酒を飲みすぎた後で

生活が憎たらしくなる

虚ろな眼をして

日の光を見やるときには


仕事らしい仕事はすべて

白々しく見えるものだ

それは酒に飲まれても

飲ま ....
{引用=
籠の中の小鳥たちが寄り添って
ささやいている姿を眺めながら
アルコールを呷り言葉と戯れる

自己意識を突放し抹殺し
消失にのみエクスタシーを求める者は
虚無が広がる世界に
制 ....
日々 生きている

毎日の雑用に流されながら
悩み 喜びを交互に感じながら

生きることは 理屈ではないと
思っている

子育ての時期は
自分を忘れて
子供たちに 愛情をそそいだ
 ....
中洲に立ち止まった時間

初めてなのに何故だか懐かしくて
辿った記憶の終着点には
少年が笑いながら花を引きちぎっていた
涙腺をどこかに落っことしてしまったことで
確かに愛は死体となった
 ....
アンドレ・ブルトン 女は影なのですか
 こんなに世界は変わっているのです

口に出せないことを 何かで紛らわすのは
 枯れていく体と共にあります

孕まないメンスをメスをいれ すべて取り出 ....
白い天井を見つめている

黄金週間の夕暮れどき

一日のさいごの光を見つめている

壁にはパンプキンの絵画

胸にかぶさる世の戯れごと

天井のもう少しさきを見つめよう

少し向こうには

希望のふり ....
春色慕情


無関無色といえること
五月の夜に悟れり

本を買わず
本を失わず
酒食を節し
心の赴くさまに
生きて禍なし
完成はせず
技を磨かざるべからず
常に研さんして
 ....
母さんがオナベをしてブクロに住んでくれた
小林商事つぶれたろうとヘッセと安室ちゃん
古着屋の需要はまだ高い赤耳のリーヴァイス
(後略)
                猿渡群馬

この詩を ....
回線は切らずに
口を閉じた

私信は返さずに
目を瞑った

耳にはイヤホンを
捻じ込んであるから
君の声は椎名林檎だ

鼻は塞ぎようがないから
自分の愛しい臭いを
嗅ぎ過ぎて吐いた

誤解を解こうと ....
速められたリズムは
濃紫の草むらへと
向かわせる

込み上げてくるものは
体内の水源

飲み込まれたものは
いつしか蒸発し
すり替わる

虫を殺してしまったら
かたつむりを踵で ....
どこにいても
ここにいても
みんないってしまう

――節目の春

大切なものほど遠くへ
あたしは呪った
世界を
運命を
孤独を
この身に触れるすべてを

たくさんのさよなら
 ....
かび臭い二月に始まる
情けない恋のうたをサチコに

ぼくはある日
茶色い少女に恋をする 髪も制服も靴下も
少女は教室で教科書をカバンに詰め
僕は黒板のようにそれを見ていた

せっかくの ....
青い色、胸底でからむ
糸は しんなりよわよわしく
しかしどうやったら、というほどに
むすぼれてしまって
ほどけようもなく

手と手をとるとき
ふたりは
どこにいても
山の奥を感じる
 ....
見えないように 幾つも隠していった
触れないように 何度も遠ざけていた
光よりも 陰よりも 離れた場所に

別れの予感は 互いを追い詰める
傷増やす約束など 出来やしない
つまらない嘘を  ....
故郷のある街には
とても 不似合いな
未来都市

さいたま新都心

そこに
ジョン・レノン・ミュージアムはある

もう開館10年
じきに閉館となると聞き
あわてて 訪れる

 ....
 
 
どうぶつは
おとなになってもなく

うれしいときも
かなしいときも

ここにいるよと
いってるみたいに

にんげんはどうだろう

ためしにないてみると
どうしても
 ....
ふつうの夜だ
いつもこんなだ
憂鬱をいくつか抱え眠気に襲われるまで
それと戯れているいつもの夜だ

駅ちかのホテルは満室だった
フロントの女の子は親切で色白でかわいらしかった
だけど部屋 ....
成り成りして成り会わないところと
成り成りして成り余っているところを
刺しふさぎて

霧に包まれた丘の上に浮かぶ洋館
その二階の出窓は開け放たれ
類人猿の咆哮が丘の下まで響き渡る

す ....
飛行機雲の航跡が
壊されていく
四角い空

紺碧色

天へと続く
巨きな螺旋形のオブジェにもたれ
名も知れぬ女が歌う
くたびれたシャツをまとい
ガラスのビルに閉じ込められた
小さ ....
去年から始めたガーデニング
油断すると
ぼうぼうに生えて
せっかく植えた
マリーゴールドや
ガーベラを
押し退けて
弱らせてしまう雑草
その生命力に圧倒されて
手指が痛い

雑草 ....
 まださむき五月のあさの机にて妻まだ起きず吾は聖書を

 風邪をひき咳と痰とに悩まされ五月の連休初日過ぎゆく

 愛そそぐ人をえたとのメイル受け子の幸せを神に祈らん
泣いたり喚いたりすることに
何の浄化作用があるのだろうか

僕の愛する人は
涙も見せず
痛いとも言わず
ただ静かに窓の外を見詰めて
もうすぐ春だね、と微笑んでいた

少し早い誕生日ケ ....
バタバタと飛び回る

バッタみたいな仕事ぶり

こんな零細企業では

何から何までやらねばならぬ


会社のみんなには

いろいろとご迷惑をおかけする

でもしょうがないじゃ ....
あたしはきっと じゃなく
絶対 あなたが好きです

アドレスを知ってたって

メールがこなくちゃ意味がない
電話が鳴らならきゃ意味がない

メールを送らなくちゃ意味がない
電話を ....
夕食どき
うまい匂いを
換気扇で
まわし出す

数年前
子供の声と
その匂いを
そとからクンクン
羨ましく思っていた
あんな自分が

いまや
家のなかで
騒がしい息子たちを ....
夜毎交わされる言葉に
どんな意味があるのだろう
だとか
気にする方が変人なのであって

おやすみなさい

眠りに就こうとする挨拶
という意味に純化されて

軽い/重い
どんな思 ....
我が子とまではいかないが

年の功での助言にて

ぼろ屋の手入れをし始める

憧れの農業よりも楽な筈

草刈り、刈り、刈り、

思い出す

父が庭木の手入れして

母にまだ ....
水曜日の夜明け前
午前3時に起きたからって
別に魚河岸に行こうってんじゃないんだ

ただ奇妙な夢にうなされて
凍えた静寂の音の真っ只中に
目覚めてしまっただけなんだ

夢の中でおれは岩 ....
すまし顔して立っている木や

憂い顔している電灯は

いったいなぜ

四角く丸くなめらかでいるのか

尋ねたって応えやしないけれども

なんとなくさえ浮かばない

到底呑み込め ....
やわらかな日差しと
浮かれる街に誘われて
少し冒険に行ってきました
普段電車に乗らない私にとって
キップを買うことから冒険なのです

ペットボトルを開けるのに必要な力加減と
ポテトチップ ....
恋月 ぴのさんのおすすめリスト(17883)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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生きてゆくこと- 森の猫自由詩3+*10-5-5
東梅田駅8番出口- 中原 那 ...自由詩810-5-4
つぶやき- yoyo自由詩410-5-4
天井のもう少しさきを- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...1010-5-4
春色慕情- 生田 稔自由詩1010-5-4
観照なのか過干渉なのか不感症なのか性感染症はない私_;- salco散文(批評 ...15+*10-5-4
ひとり- nonya携帯写真+ ...8*10-5-4
睡蓮- within自由詩12*10-5-4
春、あれから- 百瀬朝子自由詩2*10-5-3
恋のうた(サチコに)- オイタル自由詩4*10-5-3
彼女と彼女- 美砂自由詩4*10-5-3
ひみつ- 蒼穹自由詩410-5-3
Yoko_と_Youko- 森の猫自由詩5*10-5-3
越境- 小川 葉自由詩710-5-2
いつもの夜- 吉岡ペペ ...自由詩410-5-2
月の嗤うさき7- ……とあ ...自由詩7*10-5-2
「歌姫」- 月乃助自由詩11*10-5-2
- 小原あき自由詩4+*10-5-2
朝早く起き- 生田 稔短歌510-5-2
春のない国- 高梁サト ...自由詩17*10-5-2
残業- 久亜麻ジ ...自由詩3*10-5-2
ホシに願いヲ- くゆら自由詩610-5-2
換気扇- こころゆ ...自由詩410-5-2
おやすみなさい- kauz ...自由詩3+*10-5-1
赤い斑文- yoyo自由詩310-5-1
I_am_a_rock- nonya自由詩7*10-5-1
quake_FOR_you- maricat自由詩2*10-5-1
春の冒険- ルナ自由詩610-5-1

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