細い細い手すりなので
あまり寄りかかると
折れてしまう折れて

そこにおんな一人立ち
ぐううと力込めて見せる
見せて笑う

おとこおろおろし叫ぶ
危ない危ないあ ぶ な い

お ....
寂しさを積み上げた山は
秋の匂いがした

木の実を拾い動物達と話す

寂しさを暖かさが溶かしていく

山がすっかり溶けると
みんな消えていた

残ったのは

痛いくらいにしんと ....
あらゆる意味で
生成流転の日常がいい

今日 新しかったものが
明日 古びてしまう

永遠と思われたものが
もろくも崩れ去る

野性の獣のごとき
機敏な世界

日々が日輪と共に ....
猫とジャレる 君がスキ

猫もスキ 猫で遊ぶ君がスキ

猫の手スキ 肉球がスキ プニプニ感 スキ

君がスキ 猫の真似をする 君がスキ

君がスキ 猫よりスキ
 ....
昨日はきみを傷つけたので 
布団にしがみついて
うつ伏せたまま 
闇のなかに沈み 
眠った 


夜が明けて 
目覚めると 
窓枠の外に広がる 
朝焼けの空 
ふわりと浮かぶ 
 ....
「もこもこと旅に出るんだ!。」

そんな寝言をきみが言うので、
ぼくはすこしだけ、
もこもこになってみる。
もこもこになったぼくは、
きみの夢に潜り込み、
 ....
春はすぐそこまで
来てるはずなのに
冬と談合してるんだな
雪でも降りそうな空だ

ジャスミンティーは
飲み飽きたから
ほうじ茶を飲んでる
眠気ぬぐえなくて困るな

近頃デジャヴはも ....
まっすぐ伸びた茎に
まだ開ききらない
若いガーベラ

その素直に親しみ
その芯を持て余した

ガーベラ
まぶたの間に
顕れた苦しみ
黒目を大写しにする
苦い海水のような涙
喉に ....
会いに行かねばと思う
30年経った父は老けたと思う
母が老けたからきっと父も老けたと思う
会いたいなんて
これっぽっちも思っていないと思っていたと思う

少ない記憶の中の彼は
またがる肩 ....
  雲

あんまり空が
低いので
私は泣いて みたのです

いいえ私は泣きません
ひとつも涙は零れません
とけてゆかない成分だから。


  ひとり

あなたをきずつけぬよう ....
さようなら
その言葉だけは使いたくなかった
もう二度と会えなくなる気がしたから

赤城颪に背中を押されて
僕らは学び舎からと飛び立つ

ごめんね
泣かないって約束したけど  ....
おまえの乳房の形をたどって
月が闇に向かって死んでゆくぜ
ほら
見上げなよ
あんなにも
雲と星屑に讃えられて

死んで
このふしだらな世界からいなくなっちまうなら
 ....
 
『おはよう』と
交わす言葉に
含まれた
想いを感じて
愛察(アイサツ)となる
 
 
『また明日』
逢えると信じ
別れてく
確かな愛を
そこに感じた
今日という日が重いのは
明日が軽くそれは人差し指に引っ掛けられるほどだから

今日という日が重いので
僕は日向にしゃがんでそこに唾を吐く
少しでも削れればいい

冷たい空気の中でも
太 ....
星も見えない
どこまでも暗い夜
ごうごうと唸る夜の咆哮と
草原を吹き渡る風の音だけが響く

僕はひとりきりの部屋で
夜が明けるのを
時が訪れるのを
ただじっと待っている
わずかに僕を ....
行かないで、お願い

そう言って小さな女の子が俺の手を引いた
夕暮れ 海に落ちてゆく日は
どうしていつもあんなに決定的に
強烈に 
美しいのか

海辺の教会から ....
 雪が解けたら君の街まで行こう
晩秋の夜に君と春までのお別れをしたんだ
 動物達は冬に備えて食料や栄養をたっぷりと蓄えていた
 植物達は短い一生の終わりに未来へと繋ぐ子孫を残していた
 ....
大講義室で机に突っ伏し熟睡
ようやく目覚めてもまだ教授は話をしている
大学の講義はやたらと長い

君はすこし呆れ顔で
顔に寝あとついてるわよって
解読不能な文字が並ぶ僕のノートに ....
昼間の大きな空を見上げて

大きく背伸びして

ゆっくり飛んでいる飛行機は

雲を描きながら遠く遠くに消えていく

だいぶあたたくなったこの時期で

僕はまた暇をもてあま ....
影を踏むように
引き留めても
すり抜けて
肌に服にはりつき
ぬぐいきれない汚れのように
透明でいとおしい
たんぽぽが
そこにあった、ということ

   ロゼッタの刻印を
    ....
                     1999年


所属の解除 所属の解除
所属の解除って何ですか?
それはですね、所属を解かれるということで
学校を卒業したり、会社など ....
ひかりが刺す
季節を切り取って
差し出す
ひかりがさす
まぶしいから
細めて
睫に燐光がいくつか

引っかき傷もいくつか
ついて

それできみの輪郭がようやくはっきりした

 ....
東京に来て八ヵ月が終わろうとしてる。
その実感が少しづつ沸いてきて、博多に帰る。
未来は確実に迫っている。
東京を総括する。なんて大げさなモンじゃあないが、いつも、九州代表の気分だったから、東京 ....
はじけたんだよ はじけたんだよ
わかりやすくいうと ぼくの脳内
α系回路にきみの画像がスキャンされて
性興奮反射にはたらきかけたんだよ
抑制(^o^) 冷静(-_-;) 理性(*!*)

 ....
遥か遠い未来
人類は一度滅亡した
放射能に満たされた地球は
再び人類が支配していた
ようやく科学文明が芽生えた頃である
土の中から
直方体をした箱が出土された
その一つの面には上下を赤と ....
ひとりの部屋で 
哀しい唄を聞きながら 
歌詞を机にひろげて読んでいると 
窓からゆっくり日は射して 
机を覆う影は 
波のようにひいてゆく 


  * 


窓の外を見ると  ....
死んだら人はどうなるのかな
誰もその先を見た事がない
天国や地獄は存在するのかな
僕はどちらへ行けるのかな
まぁそんな事はどうでもいいや
それより夕飯にはカレーを食べよう

 ....
君の弱さが優しさが
君の美しさに傷をつけ
君の寛大さにケチを付ける
それを知って
逆に認めてくれる人なんて
手を差し伸べてくれる人なんて
同じ立場を境遇し乗り越えた
余りあ ....
ひかる                                                                     
きおくの                       ....
あなたの唇と
わたしの唇は
近づけば引かれ合い
重なり合います

だからわたしたちの引力は
この地球よりも強いのです

月の引力で
潮の満ち引きが起こるように
あなたに近づくと
 ....
恋月 ぴのさんのおすすめリスト(17882)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
あぶない- ふるる自由詩11*07-3-19
春は月の裏側に- プル式自由詩8*07-3-19
表層の嵐- アハウ自由詩4*07-3-19
猫がスキ- 北大路京 ...自由詩5*07-3-19
「_夜明け_」_- 服部 剛自由詩11*07-3-19
「_ぬくりもこ。_」- PULL.自由詩11*07-3-19
ゆるやかに過ぎる- 水中原動 ...自由詩807-3-19
ガーベラ- ポッケ自由詩10+*07-3-19
父に会いに行く?- 七味とう ...自由詩10*07-3-19
かなしみ- こしごえ自由詩34*07-3-19
赤城颪- 1486 106自由詩9*07-3-19
花々- 水在らあ ...自由詩27+*07-3-19
挨拶- 秋桜短歌407-3-19
こぼす- 水町綜助自由詩7*07-3-19
草原にて- 未有花自由詩18*07-3-19
ジプシー- 水在らあ ...自由詩38*07-3-19
- はじめ自由詩9*07-3-19
追伸- ささやま ...自由詩8*07-3-19
一人冒険- こめ自由詩1107-3-19
春の泥、にじんで- たりぽん ...自由詩16*07-3-18
中学生- あおば自由詩11*07-3-18
空港の横- 水町綜助自由詩12*07-3-18
東京_八ヵ月- soft_machine散文(批評 ...21*07-3-18
もう止められないんだ- 佐野みお自由詩107-3-18
過去の未来- ぽえむ君自由詩4*07-3-18
「_窓辺の日射し_」_- 服部 剛自由詩7*07-3-18
カレーライス- 1486 106自由詩6*07-3-18
新しい色に輝いて- maynard自由詩307-3-18
ひかりのした- smorzando携帯写真+ ...9*07-3-18
引力- 三条麗菜自由詩15*07-3-17

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