たらして
ハンカチでぬぐう
熱視線は否応無しに
注がれて困り果て ....
ボールペンの中
色づけされた決め事が
力を預けられなければ
生きた証をはしらせられないことと
無関係に沈黙している
トンネルに守られてる
暗闇の声達
キャップをとって
かみへ
....
誰も
さよならを言わない
誰も、何も、言わない
*
ジ、
ただ
重々しい青へ、空の、青へ
弾け散るように飛び立った蝉の
既にこげ ....
公園のトイレの結界を破り
用を足そうとすると
紙がない
わたしは紙を探す旅に出た
トイレの予約は
忘れずに
回数券で地下鉄を一駅
街頭でティッシュ配りをしている
手に取ると ....
広告のチラシに空白を作って
自分の世界を広げていたころ
遥かに遠い場所で
狂っていた気がする
夏休み
朝顔
日記帳
全て投げ出して
風鈴を眺めてた
ちりんちりんと
感覚 ....
君は本当のことを言わない
嫌われたくないんだね
俺は腹をくくってる
どんな君でも受け入れるよ
僕を信じて
冷たくされることが辛い
アイ ラブ ユー
数え切れない辛 ....
ただ
空だけが去っていくよりも
窓から見える電車の行方が
気がかりだった
アフターサービスは万全です
断言した店員が
明日にはまた別などこかで
同じような物語を語り続け ....
誰だって あって当たり前なんて耐えられない
誰だって なくてはならない存在でありたいから
互いを伝えあうんだよ それを 選んだんだよ
与える 与えられる その繰り返しなんだね
理想は気配を ....
アスファルトの道を歩いていたら
急に波打ってしまったので
なんだろうと首をかしげていたら
そういえばこのところの猛暑で
線路が歪んでしまったことを
思い出していた
ミニィは
アス ....
あなたは陽のように
わたしの胸を
つつんでくれました
わたしは影となり
あなたの心で
生かされたいと願うばかりです
あなたは哀しみをまとい
それでも生きようとする姿に
光り ....
亡くなった人の骨は美しい
悲しいくらいに美しい
外浦海岸を歩く
白い砂の上を歩く
足跡ができては消え、できては消え
さらさらの白い砂、右手で掴んだら
指と指の隙間から
すうっ
と、 ....
DIVA
響きのないところに唄は産まれ
伝えようとしている。
幾つかはこぼれ
すでに無くなったのだとして、
ひとつひとつ、
朝日に撫でられて ....
指の動きでドレミを造った
見たことのない音
奏でることに夢中だった
何に夢中なの?
そう聞いて返ってきた言葉に
私は膝を抱えた
寂しいからじゃないよ
....
いつか、
絶対に来ない
来ることのないいつかへ向けて
わたしはリンゴを収穫する
重たい実をぷっつとハサミで
ずっしりとしたひんやりが手に
枝はお辞儀をして
チャオ
それ ....
今日のデートの話題は 『宗教と法と税金』
話を聞いている僕は楽しいけれど
うなづいているだけの僕に飽きてないのかな
あまりにも無知らしい僕に 母親は「新聞を読め」と言い
兄は「ニュ ....
冷房の効かない部屋で
冷たい水でよく洗ったトマトをまるかじり
お母さんは
「下品よ」
って、言っていたけれど、一人暮らしの今だからできること
今年の夏は、伊豆には帰らない
愛する人がで ....
透明な海
透明な空
澄んだ音
ゆるりと時
苦しい思い
苦しい時間
苦しい気持
苦しい運命
今風を読み
飛び出そうとする
羽を何回も広げ
明日の為に
物足りない
もどかしさを
誰かに拭って欲しかった
甘えた声の行く先は
ただの虚しさだなんて
愛してるを言えば
頭を撫でてくれたから
私はにゃぁと鳴く
猫にすら憧れた
....
砂糖菓子のような
夢のかけら
そっと口に
ふくんでみる
舌にとろける
甘美な余韻
目眩がしそうな
媚薬の効きめ
たちまち身体が
熱くなり
カオスの世界に
堕ちてい ....
やまのおくからウグイスのこえ
うまくなけないウグイスに
がんばれ がんばれ と 縁側から おばあちゃんのこえ
ほーほけきょ
うまくなけた ウグイスに
おじょ ....
走り続けること
自らの体力の限界を知る
そして
自らの走り方と
これから生きてゆく走り方を
知ることになる
走り続けること
それによって
自らの限界を
勝手に決め付けていただけで ....
後ろ髪を惹かれる想いで、まだ君を忘れたくないって思ってる、ほんと。
君が、長い髪の方が好きだって知ってるし、会えない分ずっと伸ばしてたのは、ほんと。
でも、諦めなくちゃいけないからと思ってる、ほん ....
知らない誰かが 僕に問い詰める
「平和な世界って どんな世界なんだろう」
一言 こう答えたよ 「誰も見たことのない世界」だと
楽な生き方だって 覚えたよ でも 強くはなれないよ
ここで語っ ....
滲んだ肌に香水が匂う、
視覚からこぼれた淡い影たちが
発せられない声とともに
音もなく、永遠へとむかう
冷たい未来の交じった
柔らかな過去の感触がまだある
つい今しがたも、
昨日も、 ....
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