「ぶっとび市」というのがあって
白地に赤の幟旗が何本も
雪の壁に並んでいる
二〇一一年二月十一日
町は風が吹いて
人は四方にかしいで
青空が小さな冬の森を翳らせている
何がいやと言って  ....
ウマウアカの谷に
春が来たよ お嬢さん
ウマウアカの谷が
歌っているよ お嬢さん

聞きかじったフォルクローレが
頭の中でループする

空を突き刺す白い山脈の彼方から
響いてくる ....
皆 求めていた
この時間

たおやかな時間
ほっとする空間

言の葉を発することを


開店したばかりの
明るいガラス張りの
こじんまりとした
ポエトリーカフェ ....
 こわれてゆく街のなかで
 こわれてゆく耳になって
 ぼくは
 通りすぎてゆく乾いた硬い音をきいていた
 ビル風に
 靴とアスファルトの
 靴とデパート通路のリノリュームの
 靴 ....
エッセイって
どんなものなのか
わからないのだけど

日記なのですかね?
日記とはまた違うのかな?

あまり
堅苦しいって言うか
きつい
批評はしたくないんですけど

感じたま ....
風が涙を後ろに吹き飛ばしてくれるよう
顔を切り裂くような冷たい北風に顔を向けて
身体をつんのめるようにして歩き出す。
冬の並木道は魚の骨のような街路樹と
銀色に輝くアスファルトの路面が光って
 ....
{画像=080325021315.jpg}


だから教えてください。

手段を尽くしても、
想いを伝えたい自分は、
知らずにいられない。
傷つくこと、
傷つけることからは逃げられな ....
木蓮は一心不乱に花を咲かせ
嘆くように朽ちていく
茶色い花弁を散らかしながら
乙女のように衰える

しかし枝には
細かな緑を隠していて
生きること
静粛な佇まいの内に主張している

 ....
まあ綺麗。
月はどうなつてゐるのでせう。

あゝ、飴利禍軍人の湯たんぽみたよな足跡がべたべた残つてゐるさ。
乗捨てて行つたゴオカアトとか旗竿とか、そんな金属玩具や芥も其儘だ。

まあ、あの ....
頭が痛かった

酒を飲んだからか

ひと駅わざとゆきすぎて

寒夜の家路をえらんだからか

たいせつな存在が嗚咽していた

ほそい声で頭が痛いと伝えていた

だからだろうか
 ....
星の見えないこの街で
少し大人になった気がしていた
車両の行き交う音、サイレン、雀の囀り

は、聞こえない

喧騒の楽しみ方を忘れてしまったのは
最深部の傷が癒えたからなのか


 ....
でも僕は
どちらかが欠けたら
ここに、なかったんだ


この薄暗い世界に落とされ
光と音を身に纏って
痛みと心地よさを知るの


全ての装備が揃っているから
汚いものを無視できな ....
「この戦いが終わったら」
とか言うのは何とかフラグなので(笑)
縁起でもないのだが
この戦いが終わったなら
今度こそ子供らが安心して眠れる国にしよう
子供の親たちが汚染で途方に暮れたり
し ....
岡ちゃんはフラれた昨日をネタにしてジョークジョークと高笑う
ねじり鉢巻キマってんのにモテねぇじゃんか
あらよっ もいっちょ
ソビエト連邦崩壊しても
コンベアの冷凍サーモン高々と積みあげ
平和 ....
そうだ  

可哀そうだった人が見える
骨から出た思いは未来

世中てんやわんや  
屍が地上を睨む 

壁 壁 飛ぶ

破壊して平らにして 
実践   
風 風  
憧れの ....
{画像=110323015507.jpg}



撤退する? しない?

引き際ってあるのかな?

方向転換? 戦略的撤退?

心が悴んだ?

景色が急に日陰した気分?

 ....
君の記憶の一部になりたい
風の匂いの記憶

音の記憶

感触


君の記憶の片隅でいい

そこにある一部になりたい

そうすれば

いつも一緒だ

忘れられる事もあるだ ....
瓦礫のやまにゆきが積もる
毛布をまとった老婦
明かりをとざされた夜の 白い息
あなたは、そのすべてを可哀そうだという
ここには明かりも暖もある
温かな食事も好きなだけ使える水も

重湯を ....
薄い灰色の隙間から零れる

春の色


耐え抜きし者たちだけに与えられる

鮮やかな緑の命

足音は徐々に近づきつつある


静かに


冬眠しながらも 新たな命を温存し ....
私が
詩を書いている理由
自分の心の磨きでしょうか?

いろんなことを
詩にして
表現したいからです

それと
自分の個性をもっと
詩に託して出してみたい

私は
文章を書く ....
しとつく雨のなか
ふたりで歩いたキャットストリート

ぶらぶらぶらぶら

久しぶりに会ったあなたは前会ったときとなんにも変わっていなくて
顔を見たら何だかほっとした
心の糸が一本緩んだみ ....
昨日があって今日があって明日が来る

当たり前だと思っていた事が
当たり前でなくなってしまったあの日

まるで映画を見ている様で
涙が頬を伝う

今日一日をどう生きればいいかなんて
 ....
  おっぱいは最後がいい
  まずはくちびるからがいい
  それからうなじの匂いを嗅いで
  おなかの温度に埋もれるのがいい
  おっぱいは最後がいい
  まるでそこに興味がないよう ....
その後で
脊髄反射が起こったように思った
開いた手を握りしめた
その後で
守らねばと思った
思い及ばぬ人々の尊厳を

「語りえぬものについては人は沈黙しなければならない」

今年7月 ....
解けない知恵の輪

笑顔で育てた雨雲

陰影を這う蜥蜴

心電図と信号
曇り空の夕陽は
やけに朱色の粉っぽくて
窓から見える景色が
変にくすんでいます。
日がな一日床に入って
分かりもしない本を読んだり、
他人の不幸の報道を
リバイサンから御裾分けしてもらっ ....
タコ焼きやさんは足ぱんぱん

寒い日、雨の日、足ぱんぱん

市役所さんから立ち退き命令

とおりすがりの常連さんたち

ゆるい反対してくれるけれど

タコ焼きやさんは足ぱんぱん
 ....
密やかに正体を薄らげる
かすかな雲に七色のにじみ
月はいつもひとまかせで
美しい虹色の夜景を照らす
ネイルを数えるように
なにもかもを数える声
それらすべての合計は
生まれた数に等しい
 ....
友達

おまんじゅうが六つ
入った箱が届いて
この前のおかえしだって
吉村姉妹、妻の友達
クリスチャンの友人

今日は月曜日
テレビの家庭ドラマ
妻と共観ている
一五年前夫を亡く ....
行方不明のオーパスは
タリーズコーヒーにもスターバックスにも寄ることなく
ファーストクラスで西へ向かう
上空には虹が

 虹という漢字はなぜ虫偏なのだろう
 空から魚やカエルが降るって
 ....
恋月 ぴのさんのおすすめリスト(17882)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ぶっとび市- オイタル自由詩511-3-26
ソング_・_オブ_・_インディオ- nonya自由詩15*11-3-26
たおやかな時間- 森の猫自由詩12*11-3-26
女性性に関する一考察- 石川敬大自由詩17*11-3-26
日記でもいいのかな?- そよ風さ ...散文(批評 ...3*11-3-25
風邪- ……とあ ...自由詩6*11-3-25
だから知りたいのです_/_立ち尽くす自分は- beebee自由詩511-3-25
木蓮- モリー自由詩10*11-3-24
大満月- salco自由詩4*11-3-24
割れたっていい- 吉岡ペペ ...自由詩511-3-24
鉄格子、外れた- 中原 那 ...自由詩311-3-24
意図せず繋がっている。- AquArium自由詩111-3-24
マニフェスト_−No_More_Fukushima−- 大村 浩 ...自由詩6*11-3-23
ボクらのバラエティーブック- 乾 加津 ...自由詩12*11-3-23
風_浜辺なのか_- 民次郎自由詩511-3-23
前傾姿勢_/_倒れる時は忘れずに__”_前へ_”- beebee自由詩811-3-23
最近おもうこと- こころゆ ...自由詩311-3-23
明日のない部屋- 月乃助自由詩8*11-3-22
I_come_in_spring_by_all_means_ ...- tomoyan*自由詩1*11-3-22
詩を書いている理由- そよ風さ ...散文(批評 ...3*11-3-22
雨の日デート- つゆ自由詩511-3-22
あの日から…- @ショコ ...自由詩111-3-22
おっぱい- 草野春心自由詩12*11-3-21
その後で- N.K.自由詩1*11-3-21
イメージ- 自由詩3*11-3-21
一日の終わりのエイリアン- ……とあ ...自由詩17*11-3-21
きみのメルヘン- 吉岡ペペ ...自由詩611-3-21
遙か、月虹。- たりぽん ...自由詩5*11-3-21
友達- 生田 稔自由詩211-3-21
じぇっとえすけいぷ- 佐和自由詩211-3-21

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 362 363 364 365 366 367 368 369 370 371 372 373 374 375 376 377 378 379 380 381 382 383 384 385 386 387 388 389 390 391 392 393 394 395 396 397 398 399 400 401 402 403 404 405 406 407 408 409 410 411 412 413 414 415 416 417 418 419 420 421 422 423 424 425 426 427 428 429 430 431 432 433 434 435 436 437 438 439 440 441 442 443 444 445 446 447 448 449 450 451 452 453 454 455 456 457 458 459 460 461 462 463 464 465 466 467 468 469 470 471 472 473 474 475 476 477 478 479 480 481 482 483 484 485 486 487 488 489 490 491 492 493 494 495 496 497 498 499 500 501 502 503 504 505 506 507 508 509 510 511 512 513 514 515 516 517 518 519 520 521 522 523 524 525 526 527 528 529 530 531 532 533 534 535 536 537 538 539 540 541 542 543 544 545 546 547 548 549 550 551 552 553 554 555 556 557 558 559 560 561 562 563 564 565 566 567 568 569 570 571 572 573 574 575 576 577 578 579 580 581 582 583 584 585 586 587 588 589 590 591 592 593 594 595 596 597